サレ夫とは?9つの特徴や法的な制裁・NGな復讐と再構築成功のコツ【おすすめブログまとめ付き】

サレ夫とは?9つの特徴や法的な制裁・NGな復讐と再構築成功のコツ【おすすめブログまとめ付き】

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・取材】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこっと弁護士Q&A、東京新聞、毎日新聞、週刊女性他

サレ夫とは、不倫をされた夫のことで、インターネットなどでサレ妻と対照的に使われるようになった俗語で、SNSをはじめドラマや漫画でも聞くようになってきました。

サレ夫になってしまうと、復讐したいという強い気持ちが芽生えるものですが、冷静に法的にできること、やってはいけないことを知ることが大切です。

感情的な行動はときに被害者であるはずの自分自身を不利な立場にしてしまうこともあるのです。

今回は、サレ夫とは何かを説明したうえで、9つの特徴や法的な制裁・NGな復讐と再構築成功のコツを解説していきます。

ホウペン

この記事の要点

・サレ夫の特徴としては、真面目で愛情表現が下手だったり、仕事優先、モラハラ気質などが挙げられます。

・サレ夫になってしまった場合にできる法的制裁としては、慰謝料請、別居+婚姻費用を争う、離婚拒否などがあります。

・再構築するには、話し合い感情を整理したうえで、不倫相手との接触を禁止し、ルールなどを決める誓約書を取り交わしましょう。

この記事を読めば、サレ夫になってしまった場合にどうすればいいのかがよくわかるはずです。

目次

1章 サレ夫とは

サレ夫とは、配偶者である妻から不倫をされた夫のことです

読み方は「されお」です。不倫をされた夫の略です。

法律用語ではなく、インターネットやSNSを中心に使われるようになった俗語で、「サレ妻」と対になる形で広まってきました。

不倫を「された側」であることを強調する意味合いが含まれています。

サレ夫の関係を図にすると以下のとおりです。

サレ妻・サレ夫・シタ妻・シタ夫関係図

まず、右上のシタ妻とサレ夫が法律上の婚姻関係にあります。しかし、シタ妻はサレ夫と婚姻関係にありながら、シタ夫と不倫関係にある状況です。

このような状況にある場合には、右下の夫は「不倫された側」となり、サレ夫と呼ばれる立場になります

同じように左上のシタ夫にも配偶者がいる場合には、左下にいる人物がサレ妻となります。

サレ妻とサレ夫、シタ妻、シタ夫の意味を整理すると以下のとおりです。

サレ妻とサレ夫、シタ妻、シタ夫の意味

なお、夫に不倫された妻は「サレ妻」と呼ばれます。サレ妻の意味や不倫発覚後の対処法については、「サレ妻とは」の記事で詳しく解説しています。

夫がいるのに不倫をした妻は「シタ妻」と呼ばれます。シタ妻の意味や不倫発覚後の対処法については、「シタ妻とは」の記事で詳しく解説しています。

2章 サレ夫の特徴9つ

サレ夫になりやすい人には、いくつか共通しやすい傾向があります

これは性格の良し悪しを示すものではなく、日常の考え方や行動の積み重ねが夫婦関係に影響しやすいためです。

例えば、サレ夫に多く見られる特徴としては、以下の9つがあります。

特徴1:真面目
特徴2:愛情表現が下手
特徴3:倹約家
特徴4:仕事優先
特徴5:モラハラ気質
特徴6:見た目や自己管理に無頓着
特徴7:平和主義
特徴8:家事や育児の丸投げ
特徴9:性生活の拒否

