60代で恋に落ち不倫するきっかけ6つ!不倫のリスクと簡単な対処法

60代で恋に落ち不倫するきっかけ6つ!不倫のリスクと簡単な対処法

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・取材】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこっと弁護士Q&A、東京新聞、毎日新聞、週刊女性他

60代での不倫は意外と多く、既婚者全体の1割程度とされています

しかし、不倫が発覚すると慰謝料請求や熟年離婚にまで至ることがあり、その後の生活に与える影響は大きいです。

ホウペン

この記事の要点

・60代で不倫する心理は、長年の夫婦生活における不満や、時間に余裕ができプライベートな時間を優先したいといった気持ち等にあります。

・60代での不倫の兆候として、身だしなみへの気遣いやスマホの扱い方の変化等があります。

・60代での不倫が発覚すると、慰謝料請求や熟年離婚のおそれがあるため、適切に対応していきましょう。

この記事を読めば、60代での不倫で慰謝料を請求されたらどう対応すればいいのかよくわかるはずです。

目次

1章 60代で不倫する心理5つ

60代を迎えてから不倫する背景には、年齢を重ねたからこその心の変化が存在します

例えば、60代で不倫する心理として以下の5つがあります。

心理1:自分の時間を優先したくなる
心理2:金銭的な余裕や自由な時間が増える
心理3:必要とされたい気持ちが高まる
心理4:老後の生活に不安がある
心理5:長年の不満が積み重なっている

1章 60代で不倫する心理5つ

それでは、60代で不倫する心理について順番に説明していきます。

1-1 心理1:自分の時間を優先したくなる

60代になると、共同生活から離れ自分を優先したい気持ちが強くなります

子育てが落ち着き、仕事の責任からも解放されることで、自分のために生きたいという思いが強くなるためです。

例えば、配偶者の好みに合わせ、子どものスケジュールを優先していた方が、自分の好きなことにだけ時間を使いたくなることもあります。

我慢する生活から解放され、自分を優先したいという心理が、60代での不倫へと繋がるのです。

1-2 心理2:金銭的な余裕や自由な時間が増える

自由に使えるお金や時間が増えることも不倫を後押しする要因になります

定年退職によって、時間的にも金銭的にも心にゆとりが生まれるためです。

例えば、平日の昼間から自由に外出できるようになり、贅沢なランチを楽しみ、遠くへドライブに出かけられるようになることもあります。

時間とお金のゆとりが引き金となり、刺激を求める気持ちが不倫へと向かってしまうのです。

1-3 心理3:必要とされたい気持ちが高まる

一人の人間として必要とされたいという願望が、不倫のきっかけになることがあります

現役を退いて社会的なつながりが減り、配偶者からも関心を持たれなくなることで、孤独感を深める方が少なくないためです。

例えば、家庭内では「いて当たり前」の存在として扱われている方が、異性から「あなたといると楽しい」と言われて深く満たされることもあります。

自分の存在価値を認めてほしいという心理が、不倫へ至る原因となるのです。

1-4 心理4:老後の生活に不安がある

老後生活に対する漠然とした不安が、不倫という形で表れることがあります

年齢を重ねて自身の健康に自信が持てなくなり、変化のない毎日に退屈を覚えると、時間を意識してしまい焦りが生じるためです。

例えば、静かに老いていくだけの毎日に寂しさを覚え、もう一度燃え上がるような恋をして若さを実感したいと考えることもあります。

老後への不安や寂しさが、異性との不倫へ至る動機になるのです。

1-5 心理5:長年の不満が積み重なっている

配偶者に対して蓄積してきた不満が、60代になって限界を迎えることもあります

仕事や子育てに追われ向き合わずにいた夫婦間のズレが、2人の時間が増えたことで表面化するためです。

例えば、過去に言われて傷ついた言葉を忘れられずにいて、家庭外に癒しを求めることもあります。

長年の不満が積み重なった結果、心の拠り所を求めて不倫へと至る原因となるのです。

2章 60代で恋に落ち不倫するきっかけ6つ

60代の不倫は、日常生活やこれまで築いてきた人間関係から始まることが多いです

例えば、60代で恋に落ち不倫するきっかけとして以下の6つがあります。

きっかけ1:同窓会での再会
きっかけ2:趣味のサークルや習い事の席
きっかけ3:地域のボランティア活動の集まり
きっかけ4:職場関係者からの相談事
きっかけ5:SNSやマッチングアプリの利用
きっかけ6:行きつけの飲食店等での交流

