広島の労働基準監督署は8か所|管轄と電話・メール等の相談先や通報

広島の労働基準監督署は8か所|管轄と電話・メール等の相談先や通報

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
不当解雇や残業代、退職勧奨対応等の労働問題を数多く担当している。
【著書】長時間残業・不当解雇・パワハラに立ち向かう!ブラック企業に負けない3つの方法

広島には、労働基準監督署が8ヶ所設置されています

それぞれの労働基準監督署には管轄があり、対応する地域の相談のみ取り扱っています。

今回は、広島の労働基準監督署8ヶ所について説明したうえで、管轄区域や相談・通報の方法を紹介します。

ホウペン

<この記事の要点>

・広島県内には、広島中央労働基準監督署、呉労働基準監督署、福山労働基準監督署、三原労働基準監督署、尾道労働基準監督署、三次労働基準監督署、広島北労働基準監督署、廿日市労働基準監督署の8ヶ所があります。

・広島の労働基準監督署に相談・通報する方法として、メールや電話、対面による方法があります。

この記事を読めば、広島の労働基準監督署に相談すればよいのか、どのような方法で相談・通報できるのか等が分かるようになります。

目次

1章 広島の労働基準監督署8ヶ所と管轄

広島県内には、現在、8か所の労働基準監督署が設置されています

労働基準監督署ごとに担当する地域が分かれているため、勤務先の所在地によって相談先が変わります。

広島県内の労働基準監督署としては以下の8つがあります。

名称所在地電話番号管轄
広島中央

労働基準監督署

広島市

中区上八丁堀6-30広島合同庁舎2号館1階

082-221-2460(方面)

082-221-2459(安全衛生)

082-221-2461(労災)

広島市のうち中区、西区、東区、南区、安芸区

東広島市の一部(呉労働基準監督署、三原労働基準監督署の管轄区域を除く)

安芸郡

労働基準監督署

呉市

中央3-9-15呉地方合同庁舎5階

0823-22-0005(方面)

0823-88-2940(安全衛生)

0823-88-2941(労災)

呉市、江田島市、

 

東広島市のうち黒瀬町、黒瀬学園台、黒瀬春日野、黒瀬切田が丘、黒瀬桜が丘、黒瀬松ヶ丘、黒瀬楢󠄀原北、黒瀬楢󠄀原東、黒瀬楢󠄀原西

福山

労働基準監督署

福山市

旭町1-7

084-923-0005(方面)

084-916-3180(安全衛生)

084-923-0214(労災)

福山市、府中市、神石郡(神石高原町)
三原労働基準監督署三原市

宮沖2-13-20

0848-63-3939三原市、竹原市、豊田郡

東広島市のうち安芸津町、河内町、 福富町、豊栄町

尾道

労働基準監督署

尾道市

古浜町27-13

0848-22-4158尾道市、世羅郡
三次

労働基準監督署

三次市

十日市東1丁目9-9

0824-62-2104三次市、庄原市、安芸高田市
広島北

労働基準監督署

広島市

安佐北区可部南3-3-28

082-812-2115広島市のうち安佐南区、安佐北区、山県郡
廿日市

労働基準監督署

廿日市

市新宮1-15-40

0829-32-1155廿日市市、大竹市、広島市のうち佐伯区

それでは、これらの労働基準監督署について順番に説明していきます。

1-1 広島中央労働基準監督署

【所在地】
〒730-8528広島市中区上八丁堀6-30広島合同庁舎2号館1階

【電話番号】
082-221-2460(方面)
082-221-2459(安全衛生)
082-221-2461(労災)

【管轄】
広島市のうち中区、西区、東区、南区、安芸区
東広島市(呉労働基準監督署、三原労働基準監督署の管轄区域を除く)
安芸郡

【クチコミ】広島中央労働基準監督署

クチコミ評価は2.0/5.0、全20件で、全体として低評価が目立ちます

主な不満は、労災相談や電話対応に関して、担当者の説明が不十分、態度が冷たい、相談しても十分に対応してもらえないという点です。

また、会社への指導や調査への不信感、相談者に寄り添う姿勢が足りないと感じている投稿も複数あります。

一方で、書類の案内や労災に関する説明が丁寧だった、安心して相談できたという肯定的な口コミも一部見られます

1-2 呉労働基準監督署

【所在地】
〒737-0051呉市中央3-9-15呉地方合同庁舎5階

【電話番号】
0823-22-0005(方面)
0823-88-2940(安全衛生)
0823-88-2941(労災)