サレ夫の特徴9つ

それでは、それぞれの特徴について順番に見ていきましょう。

2-1 特徴1:真面目

サレ夫には、物事に誠実で真面目な人が多い傾向があります

ルールを守り、浮気など論外だと考える誠実な人ですが、その真面目さが「遊び心のなさ」や「融通の利かなさ」として妻に映ることがあります。

「何をしても裏切らないだろう」という安心感が、皮肉にも妻側の油断や甘えを助長してしまうケースです。

2-2 特徴2:愛情表現が下手

言葉や態度で気持ちを示すのが苦手な点も、サレ夫に見られやすい特徴です

「言わなくても伝わっているはず」と考え、感謝や好意を言葉にしないタイプです。

日本人に多い傾向ですが、言葉による栄養補給がないと、妻は家庭内で「女性」としての自信を失います。

その乾いた心を、甘い言葉をかける外の男に奪われてしまうのです。

2-3 特徴3:倹約家

お金を無駄に使わず、将来を見据えて生活する倹約家タイプも少なくありません

確かに、将来のために家計を管理し、無駄遣いを厳しく律する姿勢は立派です。

しかし、度を超すと妻に「自由がない」「監視されている」という窮屈さを感じさせます

自由なお金や心の余裕を求めて、非日常を味わえる不倫に走らせるトリガーになることがあります。

2-4 特徴4:仕事優先

仕事を最優先に考える姿勢も、サレ夫の特徴として挙げられます

「家族のために稼いでいる」という自負が強く、平日の深夜帰宅や休日出勤を当然と考えているケースです。

経済的な豊かさと引き換えに、家庭内での対話が消え、妻は「私はただの家政婦なのか」という孤独感を強めてしまいます。

2-5 特徴5:モラハラ気質

サレ夫の方の特徴として、モラハラ気質が挙げられることもあります。

無意識に妻を見下したり、論理攻めで自分の正しさを押し付けたりする傾向です。

家庭内で常に緊張を強いられている妻にとって、不倫相手は「自分を肯定してくれる唯一の存在」になり、現実逃避の手段として不倫が加速してしまいます。

モラハラ被害者の不倫については、以下の記事で詳しく解説しています。

2-6 特徴6:見た目や自己管理に無頓着

外見や健康管理を後回しにしがちな点も特徴の一つです

結婚した安心感から、身だしなみや体型管理を疎かにしてしまうタイプです。

休日は一日中パジャマで過ごす、清潔感に欠けるといった姿を見せ続けることで、妻の中で夫が「一人の男性」から「ただの家族(同居人)」へと格下げされてしまいます。

2-7 特徴7:平和主義

争いごとを嫌い、妻の不機嫌を察するとすぐに譲歩したり、問題を先送りにしたりするタイプです

一見優しいですが、妻からすると「向き合ってくれない」「頼りない」と感じられ、もっと刺激的で強引な男性に惹かれる隙を与えてしまいます。

不倫をしても怒らないだろう、許してくれるだろうと思われてしまうこともあります。

2-8 特徴8:家事や育児の丸投げ

家事や育児を妻に丸投げしているようなことも、特徴として挙げられることがあります

「外で働いているから、家の中のことは妻の仕事」という古い価値観を無意識に持っているケースです。

育児や家事の大変さを共感してもらえない妻の不満は蓄積し、夫へのリスペクトが消えた瞬間に、外の世界へ癒やしを求めるようになります。

2-9 特徴9:性生活の拒否

夫が性生活を拒否するということも、他の男性に肉体関係を求めることに繋がってしまいます

妻からの誘いを「疲れているから」と断り続けたり、淡白すぎたりする状態です。

性生活を単なる行為ではなく「愛情確認」と捉える女性にとって、拒絶はアイデンティティの否定に等しい傷となります。

その欠乏感を外で埋めようとする動機は非常に強力です。

妻が不倫する理由は夫側の特徴だけで決まるものではなく、妻自身の心理や家庭環境、不倫相手との出会いなど様々な事情が関係します。

主婦が不倫に走る理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

3章 サレ夫になった場合の対処法

妻の不倫が発覚したとき、まずは深呼吸をして、冷静に自分の立場を守るための準備を整えることが先決です

感情に任せて行動すると、本来得られるはずの権利を失ってしまったり、逆にあなたが責任を問われたりする恐れがあるためです。

今後の人生を有利に進めるためにも、正しい手順を知っておくことは欠かせません。

具体的には、サレ夫になった場合の対処手順としては、以下のとおりです。

手順1:証拠を集める
手順2:離婚か再構築かを話し合う