2章 60代で恋に落ち不倫するきっかけ6つ

それでは、60代で恋に落ち不倫するきっかけについて順番に説明していきます。

2-1 きっかけ1:同窓会での再会

60代で不倫が始まるきっかけとして、旧友との再会が挙げられます

還暦の同窓会等で集まる機会があり、若い頃の記憶があるため心の距離が縮まりやすいからです。

例えば、当時の同級生と当時の思い出話で盛り上がり、家庭の悩みなどを話す内に、特別な感情が芽生えることもあります。

昔の自分を知っており、安心感があるために警戒心が薄れ恋に落ちやすくなるのです。

同窓会不倫については、以下の記事で詳しく解説しています。

2-2 きっかけ2:趣味のサークルや習い事の席

定年後に始めた趣味のサークルや習い事の席も、不倫に発展しやすい場所です

同じ目的を持った人が集まるため、共通の話題があり自然と打ち解けやすいためです。

例えば、テニスや登山といったスポーツサークルで、共に汗を流している内に親密になることもあります。

共通の趣味を通じて意気投合しやすく、自然な流れで不倫関係が始まってしまうことがあるのです。

2-3 きっかけ3:地域のボランティア活動の集まり

地域社会に貢献するため集まりも、出会いのきっかけになりやすいです

社会の役に立ちたいという同じ志を持った人たちが集るため、好印象を抱きやすい環境があるためです。

例えば、地域の清掃活動や伝統行事の手伝いで一緒に作業する際、悩みを語り合うこともあります。

特定の集団で活動するため深い関わりをもちやすく、不倫へと発展してしまうのです。

2-4 きっかけ4:職場関係者からの相談事

職場関係者からの相談がきっかけで不倫に至ることも少なくありません

長いキャリアを持つ60代は頼りにされやすく、親身に話を聞いているうちに深い信頼関係を構築しやすいためです。

例えば、仕事の悩みを聞くだけでなく、プライベートの困りごとを慰め合う内に、尊敬から恋愛感情へと変化していくこともあります。

深い信頼関係が、不倫関係へと進む引き金になるのです。

社内不倫については、以下の記事で詳しく解説しています。

2-5 きっかけ5:SNSやマッチングアプリの利用

SNSやマッチングアプリの利用も出会いのきっかけになることがあります

周囲の目を気にすることなく、自宅にいながら新しい出会いを探すことができ、同じ世代の異性とつながりやすいためです。

例えば、SNSの投稿にコメントを送り合い、実際に会う約束をすることもあります。

インターネットを通じて、日常では出会えない相手と深く関わることができ、不倫へと至ることがあるのです。

SNSで不倫の証拠を見つける方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

2-6 きっかけ6:行きつけの飲食店等での交流

行きつけの飲食店などでの交流も、恋に落ちるきっかけになります

飲食店はリラックスすることができ、常連客同士やお店のスタッフと近い距離で話すことができるためです。

例えば、同じ時間帯に居合わせる異性と食事を楽しんだり、店員を交えて会話するうちに仲が良くなったりすることもあります。

顔を合わせる機会が増えると気心が知れた関係になりやすく、不倫へと至るきっかけとなるのです。

食事は不貞行為に当たるかについては、以下の記事で詳しく解説しています。

3章 60代での不倫の兆候5つ|本気の恋との見分け方

60代での不倫には、付き合いと見分けやすい兆候があります

特に、本気の恋である場合には、行動パターンが不倫相手主体となることもあり、日常生活に変化をもたらしやすいです。

例えば、60代での不倫の兆候としては以下の5つがあります。

兆候1:身だしなみに気を配るようになる
兆候2:スマートフォンの扱い方が変わる
兆候3:外食が増える
兆候4:配偶者への態度が変わる
兆候5:本気の恋である場合は離婚を口にし始める