【管轄】
呉市、江田島市、
東広島市のうち黒瀬町、黒瀬学園台、黒瀬春日野、黒瀬切田が丘、黒瀬桜が丘、黒瀬松ヶ丘、黒瀬楢󠄀原北、黒瀬楢󠄀原東、黒瀬楢󠄀原西

【クチコミ】呉労働基準監督署

クチコミ評価は1.0/5.0、全1件で、評価点だけを見ると低評価です

投稿内容では、労働基準監督署の担当者が訪問先の入構ルールを守らず、手続きが必要であることを伝えたところ態度が悪くなったとの不満が述べられています。

ただし、クチコミは1件のみであるため、この労基署全体の対応傾向を判断するには情報が不足しています

1-3 福山労働基準監督署

【所在地】
〒720-8503福山市旭町1-7

【電話番号】
084-923-0005(方面)
084-916-3180(安全衛生)
084-923-0214(労災)

【管轄】
福山市、府中市、神石郡(神石高原町)

【クチコミ】福山労働基準監督署

クチコミ評価は3.4/5.0、全17件で、評価は中間的ですが、投稿内容を見ると対応への評価が分かれています

肯定的な口コミでは、親身に話を聞いてもらえた、未払い賃金の相談が解決に至った、説明が分かりやすかったという声があります。

一方で、処理が遅い、通報しても十分に動いてもらえなかった、弁護士に相談するよう案内されただけだったという不満も見られます

全体としては、担当者によって相談者の受け止め方に差が出ている印象です。

1-4 三原労働基準監督署

【所在地】
〒723-0016三原市宮沖2-13-20

【電話番号】
0848-63-3939

【管轄】
三原市、竹原市、豊田郡
東広島市のうち安芸津町、河内町、 福富町、豊栄町

【クチコミ】三原労働基準監督署

クチコミ評価は2.6/5.0、全7件で、全体として低評価寄りです

本文のある口コミでは、会社側に寄った対応に感じた、通報したい内容を十分に取り合ってもらえなかった、職場の問題について相談したが失望したという不満が見られます。

一方で、本文のない評価も複数あるため、具体的な対応傾向を判断するには情報が不十分です

全体としては、相談者が期待した対応との間にズレを感じた投稿が目立ちます。

1-5 尾道労働基準監督署

【所在地】
〒722-0002尾道市古浜町27-13

【電話番号】
0848-22-4158

【管轄】
尾道市、世羅郡

【クチコミ】

クチコミの点数は、5点満点中3.7点で、全3件のクチコミが投稿されています。

件数が少ないため全体傾向は判断しにくいものの、電話対応について担当者による差があるとの声が見られます。

一方で、話を聞いてもらえた、法律的な内容を教えてもらえたという前向きな声もあります。

相談する際は、担当者によって印象が変わる可能性がある点を踏まえて利用するとよいでしょう。

1-6 三次労働基準監督署

【所在地】
〒728-0013三次市十日市東1丁目9-9

【電話番号】
0824-62-2104

【管轄】
三次市、庄原市、安芸高田市

【クチコミ】三次労働基準監督署

クチコミ評価は3.7/5.0、全3件で、評価点は比較的高めですが、件数は少ないです

本文のある口コミでは、真面目に対応してもらえた、話を聞いてもらえた、法律的な説明を受けられたという肯定的な声があります。

一方で、電話対応については、担当者によって対応に差があり、相槌や説明の仕方に不満を感じたという投稿もあります

全体としては、一定の評価はあるものの、担当者による対応差が指摘されています。

1-7 広島北労働基準監督署

【所在地】
〒731-0223広島市安佐北区可部南3-3-28

【電話番号】
082-812-2115

【管轄】
広島市のうち安佐南区、安佐北区、山県郡

【クチコミ】広島北労働基準監督署

クチコミ評価は4.3/5.0、全7件で、評価点は高めです

本文のある口コミでは、労働基準法に基づいて対応してもらえたことへの感謝や、労働保険の手続きがスムーズに進んだという肯定的な声があります。

一方で、本文のある投稿は少ないため、具体的な対応傾向を判断するには情報が限られています

全体としては、投稿件数は多くないものの、確認できる範囲では対応への満足感がうかがえます。

1-8 廿日市労働基準監督署

【所在地】
〒738-0024廿日市市新宮1-15-40