手順3:弁護士に相談する

サレ夫になった場合の対処法

それでは、サレ夫が取るべき具体的な行動について順番に見ていきましょう。

3-1 手順1:証拠を集める

まずは、客観的な証拠をしっかりと確保することを優先しましょう

証拠がなければ、相手が不倫を認めなかったり、慰謝料の請求が認められなかったりする恐れがあるためです。

証拠を集める前に問い詰めてしまうと、不倫を否定されてしまったり、証拠を隠滅されてしまったりします。

例えば、ホテルの領収書を写真に撮ったり、肉体関係があったと推測できるようなLINEのやり取りを保存したりすることが挙げられます。

また、不倫相手と会っている現場の写真や、本人が認めた内容の録音データなども有効です

確実な証拠を積み上げておくことで、その後の話し合いを有利に進めることができます。

不倫の証拠については、以下の記事で詳しく解説しています。

不倫のLINEについては、以下の記事で詳しく解説しています。

不倫の写真については、以下の記事で詳しく解説しています。

3-2 手順2:離婚か再構築化を話し合う

証拠が揃ったら、これからの夫婦関係をどうしていくか、妻と話し合いの場を持ちましょう

今後の方向性が決まらないままでは、法的な手続きをどう進めるべきか判断がつかないためです。

例えば、やり直したいと考えて再構築の道を選んだり、裏切りが許せずに離婚を決意したりといった選択肢があります。

話し合いをする際には、感情的になって怒鳴り散らしたり、無理やり結論を迫ったりしないように気をつけましょう。

人生にとって大きな選択となりますので、感情的な判断をしてしまいそうな場合には、少し時間をおいてみましょう。

3-3 手順3:弁護士に相談する

不倫の証拠を集め、離婚か再構築かを決断したら、法律の専門家である弁護士にアドバイスを求めることをおすすめします

離婚するのであれば、離婚に当たりどのような条件とするべきなのか、どのように手続きを進めて行けばいいのかなど、助言してもらうことができます。

とくに、不倫をされた側と言ことになると、妻側は有責配偶者になる可能性も高いので、このような状況に応じたアドバイスももらうといいでしょう。

また、夫婦関係を再構築する場合であっても、不倫相手に対して慰謝料を請求したり、示談書や誓約書などにより再発を防止したりと言った対応が考えられます。

そのため、早い段階で弁護士に相談することが良い解決の秘訣なのです

4章 サレ夫が再構築を成功させるコツ

一度壊れてしまった夫婦の信頼関係を再び築き上げるためには、お互いに歩み寄るための具体的な工夫が必要です

不倫という大きな出来事を乗り越えるには、二人の関係を根本から見直す必要があるためです。

再構築の進め方を知っておくことで、同じ悲しみを繰り返さないための強固な土台を作ることができます。

例えば、サレ夫が再構築を成功させるコツとしては、以下の5つがあります。

コツ1:不倫相手との接触を禁止する
コツ2:感情を整理する
コツ3:再発を防止するルールを作る
コツ4:不満を吐き出す
コツ5:妻への態度を改める

サレ夫が再構築を成功させるコツ

それでは、再構築を成功させるための秘訣について順番に見ていきましょう。

4-1 コツ1:不倫相手との接触を禁止する

再構築を進める前提として、不倫相手との関係を完全に断つ必要があります

不倫相手との繋がりが残っている状態では、心の傷が癒えることはありませんし、再び裏切られるリスクを消し去ることもできないためです。

例えば、連絡先を消去させたり、SNSのブロックを確認したりすることが必要です。

また、二度と会わないことを約束させる書面を交わしたり、違反した際の違約金を決めたりしておくことも有効な手段となります。

物理的にも精神的にも相手を排除することが、サレ夫としての安心感を取り戻すための第一歩です。

まずは、不倫相手が入り込む隙間を完全になくすことから始めましょう。

4-2 コツ2:感情を整理する

自分の心の中に渦巻く怒りや悲しみを、少しずつ整理していく作業が必要です

感情を整理せずに再構築しようとしても、妻と本音で向き合うことは難しくなっていきますし、何かあるたびにフラッシュバックしてしまいます。

感情を整理するというのは何も、今回の不倫の一件を抑え込まなければいけないというわけではありません

まずは不倫相手からも謝罪を受け、慰謝料などの補償も受け、二度と妻には接触しないと約束してもらうなどの解決をすることが区切りとなり、感情を整理する出発点となります。

