
2025年12月29日
不倫の考え方
浮気・不倫の慰謝料相場はいくら?判例368件を独自調査し金額を解説
不倫慰謝料の相場は、50万~300万円程度です。別居や離婚の有無等の個別事情により金額は変わってきます。今回は、浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくらかについて、判例368個を独自に調査、分析したうえで解説します。
投稿日:2026/08/15
不倫ケース別

熟年不倫は、婚姻期間が長い夫婦に起きることが多く、不倫問題だけではなく老後の生活設計にも関わります。
熟年不倫を知ったときは、証拠の集め方や慰謝料請求の方法だけでなく、離婚する場合の財産分与や年金分割についても確認しておく必要があります。

この記事の要点
・熟年不倫を知ったときは、証拠を集めたうえで、夫婦の今後について今後の方針を検討しましょう。
・熟年不倫の慰謝料相場は50万円~300万円程度であり、熟年不倫では婚姻期間が長いことは増額事情として働きやすいです。
・離婚を検討する場合は、財産分与や婚姻費用等を確認し、離婚前に生計の見通しを立てておくことが重要になります。
この記事を読めば、熟年不倫を知ったときの具体的な対処法がよくわかるはずです。
目次

不倫慰謝料弁護士コンパスで
不倫慰謝料に強い弁護士を探す

熟年不倫とは、40代から60代以降の方が、配偶者以外の異性と肉体関係を持つことをいいます。
熟年不倫と一般的な不倫の違いは、夫婦の婚姻期間が長く、老後の生活に与える影響が大きくなりやすい点です。
特に、婚姻期間が20年以上で、不倫も数年以上続いていた場合には、慰謝料の増額事情として判断されやすくなります。
ただし、法律上「熟年不倫」という特別な区分が設けられているわけではありません。
不倫慰謝料を請求できるかどうかは、年齢ではなく、配偶者以外の異性と肉体関係を持ったかにより判断されます。
単に二人で食事をしたり、SNSでメッセージを送ったとしても、熟年不倫にはあたらないことがあるのです。
不倫の意味や、不貞行為・浮気との違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
熟年不倫を知ったときは早期に行動へ移すため、対処法を押さえておくことが有益です。
例えば、熟年不倫を知ったときの対処法としては以下の3つがあります。

それでは、熟年不倫を知ったときの対処法について順番に説明していきます。
熟年不倫を知ったときは、まず証拠を集めましょう。
熟年不倫の証拠がなければ、言い逃れされてしまうおそれがあるためです。
証拠は、不倫慰謝料を請求する場合だけでなく、離婚する場合や夫婦関係を続ける場合でも必要となります。
離婚や慰謝料では示談条件に深く関わるため、夫婦関係を続ける場合には不倫再発防止に向けて誓約書を作成するためです。
例えば、熟年不倫の証拠としては、ホテルへ出入りする写真や、SNSの親密なメッセージなどは不倫当事者の関係性がわかるため集めておくといいでしょう。
証拠は、「誰と誰が、いつ、どこで、どのような行動をしたのか」がわかる形で残します。
ただし、不倫相手のアカウントへ無断でログインするといった行為は、別のトラブルに発展するおそれがあるため避けた方がいいでしょう。
不倫の証拠となる資料や集め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
証拠を確保した後は、今後の夫婦関係について話し合いましょう。
熟年不倫を知った場合でも、夫婦の意向によっては離婚ではなく夫婦関係を続けることもできるためです。
話し合いでは、不倫の事実や不倫期間を確認したうえで、不倫相手との関係を終わらせる意思があるか確認しましょう。
離婚を検討する場合には、財産分与や婚姻費用等について協議することになります。
夫婦関係を続ける場合には、不倫相手との関係解消を確認した上で、接触禁止や違約金等を定めた誓約書を作成することになります。
誓約書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
熟年不倫への対応に不安がある場合、弁護士に相談しましょう。
慰謝料請求が認められるのか、どの証拠が使えるかといった判断は、法的知見が必要となるためです。
弁護士には、不倫慰謝料の見通しだけでなく、財産分与や婚姻費用等の離婚に関する事項についても相談することができます。
また、弁護士は相手方との交渉が可能なため、配偶者や不倫相手との話し合いも、弁護士へ任せてしまうことができます。
特に、熟年不倫における離婚では、財産分与の金額も大きくなりやすいため、双方の財産を正確に把握することが重要となります。
弁護士であれば、弁護士会照会等により適切な調査が可能であるため、財産調査に不安がある場合には弁護士に相談してみるといいでしょう。