【電話番号】
0829-32-1155

【管轄】
廿日市市、大竹市、広島市のうち佐伯区

【クチコミ】廿日市労働基準監督署

クチコミ評価は2.5/5.0、全11件で、全体として低評価寄りです

主な不満は、担当者の話し方が威圧的、説明が淡々としていて分かりにくい、相談しても十分に話を聞いてもらえないという点です。

労災申請や電話対応について、対応がずさん、面倒そうに対応されたと感じた投稿も見られます。

一方で、労災申請時に丁寧に説明してもらえたという肯定的な口コミも一部あります

2章 逆引き!地域から検索|広島の労働基準監督署

あなたが勤務している事業所の所在地から、管轄の労働基準監督署を探せるように整理しました

以下の地域を確認すると、第1章の該当する労働基準監督署の箇所へジャンプします。

【あ行】
安芸太田町(山県郡) 安芸区(広島市) 安芸高田市 安芸津町(東広島市) 安佐北区(広島市)
安佐南区(広島市) 江田島市 大崎上島町(豊田郡) 大竹市 尾道市

【か行】
海田町(安芸郡) 河内町(東広島市) 北広島町(山県郡)
呉市 黒瀬学園台(東広島市) 黒瀬春日野(東広島市) 黒瀬切田が丘(東広島市)
黒瀬桜が丘(東広島市) 黒瀬町(東広島市) 黒瀬松ヶ丘(東広島市) 黒瀬楢原北(東広島市)
黒瀬楢原西(東広島市) 黒瀬楢原東(東広島市)

【さ行】
佐伯区(広島市) 坂町(安芸郡) 庄原市 神石高原町(神石郡) 世羅町(世羅郡)

【た行】
竹原市 豊栄町(東広島市)

【な行】
中区(広島市) 西区(広島市)

【は行】
廿日市市 東区(広島市) 福富町(東広島市) 福山市 府中市 府中町(安芸郡)
東広島市(呉労働基準監督署、三原労働基準監督署の管轄区域を除く)

【ま行】
三原市 南区(広島市) 三次市

3章 目的別の相談先|広島の労働基準監督署など

広島で労働問題を相談する場合、悩みの内容に合った窓口を選ぶ必要があります

例えば、以下の6つのような目的によって相談先が分かれてきます。

目的1:賃金・労働時間などの労働条件に関する相談
目的2:夜間・休日での相談
目的3:個別労働関係紛争解決のための相談
目的4:雇用機会均等、育児・介護休業などに関する相談
目的5:アルバイトの労働条件に関する相談
目的6:労働問題に関する様々な相談

それでは、目的別の相談先について順番に説明していきます。

3-1 目的1:賃金・労働時間などの労働条件に関する相談

賃金、労働時間、休日などの労働条件について相談したい場合には、勤務先を管轄する労働基準監督署に相談することが考えられます。

労働基準監督署は、労働基準法などに関する問題を扱う機関であるためです。

例えば、残業代が支払われていない、休憩時間が十分に取れない、休日が少ないというケースでは、労働基準監督署への相談が合うことがあります。

労働基準監督署の管轄については、1章と2章を参考に探してみるとよいでしょう。

3-2 目的2:夜間・休日での相談

平日の日中に相談する時間が取れない場合には、労働条件相談ほっとラインを利用する方法があります

ただし、ほっとラインは無料の電話相談窓口にすぎず、会社への調査などを希望する場合には、勤務先を管轄する労働基準監督署にも相談する必要があります

【労働条件相談ほっとライン】
電話番号:0120-811-610
相談時間:平日17時00分~22時00分
土曜日・日曜日・祝日9時00分~21時00分

3-3 目的3:個別労働関係紛争解決のための相談

解雇、雇止め、配置転換、いじめ・嫌がらせ、職場環境などについて相談したい場合には、総合労働相談コーナーや広島県労働委員会への相談が考えられます

労働基準法違反といえるか分からない段階でも、労働トラブルについて相談しやすい窓口であるためです。

総合労働相談コーナーは、労働条件、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、職場環境を含め、幅広い労働問題について対面又は電話で相談を受け付けています。

・広島労働局総合労働相談コーナー
【所在地】
〒730-8538広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館5階