今回の件について区切りをつけられたら、そこから少しずつ元の夫婦関係を取り戻せるように新しい思い出や関係性を気づいていきましょう。

4-3 コツ3:再発を防止するルールを作る

再度不倫されることがないよう再発を防止するルール作りもしましょう

明確なルールがあることで、サレ夫側の不安が和らぐとともに、妻側にも責任感を持ってもらうことができるためです。

例えば、夜遅くなる時は連絡を入れるようにしたり、お互いのスマートフォンのパスワードを共有したりといった方法があります。

不倫相手への接触をしないことは勿論、不倫相手の連絡先などを消すことを約束してもらうこともよくあります。

ただし、これらは相手を縛り付けるためのものではなく、あくまで「信頼を回復するための協力作業」として二人で合意することが望ましい形です。

再発防止の誓約書については、以下の記事で詳しく解説しています。

浮気を防止する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

4-4 コツ4:不満を吐き出す

これまで溜め込んできた本音や、不倫によって受けた苦しみを隠さずに伝えることが必要です

お互いの思いを正直に共有しなければ、表面上の和解に終わってしまい、再び溝が深まってしまう原因になるためです。

例えば、「あの行動が本当に悲しかった」と具体的な場面を伝えてみたり、以前から感じていた家庭生活への不満を打ち明けたりすることが挙げられます。

言葉にして伝えることで、初めて妻側も事の重大さに気づける場合があります。

4―5 コツ5:妻への態度を改める

再構築を目指すのであれば、自分自身のこれまでの振る舞いを見直すことも役立ちます

不倫は決して許されることではありませんが、第2章で見たように不倫をされてしまう場合には何らかの原因があることもあるためです。

例えば、日頃から「ありがとう」と感謝の言葉をこまめに伝えたり、家事や育児に主体的に関わったりすることが考えられます。

また、身だしなみに気を配って清潔感を保ったり、二人のデートの時間を作ったりして、一人の男性として向き合うことも良い影響を与えます。

あなたが歩み寄る姿勢を見せることで、妻側も「この人を二度と裏切りたくない」と強く感じるようになります。

5章 サレ夫による法的な制裁や仕返し

妻に不倫をされたとき、その怒りや悲しみをどこにぶつければよいのか悩まれる方は少なくありません

感情的な攻撃は自分を不利にしますが、法律で認められた正当な手続きを踏むことで、相手に責任を取らせたり自分の身を守ったりすることができます。

例えば、サレ夫による法的な制裁や仕返しとしては以下の3つがあります。

方法1:慰謝料を請求する
方法2:別居する+婚姻費用を争う
方法3:離婚を拒否する

それでは、サレ夫が取ることのできる法的な対応について順番に見ていきましょう。

5-1 方法1:慰謝料を請求する

まず、最も典型的な法的手段の一つが慰謝料を請求することです

法律では、不倫は平穏な婚姻生活を壊す「不法行為」とされており、損害賠償を請求する権利が認められているためです。

例えば、不倫相手である男性に対して50万円~300万円の慰謝料を支払うよう求めたり、離婚をする場合には妻に対しても請求を行ったりすることがあります。

金額については、不倫の期間や回数、あるいは夫婦関係が破綻したかどうかといった事情によって変わります。

慰謝料を請求していく中で、今後の接触の禁止などの条件についても詰めていくことが多いです。

不倫慰謝料の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

5-2 方法2:別居する+婚姻費用を争う

同じ屋根の下にいることが耐えられない場合は、いったん離れて生活することも有効な選択肢となります

無理に同居を続けて心身を壊してしまうのを防いだり、物理的な距離を置くことで冷静に今後を考えられたりするためです。

例えば、実家に身を寄せたり、新しくアパートを借りたりして生活の拠点を別にすることが考えられます。

本来、妻の収入が低ければ、妻側から婚姻費用を請求されることになり、妻に対して生活費を一部負担しなければいけないのが通常です。

しかし、妻が不倫していたとなると話は別となり、有責配偶者からの婚姻費用請求としてこれは認められない可能性があります

別居は決して逃げではなく、自分を守るための前向きな決断になり得ます。