3章 60代での不倫の兆候5つ|本気の恋との見分け方

それでは、60代での不倫の兆候について順番に説明していきます。

3-1 兆候1:身だしなみに気を配るようになる

不倫の分かりやすい兆候として、身だしなみに気を配るようになることが挙げられます

不倫相手に対して少しでも若く、魅力的に見せたいという心理が働くためです。

例えば、衣服に無頓着だった方が急に流行の服を買い揃え、外出前に鏡の前で髪型を整えるだけでなく、香水もつけ始めるケースなどです。

身だしなみへの気遣いの変化は、不倫相手である異性によく見せるためにしていることがあるのです。

3-2 兆候2:スマートフォンの扱い方が変わる

スマートフォンの扱い方に不自然な変化が見られるようになるのも、不倫の兆候として挙げられます

連絡手段の1つであるスマートフォンは、家族には見せられないと考えるのが普通なためです。

例えば、リビングの机の上に置きっぱなしにしていた方が、お風呂やトイレにまで肌身離さず持ち歩くようになるケースなどです。

特に、メッセージの受信を過度に気にする様子があれば、不倫相手からの連絡を待っている可能性があります。

3-3 兆候3:外食が増える

理由のない外出や、外での食事が増えることも不倫の兆候として挙げられます

自由な時間が増えると、予定を合わせて出かける機会を作りやすいためです。

例えば、「友人から誘われた」と言って毎週末外食に出かける他、平日の昼間に「散歩に行く」と言って何時間も帰らないケースなどです。

外出の理由がいつも曖昧で、どこに行くのか誰と会うのかを話さなくなった場合には注意が必要です。

3-4 兆候4:配偶者への態度が変わる

配偶者に対する態度が変化したことは、不倫を見分けるポイントになります

家庭外に居場所を見つけたことで、不満が態度に出たり、反対に罪悪感から優しくなることがあるためです。

例えば、特定の話題を振ると急に不機嫌になる他、高価なプレゼントを理由もなく買ってくるケースなどです。

感情の波が激しくなり、急に態度を変えるようになったら、外に居場所が出来た可能性があります。

3-5 兆候5:本気の恋である場合は離婚を口にし始める

本気の恋をしている場合、離婚を口にし始めることがあります

60代の不倫では「余生をこの人と添い遂げたい」と考えるケースが少なくないためです。

例えば、口論の後に「離婚」という単語をちらつかせるようになるケースもあります。

将来の関係を見据え離婚の準備を進めている可能性があります。

4章 60代で不倫するリスク5つ

60代での不倫には、大きなリスクが伴います

例えば、60代で不倫するリスクとして以下の5つがあります。

リスク1:慰謝料を請求される可能性
リスク2:熟年離婚の可能性
リスク3:W不倫になる可能性
リスク4:子どもや孫との関係が薄れる可能性
リスク5:人事異動になる可能性

