鹿児島の労働基準監督署は5か所|管轄と電話・メール等の相談や通報

鹿児島の労働基準監督署は5か所|管轄と電話・メール等の相談や通報

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
不当解雇や残業代、退職勧奨対応等の労働問題を数多く担当している。
【著書】長時間残業・不当解雇・パワハラに立ち向かう!ブラック企業に負けない3つの方法

鹿児島では、労働基準監督署が5か所設置されています

しかし、労働基準監督署には管轄が決められており(担当区域)、労働基準監督署であればどこでも相談できるというわけではありません。

ホウペン

<この記事の要点>

・鹿児島県内には、鹿児島労働基準監督署、川内労働基準監督署、鹿屋労働基準監督署、加治木労働基準監督署、名瀬労働基準監督署の5か所があります。

・鹿児島県内の労働基準監督署に相談・通報する方法として、メール、電話、対面の方法がありますが、対面による方法がおすすめです。

この記事を読めば、鹿児島で働いている方が、どの労働基準監督署に相談すればよいのかよくわかるはずです。

1章 鹿児島の労働基準監督署5か所と管轄

鹿児島県内には、現在、5つの労働基準監督署が設けられています

それぞれの窓口で担当する地域が分かれており、ご自身の勤務先がどこにあるかによって連絡先が異なります。

例えば、鹿児島県内にある労働基準監督署5か所を整理すると以下の通りです。

名称所在地電話番号管轄
鹿児島

労働基準監督署

鹿児島市

薬師1-6-3

 

099-214-9175(方面)

099-803-9631(安全衛生課)

099-803-9632(労災)

099-803-9640(総合相談)

鹿児島市、いちき串木野市、指宿市、西之表市、日置市、南さつま市、南九州市、枕崎市、鹿児島郡、熊毛郡
川内

労働基準監督署

薩摩川内市

若葉町4-24

TEL 0996-22-3225

FAX 0996-20-0874

薩摩川内市、阿久根市、出水市、薩摩郡、出水郡
鹿屋

労働基準監督署

鹿屋市

西原4-5-1(鹿屋合同庁舎内)

TEL 0994-43-3385

FAX 0994-41-7394

鹿屋市、垂水市、曽於市、志布志市、肝属郡、曽於郡
加治木労働基準監督署姶良市

加治木町新富町98-6

TEL 0995-63-2035

FAX 0995-63-3348

伊佐市、霧島市、姶良市、姶良郡
名瀬

労働基準監督署

奄美市

名瀬長浜町1-1 (名瀬合同庁舎内)

TEL 0997-52-0574

FAX 0997-52-6869

奄美市、大島郡

それでは、これらの労働基準監督署について順番に説明していきます。

1-1 鹿児島労働基準監督署

【所在地】
〒890-8545 鹿児島市薬師1-6-3

【電話番号】
099-214-9175(方面)
099-803-9631(安全衛生課)
099-803-9632(労災第一課・第二課)
099-803-9640(総合労働相談コーナー)

【管轄】
鹿児島市、いちき串木野市、指宿市、西之表市、日置市、南さつま市、南九州市、枕崎市、鹿児島郡、熊毛郡

【クチコミ】鹿児島労働基準監督署

クチコミ評価は2.0/5.0、全23件で、全体として低評価が目立ちます

主な不満は、電話・窓口対応が不親切、相談しても十分に話を聞いてもらえない、事務的で寄り添いがないという点です。

また、労働者側の相談に対して消極的、会社への指導状況が見えにくい、ブラック企業への対応が不十分と感じている投稿が複数あります。

一方で、少数ながら親切・丁寧だった、真摯に対応してもらえたという肯定的な口コミも見られます

1-2 川内労働基準監督署

【所在地】
〒895-0063 薩摩川内市若葉町4-24

【電話番号】
TEL 0996-22-3225
FAX 0996-20-0874

【管轄】
薩摩川内市、阿久根市、出水市、薩摩郡、出水郡

【クチコミ】川内労働基準監督署

クチコミ評価は1.5/5.0、全6件で、件数は少ないものの低評価が中心です

主な不満は、権限・実行力・指導力への不信感、相談しても十分な対応が得られないという点です。

また、建物や窓口の雰囲気が暗く入りにくい、会社への調査後に通報者探しが起きる不安があるとの声もあります。

一方で、相談自体は聞いてもらえるという投稿もありますが、全体としては労基の対応力・実効性に疑問を持つ口コミが目立ちます

1-3 鹿屋労働基準監督署

【所在地】
〒893-0064鹿屋市西原4-5-1(鹿屋合同庁舎内)