5-3 方法3:離婚を拒否する

妻から離婚を切り出されたとしても、あなたにその意思がなければ拒否することができます

法律では、不倫をした側(有責配偶者)からの離婚請求は、原則として認められないという仕組みになっているためです。

不倫相手と籍を入れるために離婚を求められるようなことがあります。不倫をされた挙句、妻が不倫相手と結婚するのは嫌だと感じる方も少なくないでしょう。

例えば、妻が不倫相手と一緒になりたいからといって勝手に離婚届を出そうとしても、あなたが「離婚届受理不受理届」を出しておけば、受理されることはありません。

また、裁判になったとしても、あなたが拒み続ければ離婚が成立しない可能性が高くなります。

6章 サレ夫になったらやるべきではないNGな復讐

妻の裏切りを知った直後は、激しい怒りから「相手にも同じ苦しみを味わわせたい」と復讐を考えてしまうかもしれません

しかし、感情に任せた過激な行動は、かえってあなた自身を法的な加害者にしてしまう危険があります

被害者であるはずのあなたが不利な立場に追い込まれないためにも、避けるべき行動を把握しておきましょう。

例えば、サレ夫になったらやるべきではないNGな復讐としては、以下の4つがあります。

NG1:仕返し不倫
NG2:不倫相手の会社への突撃
NG3:SNSでの誹謗中傷
NG4:暴行や脅迫

それでは、取り返しのつかない事態を防ぐために、注意すべき点について順番に見ていきましょう。

6-1 NG1:仕返し不倫

妻に不倫をされたからといって、自分も他の女性と不倫をして仕返しをするのは避けてください

あなた自身も「不法行為」を行ったことになり、離婚や慰謝料の話し合いにおいて、あなたが被害者としての立場であると説明しにくくなるためです。

例えば、相手と同じ土俵に立って浮気をしてしまったり、マッチングアプリなどで新しい出会いを探したりするのは悪手です。

辛くても、自分の潔白を保っておくことが、最終的な解決において最大の武器になります。

6-2 NG2:不倫相手の会社への突撃

怒りに任せて不倫相手の職場へ乗り込んだり、会社に不倫の事実を暴露したりすることも控えてください

たとえ内容が真実であっても、相手の社会的信用を傷つける行為は、法的なリスクを伴うためです。

例えば、会社の前で待ち伏せをして大声で非難したり、職場に電話をかけて「不倫をしている社員がいる」と伝えたりするのはNGです。

このような行動は、名誉毀損であるなどとして、逆にあなたに対して損害賠償を求められる事態を招きかねません。

制裁はあくまで法律の手続きを通じて行うべきです。職場の人間関係を利用した復讐は、結果的に自分の首を絞めることになります。

浮気を会社にバラすことについては、以下の記事で詳しく解説しています。

6-3 NG3:SNSでの誹謗中傷

インターネットやSNS上で、妻や不倫相手を攻撃するような書き込みをすることも厳禁です

ネット上の情報は一度拡散されると完全に消すことが難しく、予期せぬ大きなトラブルに発展する恐れがあるためです。

名誉毀損やプライバシーの侵害として、逆に攻撃されてしまうことになりかねないためです。

6-4 NG4:暴行や脅迫

相手に対して暴力を振るったり、言葉で脅したりすることはしてはいけません

暴行や脅迫をしてしまうと犯罪として警察沙汰になってしまこともあります

例えば、胸ぐらを掴んで揺さぶったり、メールで「家族にバラされたくなければ言うことを聞け」と脅したりするようなことはしてはなりません。

こうした行為をすると、警察が介入する事態となり、あなたが逮捕されたり処罰を受けたりする結果になりかねません。

7章 サレ夫になりメンタルが壊れうつ病に…立ち直り方や心のケア

配偶者の不倫という衝撃的な出来事は、人の心を深く傷つけ、日常生活を送ることさえ困難にさせてしまうことがあります

深い悲しみや不安が続くことで、眠れなくなったり食欲がなくなったりして、心身のバランスを崩してしまう方は少なくありません。

自分の心の悲鳴を無視せず、適切なケアを行うことは、これからの人生を再構築していくために必要不可欠です。

例えば、サレ夫になってしまった場合の立ち直り方や心のケアについては、以下の5つの対処法があります。

対処法1:心療内科やメンタルクリニックに行く
対処法2:早々に離婚する
対処法3:法的な解決など何らかの決着をつける
対処法4:友人や親族に相談する
対処法5:頑張る理由を見つける