不倫慰謝料弁護士コンパスで
不倫慰謝料に強い弁護士を探す
熟年不倫は今後の人生に大きく影響するため、取り得る選択肢を押さえておくことが有益です。
例えば、熟年不倫を知ったときに取り得る選択肢としては以下の3つがあります。

それでは、熟年不倫を知ったときに取り得る選択肢について順番に説明していきます。
熟年不倫があった場合、配偶者と不倫相手に慰謝料を請求できる可能性があります。
熟年不倫は、配偶者が負う貞操義務に違反し、夫婦関係の平穏を侵害することがあるためです。
ただし、以下の場合には不倫慰謝料を請求できない場合があります。
また、不倫相手は求償権という、慰謝料を支払った後に負担分をもう一方へ請求する権利を有しています。
夫婦関係を続ける場合に配偶者への求償権行使を避けるため、求償権を放棄させる代わりに慰謝料を減額することもあります。
求償権の意味や負担割合、放棄させる場合の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
熟年不倫があった場合、配偶者に離婚を請求することができます。
配偶者の不倫は、法律上の離婚事由として定められているためです。
夫婦間で合意が見込める場合、話し合いで離婚する協議離婚をすることができます。
合意できない場合には、家庭裁判所へ離婚調停を申し立て、裁判離婚での手続きを進めることになります。
調停でも話し合いがまとまらなければ、離婚訴訟を提起し判決により離婚の可否が判断されることになります。
熟年不倫が発覚した後も、夫婦関係を続けることはできます。
不倫があったとしても、夫婦関係を続けるかどうかは夫婦の意思が尊重されるためです。
夫婦関係を続ける場合には、不倫関係を解消させ、再発防止に向けて誓約書を作成することになります。
例えば、接触禁止条項を定め不倫相手との接触を封じた上で、違反した場合の違約金等を定めておくと実効的な内容にすることができます。
ただし、書面を作成しただけで信頼関係が戻るわけではありません。
不倫した側が事実を認め、約束を守り続けられるかを確認しながら、今後の関係を考えることになります。
夫婦関係を続けながら、不倫相手に慰謝料を請求することも可能です。
離婚せずに慰謝料を請求できる条件や相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
熟年不倫の慰謝料相場は、50万円~300万円程度とされています。
しかし、熟年不倫に一律で適用される基準はなく、慰謝料金額は個別の事情を考慮して判断されます。
特に、熟年不倫では慰謝料に影響しやすい事情があるため、不倫を知った時点で確認しておくといいでしょう。
例えば、熟年不倫の慰謝料金額に影響しやすい事情としては以下の5つがあります。