【電話番号】
TEL 0994-43-3385
FAX 0994-41-7394

【管轄】
鹿屋市、垂水市、曽於市、志布志市、肝属郡、曽於郡

【クチコミ】鹿屋労働基準監督署

クチコミ評価は2.3/5.0、全3件で、件数が非常に少ないため傾向判断には限界があります

本文のある口コミでは、相談後に再連絡した際、前回担当者につながると言われたにもかかわらず別の職員が対応し、高圧的に感じたという不満が述べられています。

特に、労働者にとって最後の相談先という期待がある中で、対応の冷たさ・不安感が強く印象に残った内容です。

一方で、他の2件は本文がないため、具体的な肯定・否定の傾向までは読み取れません

1-4 加治木労働基準監督署

【所在地】
〒899-5211姶良市加治木町新富町98-6

【電話番号】
TEL 0995-63-2035
FAX 0995-63-3348

【管轄】
伊佐市、霧島市、姶良市、姶良郡

【クチコミ】加治木労働基準監督署

クチコミ評価は3.9/5.0、全8件で、比較的高評価です

全体としては、窓口対応が柔らかい、職員が温かい、丁寧に説明してくれる、親切といった肯定的な口コミが目立ちます。

管轄外の相談でも嫌な印象がなかったという声や、「鹿児島の中で一番親切な労基署」と評価する投稿もあります。

一方で、直近の口コミには話は聞いてくれるが、労基法違反を訴えても取り合ってもらえなかったという強い不満もあり、対応の実効性には否定的な声もあります

1-5 名瀬労働基準監督署

【所在地】
〒894-0036奄美市名瀬長浜町1-1 (名瀬合同庁舎内)

【電話番号】
TEL 0997-52-0574
FAX 0997-52-6869

【管轄】
奄美市、大島郡

【クチコミ】名瀬労働基準監督署

クチコミ評価は1.0/5.0、全1件で、評価点だけを見ると最も評価が低いです

ただし、投稿本文がないため、具体的にどのような対応・点に不満があったのかは読み取れません。

クチコミ件数も1件のみであるため、この労基全体の対応傾向を判断するには情報が不足しています。

現時点で言えるのは、少なくとも投稿者1名は低評価を付けているが、理由までは不明という範囲にとどまります

2章 逆引き!地域から検索|鹿児島の労働基準監督署

あなたが勤務している事業所の所在地から、管轄の労働基準監督署を探せるように整理しました

以下の地域をクリックすると、第1章の管轄の労働基準監督署に飛ぶようになっています。
【あ行】
阿久根市 姶良市 奄美市 出水市 いちき串木野市
指宿市 伊佐市 薩摩郡(長島町) 曽於郡(大崎町)
姶良郡(湧水町)
大和村(大島郡) 宇検村(大島郡) 瀬戸内町(大島郡) 龍郷町(大島郡)
喜界町(大島郡) 徳之島町(大島郡) 天城町(大島郡) 伊仙町(大島郡)
和泊町(大島郡) 知名町(大島郡) 与論町(大島郡)

【か行】
鹿児島市 鹿屋市 霧島市
三島村(鹿児島郡) 十島村(鹿児島郡)
中種子町(熊毛郡) 南種子町(熊毛郡) 屋久島町(熊毛郡)
東串良町(肝属郡) 錦江町(肝属郡) 南大隅町(肝属郡) 肝付町(肝属郡)

【さ行】
薩摩川内市 志布志市 曽於市 薩摩郡(さつま町)