不倫とうつ病については、「不倫でうつ病になる原因6つ!具体的症状や慰謝料請求との関連性3つ」で詳しく解説しています。

それでは、傷ついた心を癒やし、立ち直るための方法を順番に見ていきましょう。

7-1 対処法1:心療内科やメンタルクリニックに行く

気持ちが沈んで動けなくなったり、涙が止まらなかったりする場合は、医療機関を受診することを検討してください

専門家による診断や治療を受けることで、脳の疲労を和らげ、症状の悪化を防ぐことができるためです。

例えば、眠れない夜が続くときに睡眠を助けるお薬を処方してもらったり、カウンセリングを通じて心の痛みを和らげたりする方法があります。

医師に相談することで、自分の状態を客観的に把握でき、過度な自責の念から解放されるきっかけにもなります。

「これくらいで病院に行くなんて」と遠慮する必要はありません。まずは専門家の力を借りて、心と体をゆっくり休ませてあげてください。

7-2 対処法2:早々に離婚する

どうしても妻の顔を見るたびに苦しみが増してしまうなら、離れるという選択を早めに下すことも一つの方法です

ストレスの根本的な原因から物理的に距離を置くことで、心の回復を早められる場合があるためです。

例えば、再構築への未練を断ち切って離婚届を提出したり、新しい土地へ引っ越して生活を一新したりすることが考えられます。

無理に今の生活を維持しようと踏ん張るよりも、環境を変えることで驚くほど心が軽くなるケースもあります。

自分の幸せを第一に考えて決断することは、決して逃げではありません。あなたが穏やかに過ごせる場所を確保することを優先してみてください。

7-3 対処法3:法的な解決など何らかの決着をつける

不倫問題に対して、法的な手続きを通じて一区切りをつけることは、心の整理に大きく役立ちます

曖昧な状態が続くよりも、目に見える形で決着がつくことで、気持ちを未来へ切り替えやすくなるためです。

例えば、不倫相手から慰謝料を支払ってもらったり、二度と接触しないという誓約書を交わしたりすることが挙げられます。こ

こうした手続きを完了させることで、「この件は終わった」という区切りを自分の中に作ることができます。

7-4 対処法4:友人や親族に相談する

信頼できる身近な人に、今の苦しい状況を打ち明けてみてください

一人で悩みを抱え込みすぎると、思考がネガティブな方向に偏ってしまいますが、誰かに話すことで心が軽くなったり、新しい視点を得られたりするためです。

例えば、仲の良い友人に今の本音をすべて聴いてもらったり、親族に生活のサポートを頼んだりすることが考えられます。

周囲のサポートを受けることで、「自分は一人ではない」という安心感を得ることができます。

言葉にして外に出すことで、絡まった感情が少しずつ解けていくはずです。あなたの味方になってくれる人の優しさに、今は甘えても良い時期なのです。

7-5 対処法5:頑張る理由を見つける