それでは、熟年不倫の慰謝料金額に影響しやすい事情について順番に説明していきます。
婚姻期間が長いことは、不倫慰謝料を増額事情として判断されることがあります。
不倫によって長年築いてきた信頼関係が崩壊するため、精神的な苦痛も大きいと判断されやすいためです。
特に、熟年不倫では婚姻期間が20年や30年以上に及んでいることもあります。
ただし、婚姻期間が長いという事情だけで慰謝料が高額になるわけではありません。
不倫前の夫婦関係や不倫の内容など、他の事情と合わせて判断されることになります。
不倫期間が長く、肉体関係の回数も多い場合には、慰謝料の増額事情として判断されやすくなります。
単発的な関係よりも、継続的な関係の方が夫婦関係に与える影響は大きいためです。
熟年不倫では、気付かれないまま長期間にわたって関係が続いていることもあります。
慰謝料を請求する際には、最初に肉体関係を持った時期や、会っていた頻度を確認しておきましょう。
不倫が原因で別居や離婚に至った場合には、慰謝料は高額になりやすい傾向があります。
不倫によって夫婦の共同生活が失われ、精神的苦痛が大きくなったと判断されやすいためです。
ただし、不倫前から夫婦関係が悪く、離婚手続きも進んでいたような場合には、保護すべき利益がないとして慰謝料が認められない場合もあります。
別居・離婚する場合には、不倫との前後関係や経緯のほか、別居日などを具体的に記録しておきましょう。
証拠があるにもかかわらず、不倫関係を否定し続けた場合には、慰謝料の増額事情になることがあります。
不合理な説明を繰り返し謝罪もしない場合には、不倫された側の精神的苦痛が大きくなりやすいためです。
ただし、不倫を否定したことをもって慰謝料が増額されるわけではありません。
証拠の内容や説明の不合理さ、謝罪の有無などから行為態様が評価され、判断されることになります。
不倫が発覚した後も関係を続けた場合には、慰謝料の増額事情になることがあります。
不倫に気付いたことを知りながら関係を続けることは、精神的苦痛を大きくさせるためです。
発覚時に不倫相手とは連絡しないと話していても、実際には別の手段で会い続けている場合もあります。
慰謝料を請求する場合には、発覚後のやり取りや、再び会っていることが分かる証拠等を集めておくといいでしょう。
不倫慰謝料の相場については、以下の記事と動画で詳しく解説しています。
熟年不倫を理由とした慰謝料請求では、提出されやすい証拠があります。
例えば、熟年不倫を理由とした慰謝料請求で役立つ証拠としては以下の4つがあります。

それでは、熟年不倫を理由とした慰謝料請求で役立つ証拠について順番に説明していきます。
配偶者と不倫相手の性行為が写っている写真や動画は、肉体関係を示せる証拠になります。
性行為そのものが写っていなくても、二人が同じベッドで裸になっている写真などは、撮影された状況等から肉体関係を裏付けられることがあります。
写真や動画から本人たちの顔を確認できれば、被写体の特定も容易になります。
撮影日時や位置情報が記録されていれば、不倫が行われた時期や場所を確認することもできます。
画像の一部切り取りや加工はせず、元データを保管しておきましょう。
LINEやメールも、熟年不倫の慰謝料請求に役立つ証拠となります。
肉体関係など不倫当事者の関係性がわかる内容であれば、肉体関係があったことを推測できるためです。
画面の一部だけではなく、相手の氏名やプロフィールのほか、送受信日時や前後の会話も保存しておきましょう。
また、SNSは投稿日時が記録されている場合もあり、不倫期間や会っていた頻度を示す証拠なる場合もあります。
LINEが不倫の証拠となるかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
SNSでの証拠収集については、以下の記事で詳しく解説しています。
探偵や興信所の調査報告書は、不倫の証拠として役立ちやすいです。
調査日時や移動経路のほか、立ち寄った場所や二人の写真まで、時系列順で具体的に記録されるためです。
配偶者が定年退職後に不規則な外出をしている場合や、不倫相手と会う場所がわからない場合には、調査を依頼してみるのもいいでしょう。
ただし、調査期間が長くなると費用もかさむため、配偶者が不倫相手と会う時間帯をできる限り特定しておきましょう。
探偵の浮気調査については、以下の記事で詳しく解説しています。
配偶者や不倫相手が不倫を認めた会話の録音も、慰謝料請求で役立つ証拠になります。
本人が肉体関係や交際期間を具体的に話していれば、不倫の事実を説明しややすくなるためです。
録音する場合、不倫相手の氏名や肉体関係の有無など不倫の事実具体的に確認しましょう。
会話の流れがわかるように、回答だけを切り取らず会話全体を残しておくことがポイントです。
熟年不倫で慰謝料を請求する場合、手続の負担を減らすためにも適切な方法で進めることが望ましいです。
手続を誤ると、再度慰謝料を請求するなど二度手間になる場合もあるためです。
例えば、熟年不倫で慰謝料を請求する方法としては以下の3つがあります。