【た行】
垂水市

【な行】
西之表市

【は行】
日置市

【ま行】
枕崎市 南さつま市 南九州市

3章 鹿児島の労働基準監督署に相談・通報する方法

労働基準監督署に対して職場の悩みを打ち明けたり、会社のルール違反を報告したりするやり方はいくつか存在します

手段は状況に応じて選ぶことが重要ですが、基本的には対面がおすすめです。

例えば、鹿児島の労働基準監督署に相談・通報する方法として以下の3つがあります。

方法1:メールで相談・通報
方法2:電話で相談・通報
方法3:対面で相談・通報

鹿児島の労働基準監督署に相談・通報する方法
それでは、これらの方法について順番に説明していきます。

3-1 方法1:メールで相談・通報

メールを使った連絡方法は、日中の勤務が忙しく平日に時間を取るのが難しい方に適しています

24時間いつでもご自身のタイミングで、自宅のパソコンやスマートフォンから証拠資料等を送ることが可能です。

例えば、深夜まで稼働を強いられているにもかかわらず、残業代が支払わられていない場合に、詳細をフォームに書き込んで送信することもあります。

厚生労働省|労働基準関係情報メール窓口

厚生労働省の専用受付ページであれば、名前を出さずに匿名のまま連絡することも可能です。

ただし、メールでのやり取りは日数がかかるため、緊急の事態には向いていません

3-2 方法2:電話で相談・通報

職員と言葉を交わして相談したいときは、電話による窓口を利用するのが便利です

リアルタイムで対話ができるため、今まさに困っている状況や、胸のうちの苦しみをその場で言葉にして伝えられます。

例えば、一方的な条件の変更を突きつけられたり、突然の退職の引き止めにあったりした際に、どのように動けばよいか口頭でアドバイスをもらえることもあります。

各署の番号へ電話をかけることで、現在の悩みにどのような解決策があるか、その場で大まかな回答をもらえるのです。

しかし、電話口での説明だけでは不十分なため、後日証拠資料などを持参しての来署をお願いされることもあります

3-3 方法3:対面で相談・通報

できる限り確実に対応を進めてもらいたい場合は、労働基準監督署の窓口へ足を方法が適しています

担当者と直接顔を合わせることで、正確に状況を理解してもらいやすくなります。

例えば、給与が未払いになっている不満を伝えるために、出勤日数のわかる資料を提示することでスムーズに説明することができます。

客観的な資料を示しながら話すことで、違反の有無を見極めやすくなるのです

窓口を訪ねる際は、証拠書類をできる限り手元に揃えた上で、管轄の署へ向かうようにしましょう。

4章 鹿児島の労働基準監督署の開庁時間

鹿児島県内の労働基準監督署の開庁時間は、午前8時30分から午後5時15分までとされています。

開庁しているのは平日のみで、土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は閉庁日のため注意が必要です。

5章 鹿児島の労働基準監督署へ相談する際のポイント3つ

労働基準監督署のサポートを受けるには、事前に準備を進めておくことが大切です

例えば、鹿児島の労働基準監督署へ相談する際のポイントとしては、以下の3つがあります。

ポイント1:証拠を集める
ポイント2:混雑する時間をさける
ポイント3:総合労働相談コーナーを活用する

鹿児島の労働基準監督署へ相談する際のポイント3つそれでは、これらのポイントについて順番に説明していきます。

5-1 ポイント1:証拠を集める

労働基準監督署に会社への注意や指導を行ってもらうためには、客観的な証拠を提示する必要があります

証拠が不十分な状態では、企業に対して調査を行うことも、違反を指摘することも難しいためです。

例えば、残業代請求における証拠としては以下のものが挙げられます。

・タイムカードや勤怠記録、労働時間のメモ、出退社のメールやLINE
・直近3年分の給与明細(可能なら全て)
・雇用契約書又は労働条件通知書、求人票
・就業規則、給与規程
・年間の業務カレンダー(所定休日や法定休日が分かる資料)