4章 60代で不倫するリスク5つ

それでは、60代で不倫するリスクについて順番に説明していきます。

4-1 リスク1:慰謝料を請求される可能性

不倫が発覚すると、慰謝料を請求される可能性があります

配偶者以外の異性と肉体関係を持つ行為は「不貞行為」となり、この場合には不倫された側は慰謝料を請求する権利があるためです。

例えば、不倫相手の配偶者から内容証明郵便が届き、300万円の慰謝料を支払うよう求められるケースがあります。

請求が認められると老後の生活資金を削ることになり、経済的に困窮するおそれがあります。

慰謝料請求された人の体験談は、以下の記事で詳しく解説しています。

4-2 リスク2:熟年離婚の可能性

不倫が発覚すると、長年連れ添った配偶者から熟年離婚を切り出される可能性があります

不倫は信頼を裏切る行為であり、信頼関係の崩壊によって夫婦関係の継続が難しくなるためです。

例えば、離婚手続きが進むと、夫婦が築いてきた財産の分与が行われ、財産を分け合うことになります。

熟年離婚は、老後の資金計画に大きな影響を与えることがあるのです。

熟年不倫で取り得る選択肢や離婚前の準備については、以下の記事で詳しく解説しています。

4-3 リスク3:W不倫になる可能性

60代だと家庭を築いている方も多く、お互いに既婚者であるW(ダブル)不倫になる可能性があります

W不倫は双方の配偶者が慰謝料請求権を有しており、法律関係が複雑になります。

例えば、自分の配偶者が相手へ慰謝料を請求し、一方で相手の配偶者からも自分へ慰謝料が請求されるという事態が発生します。

それだけでなく、双方の家庭で離婚に至るなど、不倫当事者だけの問題では済まなくなるおそれがあるのです

ダブル不倫については、以下の記事と動画で詳しく解説しています。

4-4 リスク4:子どもや孫との関係が薄れる可能性

不倫は、自分の子どもや孫との関係を薄れさせる可能性があります

親子間の信頼関係が崩壊するだけでなく、未成年の場合には離婚の親権問題となることもあるためです。

例えば、離婚によって配偶者に親権が認められ、子どもと自由に会うことができなってしまうこともあります。

生きがいであった家族とのつながりを失い、孤独な生活になるおそれがあるのです。

4-5 リスク5:人事異動になる可能性

職務に従事している場合、不倫によって人事異動になるなど、社会的な信用を失うリスクがあります

不倫は私生活上の行為ですが、企業秩序を乱す場合には人事異動を命じられることがあるためです。

例えば、不倫相手が部下であり同一部署で働いていた場合には、物理的接触を避けるために人事異動させるような場合です。

積み上げてきた社会的地位に影響し、会社での居場所を失ってしまうことがあるのです。

退職に追い込む異動については、以下の記事で詳しく解説しています。

5章 60代での不倫を防ぐ方法4つ

60代における不倫を防ぐためには、普段の行動を工夫することが有効です

例えば、60代での不倫を防ぐ方法として以下の4つがあります。

方法1:共通の趣味を見つける
方法2:感謝の気持ちを言葉にする
方法3:プライベートを尊重する
方法4:老後の計画について具体的に話し合う

5章 60代での不倫を防ぐ方法4つ

それでは、60代での不倫を防ぐ方法について順番に説明していきます。

5-1 方法1:共通の趣味を見つける

共通の趣味を見つけることは、不倫の防止に役立ちます

同じ体験を通じて会話を増やし、一緒に過ごす時間を充実させることで、夫婦の絆が深まるためです。

例えば、毎週末に2人でウォーキングを楽しみ、自宅の庭で野菜作りを始めるのもいいでしょう。

共通の話題が増えれば自然と会話を交わす機会も多くなり、不倫を防ぐことにつながります。

5-2 方法2:感謝の気持ちを言葉にする

不倫を防止する上で、日頃から感謝の気持ちを伝えることも有効です

長年一緒にいると「言わなくても分かる」ことが増えますが、言葉で改めて伝えることで夫婦の絆が深まるためです。

例えば、毎日の食事でも「美味しいごはんをありがとう」と伝え、片付けをしてくれた時に「助かったよ」と声をかけするのもいいでしょう。

細かな気遣いが信頼関係を強固にし、不倫の防止へとつながるのです。

5-3 方法3:プライベートを尊重する

不倫を防止するには、適度な距離感を保ち、お互いのプライベートを尊重することが大切です

60代では夫婦の時間が増え、窮屈に感じてしまうことがあるためです。

例えば、配偶者が自室で読書に没頭している時は、無理に干渉せずタイミングを見て話しかけるのもいいでしょう。

お互いの時間を尊重し合うことで、共に過ごす時間がより充実したように感じられるのです。

5-4 方法4:老後の計画について具体的に話し合う

不倫の防止には、老後の計画を話し合うことも大切です

将来の計画を共有することで、同じ目標に向かうパートナーとしての意識が強まり、不倫へのブレーキが効きやすくなるためです。

例えば、年金のやりくりについて一緒に計画を立てるのもいいでしょう。

共に人生を歩む実感が強まるため、不倫を防止することにもつながるのです。

6章 60代の不倫で慰謝料請求された場合の対処法4つ

60代の不倫で慰謝料を請求された場合、適切に対応していくことが重要です

熟年離婚にまで至った場合、財産分与等による影響が大きいため、円満解決に向けた準備を進める必要があるためです。

例えば、60代の不倫で慰謝料請求された場合の対処法として以下の4つがあります。

対処法1:請求の内容を確認する
対処法2:証拠の確認
対処法3:弁護士に相談する
対処法4:老後資金の把握

6章 60代の不倫で慰謝料請求された場合の対処法4つ

それでは、60代の不倫で慰謝料請求された場合の対処法について順番に説明していきます。

6-1 対処法1:請求の内容を確認する

慰謝料を請求されたら、まず請求内容を確認しましょう

どのような根拠から金額を算定したのかを確認し、対応方針を検討する必要があるためです。

不倫慰謝料の相場は50万~300万円程度ですが、金額の算定には以下のような事情が考慮されます。