それでは、熟年不倫で慰謝料を請求する方法について順番に説明していきます。
まず不倫した配偶者や不倫相手に対し、慰謝料請求の通知書を作成し送付します。
口頭で請求すると、請求した事実や内容を後から争われる可能性があるためです。
通知書には、以下の事項を記載します。
送付した内容と到達日を残すため、内容証明郵便に配達証明を付して送付しましょう。
通知書に記載する内容や具体的な文例については、以下の記事で詳しく解説しています。
通知書を送った後は、不倫相手と示談交渉を行い、慰謝料の金額や支払条件を決めます。
話し合いで合意できれば、訴訟に比べて時間や費用を抑えながら、事情に応じた条件を定めやすいためです。
示談交渉では、慰謝料金額や支払期限だけでなく、不倫相手との接触禁止や違約金などについても話し合います。
合意した内容は、後から確認できるように示談書として書面に残しましょう。
分割払いとする場合など、相手の資力不安があるときは、公正証書とすることもあります。
公正証書があれば、相手が慰謝料を支払わない場合に差し押さえをすることができます。
示談書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
示談交渉で解決できない場合には、訴訟を提起します。
相手が不倫を否定している場合や、慰謝料の支払いを拒否している場合には、裁判所の判断を求める必要があるためです。
訴訟では裁判所が公平に判断することになるため、適正な慰謝料金額で解決することができます。
確定した慰謝料が支払われない場合には、判決や和解調書に基づき強制執行を検討することになります。
不倫裁判については、以下の記事と動画で詳しく解説しています。
熟年不倫を理由に離婚すべきか判断する場合、夫婦で過ごした期間が長いため、離婚前に確認すべきポイントがあります。
例えば、熟年不倫で離婚すべきか判断するチェックポイントとしては以下の4つがあります。

それでは、熟年不倫で離婚すべきか判断するチェックポイントについて順番に説明していきます。
離婚を検討する際は、財産分与の対象となる財産を確認しましょう。
財産分与とは、夫婦が婚姻中に協力して取得した財産を、離婚時に分ける制度です。
財産分与の割合は、夫婦は互いに助け合い貢献し合っているため、原則として半分ずつとされています。
例えば、次のものが財産分与の対象になることが多いです。
夫婦の一方の名義になっていても、婚姻中に夫婦が築いた財産であれば、財産分与の対象になり得ます。
ただし、婚姻前から持っていた財産や、相続又は贈与によって取得した財産は、特有財産であるため原則として対象になりません。
熟年離婚では、退職金が財産分与の対象になるかを確認しましょう。
退職金には、在職中の労働に対する賃金の後払いという性質が含まれており、婚姻期間に対応する部分が共有財産として扱われることがあるためです。
すでに退職金が支給され、預貯金として残っている場合には、財産分与の対象になり得ます。
退職前であっても、支給される可能性が高い場合には、将来の退職金が財産分与の対象になることがあります。
なお、財産分与の対象となるのは、退職金全額ではなく、婚姻中に就業した期間に応じた部分に限られます。
熟年離婚を検討する場合には、年金分割についても確認しましょう。
年金分割は、婚姻期間中の厚生年金記録である標準報酬月額を、夫婦間で分割する制度です。
相手が将来受け取る年金を、そのまま半分受け取る制度ではないのです。
婚姻期間中の標準報酬記録を分割し、分割後の記録に基づいてそれぞれの年金額が計算されることになります。
離婚前でも年金事務所へ情報提供を請求できるため、分割の対象期間や按分割合の範囲を確認しておきましょう。
離婚前に別居する場合には、婚姻費用を確認しましょう。
婚姻費用とは、離婚が成立するまでの別居期間における費用をいいます。
夫婦は婚姻生活に必要な費用を分担する義務を負っています。
収入の少ない側は、収入の多い方に対して生活費を請求できる可能性があります。
熟年夫婦で子どもがすでに独立していても、配偶者自身の生活費として婚姻費用が認められることがあります。
金額は裁判所が公表する算定表も参考され、夫婦の収入や資産、支出などが考慮されます。
平成30年度司法研究(養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究)の報告について | 裁判所
なお、話し合いで決まらない場合には、家庭裁判所へ婚姻費用分担請求調停を申し立てることができます。
熟年不倫では、長い婚姻生活の中で、夫婦の関係や環境が少しずつ変化し不倫につながることがあります。
例えば、熟年不倫が起きる原因としては以下の6つがあります。