【電話番号】
082-221-9296

【相談時間】
平日9時00分~17時00
※土日祝、年末年始を除く

・広島県労働委員会事務局
広島県労働委員会では、労働争議の調整、不当労働行為の審査、個別労働紛争のあっせんなどに関する相談ができます。

【所在地】
〒730-8511広島市中区基町9-42 広島県庁東館7階

【電話番号】
労働トラブル解決支援相談電話:082-513-5162
不当労働行為の審査:082-513-5164

【相談時間】
平日8時30分~12時00分、13時00分~17時00分
※土日祝、年末年始を除く

3-4 目的4:雇用機会均等、育児・介護休業などに関する相談

男女雇用機会均等、育児休業、介護休業、などに関する相談は、厚生労働省広島労働局雇用均等室に相談することが考えられます

厚生労働省広島労働局雇用均等室は、女性の活躍促進や仕事と家庭の両立支援に関する業務を行っているためです。

【所在地】
〒730‐8538広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館5階

【電話番号】
082-221-9247

【相談時間】
平日8時30分~17時15分
※土日祝、年末年始を除く

3-5 目的5:アルバイトの労働条件に関する相談

アルバイトの労働条件については、広島労働局総合労働相談コーナーや労働条件相談ほっとラインに相談することが考えられます

アルバイトであっても、賃金、労働時間、休憩、休日に関する悩みは、労働基準法などのルールが適用されるためです。

・広島労働局総合労働相談コーナー
【所在地】
〒730-8538広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館5階

【電話番号】
082-221-9296

【相談時間】
平日9時00分~17時00
※土日祝、年末年始を除く

・労働条件相談ほっとライン
電話番号:0120-811-610
相談時間:平日17時00分~22時00分
土曜日・日曜日・祝日9時00分~21時00分

3-6 目的6:労働問題に関する様々な相談

賃金、労働時間、解雇など、労働問題について幅広く相談したい場合には、広島県労働相談コーナーひろしまを利用する方法があります

相談内容がまだ整理できていない場合でも、労働問題について相談しながら今後の対応を考えやすいためです。
【所在地】
〒730-8511広島市中区基町10-52 県庁東館3階