まずは身の回りにどのような証拠があるのか確認してみるといいでしょう。

5-2 ポイント2:混雑する時間をさける

労働基準監督署へ相談する際は、混雑しやすい時間帯を避けると手続きがスムーズに進みます

労働基準監督署は、予約なく無料で利用することができ、日によって混雑度合いが異なるためです。

例えば、混雑しやすい時間帯として、主に月曜の午前中や、平日の12時前後が挙げられます。

スムーズに手続きを進めたい場合は、混雑しやすい時間帯を避けて訪問するといいでしょう。

5-3 ポイント3:総合労働相談コーナーを活用する

法令違反の判断が難しい場合には、総合労働相談コーナーを活用してみるといいでしょう

総合労働相談コーナーとは、労働基準監督署内に設置されており、あらゆる分野の労働問題に対応している窓口をいいます。

法令違反が明確でない場合でも相談することができ、違反している場合には労働基準監督署に取り次いでもらえる場合もあります

そのため、「法令に違反しているかわからない」「そもそもどの分野の問題かわからない」といった場合には、総合労働相談コーナーで相談してみるといいでしょう。

鹿児島県内の総合労働相談コーナー|鹿児島労働局

6章 鹿児島の労働基準監督署ではなく弁護士に相談した方が良いケース3つ

トラブルの内容次第では、労働基準監督署では対応できない場合もあるため、弁護士に相談した方がよい場面が存在します

労働基準監督署は労働基準法違反を扱うため、すべての労働問題に対応できるわけではないためです。

具体的には、鹿児島の労働基準監督署ではなく、弁護士に相談した方がいいケースとしては以下の3つがあります。

ケース1:法的な争点がある場合
ケース2:労働基準法違反等ではない場合
ケース3:差し押さえ等の強制執行が必要な場合

鹿児島の労働基準監督署ではなく弁護士に相談した方が良いケース3つ
それでは、これらのケースについて順番に説明していきます。

6-1 ケース1:法的な争点がある場合

会社側と労働者側が対立しており法的判断が必要となる場合には、弁護士へ依頼するのが適切です

労働基準監督署はどちらの主張が正しいか判断する権限は持っておらず、介入できない場合があるためです。

例えば、未払い残業代請求では、会社側から「固定残業代に含まれている」「管理監督者であるため支払いの対象外である」と反論されることがあります。

このように法的判断が必要となる場面では、弁護士による法的サポートが必要となります。

また、給与未払いのケースにおいて、「降格処分による減額」と主張された場合には、労働条件変更の問題が絡むため、法的判断が必要となります。

6-2 ケース2:労働基準法違反等ではない場合

労働基準監督署は、労働基準法などの労働関係法令の違反に対応している行政機関です

トラブルの性質が、労働基準法ではなく民法や労働契約法などの場合には、弁護士への相談が適切です。

具体的には、以下のような事案では弁護士に相談するといいでしょう。

・不当解雇(労働契約法上の解雇権濫用の判断が必要)
・パワハラ・セクハラ・モラハラ(民法上の損害賠償請求などが中心)
・退職強要(本人の意思の有無が争点になる)

例えば、不倫の事実を職場内で拡散され、又は理不尽なセクハラを受けたことを理由とする損害賠償請求については、労働基準監督署は踏み込めません。

労働基準監督署で対応を断られてしまった場合でも、弁護士であれば解決の道筋を見つけられることがあります

6-3 ケース3:差し押さえ等の強制執行が必要な場合

労働基準監督署による指導や勧告には、会社の財産を差し押さえるような強制力はありません

労働基準監督署による指導等は、行政指導にあたり任意の協力を求めるものとされているためです。

例えば、未払い残業代のある会社に是正勧告がされた場合でも、会社が無視して支払わないといったケースもあります。

是正勧告に強制力はないため、このような状況に陥ると労働者個人で差押え手続きまで勧めていくのは現実的に困難です。

弁護士であれば、法的に手続き進め、給与や預金口座などの差押えまで手続きを進めることができます。

7章 労働問題に強い弁護士を探すなら労働弁護士コンパス

労働問題に強い弁護士を探したい場合には、是非、労働弁護士コンパスを活用ください

労働問題は非常に専門的な分野であり、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。

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8章 まとめ

以上のとおり、今回は、鹿児島の労働基準監督署5か所を説明したうえで、管轄や電話・メールなどによる相談・通報の方法を紹介しました。

この記事が鹿児島で働かれており、労働基準監督署の相談先が分からず、困っている方の助けになれば幸いです。

以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。

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籾山 善臣

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神奈川県弁護士会所属
不当解雇や残業代、退職勧奨対応等の労働問題を数多く担当している。
労働問題に関する問い合わせは月間100件以上あり(令和3年10月現在)。
【著書】長時間残業・不当解雇・パワハラに立ち向かう!ブラック企業に負けない3つの方法
【連載】幻冬舎ゴールドオンライン:不当解雇、残業未払い、労働災害…弁護士が教える「身近な法律」、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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