それでは、熟年不倫が起きる原因について順番に説明していきます。
夫婦関係の冷え込みが、熟年不倫の原因となることがあります。
婚姻生活が長くなると、夫婦の会話が生活上の連絡だけになり、互いへの関心が薄れることがあるためです。
子育てや仕事を優先してきた夫婦では、二人で過ごす時間が増えた後に、価値観の違いが表面化することもあります。
家庭内で満たされない気持ちを抱えていると家庭外へ気持ちが向きやすくなってしまうのです。
自由に使える時間が増えることも、熟年不倫が起きる原因となります。
子どもの独立や定年退職によって、子育てや仕事に使っていた時間が空くためです。
平日の昼間や休日に外出できるようになると、異性と会う機会を作りやすくなります。
忙しさによって保たれていた生活のリズムが変わり、刺激を求める気持ちが強くなることもあります。
時間の余裕が、交友関係を広めるきっかけとなってしまうのです。
家庭内に自分の居場所がないと感じることも、熟年不倫の原因となります。
子どもが独立し退職すると、家庭内での役割を失ったように感じることがあるためです。
配偶者から関心を持たれず、家庭内で必要とされていないと感じる方もいます。
家庭内での孤独感が強いほど、家庭外に心の居場所を求めることがあるのです。
異性として認められたいという気持ちが、熟年不倫につながることがあります。
年齢を重ねると、配偶者から夫や妻として見られていても、一人の異性として扱われる機会が減ってしまうためです。
歳を重ねて外見や体力の変化を感じる中で、異性から好意を向けられると、自分にはまだ魅力があると感じ充実感を覚えることもあります。
家庭では得られなかった感覚を味わうことで、相手との関係に依存することもあります。
異性としての自信を取り戻したい気持ちが、熟年不倫の原因となるのです。
老後への不安が強いことも、熟年不倫の原因となることがあります。
健康や寿命を意識し、残された時間をどのように過ごすか考える機会が増えるためです。
変化の少ない生活を続けることに寂しさを感じ、違う刺激を求める方もいます。
将来を一人で過ごすことへの不安から、自分の気持ちを理解してくれる相手へ依存しやすくなるのです。
親や配偶者の介護によるストレスが、熟年不倫の原因となることがあります。
介護では、身体的な負担だけでなく、自由な時間が減るだけでなく、将来の見通しが立たず精神的負担も大きくなりやすいためです。
同じような介護経験を持つ相手とは、悩みを共有する中で距離が近くなることもあります。
介護による疲労感が、家庭外に心の支えを求めてしまうのです。
熟年不倫が始まるきっかけは人によって異なりますが、熟年期の生活環境と関係している場合もあります。
例えば、熟年不倫が始まるきっかけとしては以下の5つがあります。

それでは、熟年不倫が始まるきっかけについて順番に説明していきます。
SNSを通じた交流が、熟年不倫のきっかけとなることがあります。
SNSでは、昔の知人や同じ趣味を持つ異性と簡単に交流することができるためです。
投稿への反応やメッセージのやり取りを重ねると、心理的な距離が近づきやすくなります。
親しくなった相手と、実際に会う約束をする場合もあります。
特に、SNSは周囲に知られず連絡できるため、熟年不倫へ発展しやすいのです。
同窓会での再会も、熟年不倫が始まるきっかけになります。
学生時代を一緒に過ごした思い出があり、親近感を抱きやすいためです。
若い頃に好意を持っていた相手と再会し、当時の気持ちが蘇ることもあります。
同窓会の後に連絡先を交換し、個別に連絡を取り合うようになる場合もあります。
過去の記憶から来る親しみやすさが距離を縮めるきっかけになってしまうのです。
同窓会での不倫については、以下の記事で詳しく解説しています。
職場や再就職先も、熟年不倫が始まるきっかけとなります。
同じ相手と継続的に顔を合わせ、仕事上の悩みや達成感を共有しやすいためです。
仕事の相談から私生活の悩みまで話す関係になると、職場の外でも連絡を取る関係になることがあります。
仕事を通じた尊敬や信頼が、相手への好意へ変わってしまうのです。
社内不倫については、以下の記事で詳しく解説しています。
趣味や習い事も、熟年不倫が始まるきっかけとなります。
同じ趣味を持つ人が集まり、共通の話題を通じて交流しやすいためです。
定年後に始めたスポーツ等では、決まった曜日に同じ相手と会うこともあります。
共通の趣味から来る親近感が打ち解けやすくし、不倫へと発展することがあるのです。
自治会やボランティアなどの地域活動も、熟年不倫のきっかけとなることがあります。
地域行事の準備や運営を通じて、同じ相手と接する機会が増えるためです。
子育てや仕事が落ち着いた後に地域活動へ参加し、新たな人間関係を築く方もいます。
地域活動は日常生活の延長線上にあるため、関係を深めるきっかけになりやすいのです。
熟年不倫についてよくある疑問としては、以下の3つがあります。