【電話番号】
0120-570-207

【相談時間】
平日9時00分~12時00分、13時00分~16時00分
※土日祝、年末年始を除く

4章 広島の労働基準監督署に相談・通報する方法3つ

広島の労働基準監督署に相談・通報する方法として、複数の選択肢があります

状況によって使いやすい方法は異なりますが、証拠を見せながら説明したい場合には、対面での相談が向いています。

例えば、広島の労働基準監督署に相談・通報する方法としては、以下の3つがあります。

方法1:メールで相談・通報
方法2:電話で相談・通報
方法3:対面で相談・通報

それでは、これらの方法について順番に説明していきます。

4-1 方法1:メールで相談・通報

メールを使う方法は、時間を選ばずに問い合わせを送れる点で便利です

厚生労働省の労働基準関係情報メール窓口では、労働基準法などの違反が疑われる事業場について、相談・通報することができます。

例えば、長時間労働が続いているケースや、残業代が支払われていないケースについて、事業場名、所在地、問題の内容を入力して送信することができます。

厚生労働省|労働基準関係情報メール窓口

ただし、メール窓口は対応までに時間がかかるため、即時の対応が必要な場合には他の方法をおすすめします

4-2 方法2:電話で相談・通報

電話による相談は、労働基準監督署の担当者と直接会話することができます

文章では伝えにくい内容も口頭で説明しながら相談できるため、正確に情報伝達が行えます。

例えば、未払い残業代について相談したい場合には、勤務先の所在地、働いた時間、給与明細の内容、会社からの説明を整理して電話すると話が進みやすくなります。

ただし、電話では証拠を確認することが難しい場合があります

証拠の確認が必要になる場合には、後日、窓口での相談を案内されることもあります。

4-3 方法3:対面で相談・通報

労働基準監督署に動いてもらいたい場合には、対面で相談する方法がおすすめです

担当者に直接事情を説明でき、証拠資料をその場で見てもらえるためです。

例えば、残業代の未払いについて相談する場合には、タイムカード、出退勤記録、給与明細、雇用契約書、就業規則などを持参すると、事実関係を説明しやすくなります。

対面で相談する際には、勤務先を管轄する労働基準監督署を確認したうえで訪問するとよいでしょう。

また、相談内容をメモにまとめておくと、二度手間を防ぐことにもつながります

5章 広島の労働基準監督署の開庁時間

広島県内の労働基準監督署の開庁時間は、午前8時30分から午後5時15分までとされています

開庁しているのは平日のみで、土曜日・日曜日・祝日は閉庁日のため注意が必要です。

また、混雑回避のため、可能なら電話で相談内容を伝えておくと円滑に進められることがあります。

6章 広島の労働基準監督署ではなく、弁護士に相談した方がいいケース3つ

広島の働労基準監督署に相談しても、内容によっては対応が難しい場合があります

労働基準監督署は、労働基準法などの違反について調査や指導を行う機関であり、すべての労働問題を解決できるわけではないためです。

例えば、弁護士に相談した方がよいケースとしては、以下の3つがあります。

ケース1:法的な争点がある場合
ケース2:労働基準法違反などではない場合
ケース3:差し押さえなどの強制執行が必要な場合

それでは、これらのケースについて順番に説明していきます。

6-1 ケース1:法的な争点がある場合

会社と労働者の主張が食い違っている場合には、法的な争点になりやすいため、弁護士に相談することをおすすめします

労働基準監督署は、どちらの主張が正しいかを判断する機関ではないためです。

例えば、残業代請求の場面で、会社から以下のように反論されることがあります。

・管理監督者だから残業代は出ないと言われている
・固定残業代に含まれていると説明されている
・会社の記録と自分の記録で労働時間が違っている
・休憩していた時間があるはずだと反論されている

この場合、契約内容、就業規則、賃金規程等から、法的見解に基づく対応が必要となり、弁護士のサポートが重要となります。

他にも、給与未払いでは、降格処分を理由とした減額として労働条件変更の問題になることがあり、この場合にも法的判断が必要となります。

6-2 ケース2:労働基準法違反等ではない場合

労働基準監督署は、労働基準法や最低賃金法などの、労働関係の法令違反を扱う機関です

労働契約法や民法に基づく問題は、労働基準監督署だけでは対応が難しいことがあります。

具体的には、以下のような問題では弁護士への相談が合うことがあります。

・不当解雇(労働契約法上の判断が必要)
・パワハラ・セクハラ・モラハラ(民法上の請求権が問題となる)
・退職強要(本人の自由意志が争点となりやすい)

例えば、突然解雇されたケースでは、労働基準監督署が解雇予告手当について説明を受けられることはあります。

しかし、解雇が有効かどうか、職場に戻れるかどうか、未払い賃金をどこまで請求できるのかといった問題については、踏み込めないことがあるのです

解雇等は事情を知ってから早期の対応が必要となりますので、早い段階で弁護士に相談すると事情を整理しやすくなります。

6-3 ケース3:差し押さえ等の強制執行が必要な場合

会社が未払い賃金や残業代を支払わない場合には、弁護士への相談が適している場合があります

労働基準監督署には、会社の預金口座や財産を差し押さえる権限がないためです。

労働基準監督署が会社に是正を求めても、会社が任意に支払わない場合には、裁判所を通した手続きが必要になることもあります。

例えば、労働基準監督署に相談した後も会社が残業代を支払わないケースでは、内容証明郵便の送付、労働審判、訴訟、強制執行などを検討することになります。

これらの手続きは、書面の作成や証拠の整理が必要になるため、労働者が一人で進めると大きな負担になりやすいです。

弁護士に相談すれば、訴訟の提起、判決の取得、差押手続など一連の手続きを代理してもらうことができます

7章 労働問題に強い弁護士を探すなら労働弁護士コンパス

労働問題に強い弁護士を探したい場合には、是非、労働弁護士コンパスを活用ください

労働問題は非常に専門的な分野であり、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。

労働弁護士コンパスでは、労働問題に注力している弁護士を探すことは勿論、地域や個別の相談内容から、あなたにマッチする最高の弁護士を探すことができます

初回無料相談や電話・オンライン相談可能な弁護士であれば、少ない負担で気軽に相談をすることができます。

どのようにして弁護士を探せばいいか分からないという場合には、まずは試しにこの労働問題弁護士コンパスを使ってみてください。

8章 まとめ

以上のとおり、今回は、広島の労働基準監督署8か所を説明したうえで、管轄や電話・メールなどによる相談・通報の方法を紹介しました。

この記事が広島で働かれており、労働基準監督署の相談先が分からず、困っている方の助けになれば幸いです。

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籾山 善臣

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【著書】長時間残業・不当解雇・パワハラに立ち向かう!ブラック企業に負けない3つの方法
【連載】幻冬舎ゴールドオンライン:不当解雇、残業未払い、労働災害…弁護士が教える「身近な法律」、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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