・別居・離婚の有無
・不倫の回数・期間
・婚姻期間の長さ
・反省の度合い
・幼い子どもの有無

不倫の内容に比べ請求金額が高いと感じた場合には、減額交渉に向けて準備を進めることになります。

不倫慰謝料の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

6-2 対処法2:証拠の確認

不倫慰謝料請求では、不倫の証拠が提出されることがあります

慰謝料請求の根拠である、不倫という事実があったことに説得力を持たせる必要があるためです。

例えば、ホテルから出てきた写真や、肉体関係を示すSNSのメッセージ履歴などが証拠として提出されることがあります。

提出された証拠で足りているのか判断に悩む場合、弁護士に相談してみるといいでしょう。

不倫の証拠については、以下の記事と動画で詳しく解説しています。

6-3 対処法3:弁護士に相談する

相手方とのやり取りや慰謝料の減額交渉に不安を感じた方は、弁護士に相談することをオススメします

60代の不倫は、慰謝料だけでなく熟年離婚まで絡むことがあり、離婚手続きを見据えて方針を立てていく必要があるためです。

弁護士であれば、状況を踏まえたアドバイスができるだけでなく、交渉を代わりに行うことができ、精神的な負担を大きく減らすことができます。

弁護士に依頼すべきか悩んでいる場合には、無料相談などを活用してみるといいでしょう。

6-4 対処法4:老後資金の把握

交渉と並行して、資産や老後資金の状況を正しく把握しておくことが重要です

慰謝料を支払いだけでなく、熟年離婚で財産分与となった場合、資産状況が大きく変動してしまうためです。

例えば、預貯金の通帳や退職金の金額、将来受け取れる年金の見込み額を一覧表にして書き出してみるケースがあります。

資産状況を把握することで、現状に即した交渉を行うことができます。

7章 60代の不倫に関するよくある疑問4つ

60代の不倫に関するよくある疑問としては、以下の4つがあります。

Q1:60代での不倫の割合はどのくらい?
Q2:肉体関係がなくても慰謝料を支払う必要がありますか
Q3:定年退職して無職であっても慰謝料は請求されますか
Q4:不倫相手の家族からも慰謝料を請求されることはありますか

7章 60代の不倫に関するよくある疑問4つ

これらの疑問を順番に解消していきましょう。

7-1 Q1:60代での不倫の割合はどのくらい?

A.60代で不倫をしている方の割合は、既婚者全体の約2割程度とされています

具体的には、結婚している60代男性の約19.8%、60代女性の約10.4%に配偶者以外の肉体関係をもつ相手がいるとされています。

60代での不倫は特別なことではなく、身近に起こり得る問題として知っておくことが大切です。

出典:相模ゴム工業株式会社|結婚相手/交際相手以外にセックスをする相手はいますか?

7-2 Q2:肉体関係がなくても慰謝料を支払う必要がありますか

A.肉体関係がない場合でも、慰謝料請求が認められることがあります

肉体関係がなければ不倫があったとはいえません。

しかし、親密な関係にあったために、夫婦生活の平穏を害した場合には不法行為として責任を負うことがあるためです。

例えば、相手が既婚者と知りながら同居した場合や、結婚を前提に交際していた場合には、慰謝料請求が認められる可能性があります。

慰謝料を請求されたら、不倫がどのような内容であったのか確認しておくといいでしょう。

不倫はどこからかについては、以下の記事で詳しく解説しています。

7-3 Q3:定年退職して無職であっても慰謝料は請求されますか

A.定年退職をしており無職であっても、不倫が事実であれば慰謝料は請求されることがあります

慰謝料請求権は、現在の収入の有無に関係なく、他人の権利を侵害した行為そのものに発生するためです。

例えば、年金暮らしで毎月の給与がない場合であっても、不倫をすれば慰謝料を請求することができます。

ただし、支払うことが難しい場合には、財産状況を伝え減額交渉する他、分割での支払いにできないか交渉することがあります。

慰謝料請求されたけどお金がない場合については、以下の記事で詳しく解説しています。

7-4 Q4:不倫相手の家族からも慰謝料を請求されることはありますか

A.不倫相手の配偶者以外の家族から慰謝料を請求されても、それを支払う義務はありません

不倫によって権利を侵害されているのは、婚姻関係にある配偶者だけであり、家族に対する権利侵害がったというのは難しいためです。

例えば、不倫相手の子どもから「家庭を壊されたから慰謝料を支払え」と請求されるケースがあります。

慰謝料請求は不倫相手の配偶者の権利であるため、配偶者以外の家族から請求があったときは真摯に説明することが大切です。

ただし、不倫相手の配偶者が亡くなり慰謝料請求権が相続された場合には、配偶者以外の家族から請求される可能性もあります

8章 不倫慰謝料に強い弁護士を探すなら弁護士コンパス

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9章 まとめ

以上のとおり、今回は、60代で不倫するきっかけとリスクを説明したうえで、慰謝料請求への対処法について解説しました。

この記事が、60代での不倫で慰謝料請求された場合の対処法について知りたいと考えている方の助けになれば幸いです。

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籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

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【連載・執筆等】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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