それでは、これらの疑問を解消していきましょう。
A.10年以上前の不倫でも、不倫慰謝料を請求できる可能性があります。
不倫慰謝料は、「不倫の事実と不倫相手を知った時から3年」又は「不倫の時から20年」で時効が完成するためです。
例えば、10年前の不倫を最近になって気付いた場合には、その時点から3年以内であれば時効は完成していません。
なお、不倫慰謝料ではなく、離婚慰謝料を請求する場合には、離婚成立の時から3年で時効が完成します。
10年前の不倫慰謝料請求については、以下の記事で詳しく解説しています。
A.離婚しない場合でも、不倫慰謝料を請求することができます。
慰謝料は、不倫によって受けた精神的苦痛に対する賠償であり、離婚することは条件とされていないためです。
夫婦関係を続けながら、不倫相手にだけ慰謝料を請求することもできます。
ただし、離婚や別居に至っていない場合には、離婚した場合と比べて慰謝料が低額になる傾向があります。
A.不倫した配偶者から離婚を求められても、拒否することはできます。
協議離婚は夫婦双方の合意がなければ成立しないためです。
また、裁判離婚における離婚請求においては、不倫をした配偶者は有責配偶者とされ、離婚が認められるには厳しい条件が課されます。
例えば、別居期間が長いこと、未成熟子がいないこと、離婚によって配偶者が過去な状況に置かれない場合に、離婚が認められることがあります。
熟年夫婦では子どもが成人していることも多いため、別居期間や経済状況が争点になる可能性があります。
不倫した側から離婚を求めるケースについては、以下の記事で詳しく解説しています。
不倫慰謝料に強い弁護士を探したい場合には、是非、不倫慰謝料弁護士コンパスを活用ください。
不倫慰謝料は交渉力の格差が金額に影響を与えやすく、弁護士の経験や知識次第で結果も変わってきますので、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。
不倫慰謝料弁護士コンパスでは、不倫問題に注力している弁護士を探すことは勿論、地域や個別の相談内容から、あなたにマッチする最高の弁護士を探すことができます。
初回無料相談や電話・オンライン相談可能な弁護士であれば、少ない負担で気軽に相談をすることができます。
どのようにして弁護士を探せばいいか分からないという場合には、まずは試しにこの不倫慰謝料弁護士コンパスを使ってみてください。

不倫慰謝料弁護士コンパスで
不倫慰謝料に強い弁護士を探す
以上の通り、今回は、熟年不倫をした場合の対処法や取り得る選択肢を説明した上で、慰謝料相場に影響しやすい事項と具体的な請求方法について解説しました。
この記事が、熟年不倫を知ったときの具体的な対処法について知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
弁護士に相談する
人気記事

2025年12月29日
不倫の考え方
不倫慰謝料の相場は、50万~300万円程度です。別居や離婚の有無等の個別事情により金額は変わってきます。今回は、浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくらかについて、判例368個を独自に調査、分析したうえで解説します。

2026年4月22日
不倫ケース別
50代の不倫は意外に多いです。男性の浮気率は53.8%、女性の浮気率は31.9%です。夫婦生活のマンネリ化や時間・金銭的余裕、青春を取り戻したいといった気持ちなどの理由があります。身だしなみの変化やスマホの扱いの変化などの前兆には注意しまし…

2026年3月25日
不倫ケース別
教師の不倫は、慰謝料や離婚だけではなく、懲戒解雇や人事異動、刑事処罰といった法的なリスクがあります。弱みに付け込まれ揺すられたり、学校にバラすと言われたり、SNSで晒されたりするトラブルもあり、安易な対応はせず、すぐに弁護士に相談しましょう…