少しずつ心が落ち着いてきたら、妻以外の何かのためにエネルギーを注いでみましょう

小さな目標や楽しみを見つけることが、生きる意欲を取り戻し、未来への希望を育む力になるためです。

例えば、子供の成長を支えることに全力を注いだり、仕事で新しい資格の取得を目指したりすることが挙げられます。

以前から興味のあった趣味を再開したり、旅行の計画を立てたりすることも、心を前向きにする良いきっかけとなります。

8章 サレ夫に読んでほしいおすすめブログまとめ

サレ夫になってしまった人の体験談は、ブログとして多く公開されています

この中でも、是非読んでほしいおすすめのブログを3つ厳選して紹介すると以下のとおりです。

サレ夫に読んでほしいおすすめブログまとめ

それでは、これらについて順番に説明していきます。

8-1 ブログ1:サレ夫の記憶と再構築への記録

【概要】
このブログは、サレ夫46歳、妻46歳、子ども2人の4人家族という家庭で、不倫が発覚した前後の出来事や気持ちを綴った記録です

結婚20年という長い夫婦生活の中で、表立った離婚危機はなかったものの、日常のすれ違いや冷戦状態が積み重なり、その延長線上で不倫が起きた経過が語られています。

現在は離婚ではなく再構築を選び、夫婦で向き合っている途中の心境が、時間の流れに沿って書かれています。

【特徴】
特徴は、「突然サレ夫になった」という衝撃と同時に、過去の自分の言動を振り返っている点にあります

無口で冷たい口調だったことや、妻への関わり方が十分ではなかったことなどを、自責的になりすぎない形で整理しています。

怒りや悲しみ、不安を抱えたり、フラッシュバックや体調不良に悩んだりする様子も正直に記されています。

【見どころ】
見どころは、不倫発覚直後の混乱した感情だけでなく、再構築を進める中で揺れ動く心の変化が丁寧に描かれている点です。

信頼していた相手に裏切られた感覚や、それでもなお家族として向き合おうとする葛藤が、淡々とした言葉で表現されています。

同じサレ夫の立場の人が読めば、「自分だけではない」と感じたり、自分の気持ちを整理するヒントを得たりしやすい内容になっています。

サレ夫の記憶と再構築への記録

8-2 ブログ2:不倫サレ夫の苦悶blog

【概要】
このブログは、病気の闘病を経て社会復帰した後、妻が職場の男性と不倫していたことを知ったサレ夫の記録です

子ども2人を抱える家庭で、不倫発覚後もすぐに離婚を選ばず、再構築を目指して行動を重ねていく様子が時系列で綴られています。

しかし、思いとは裏腹に関係は改善せず、最終的には離婚に至り、その後の生活や子どもたちとの暮らしについても触れられています。

【特徴】
特徴は、再構築を信じて努力を重ねる中で、いわゆるサレラリ状態に陥っていく心の流れが丁寧に描かれている点です。

興信所への相談や探偵とのやり取り、妻の行動に一喜一憂する日常などが具体的に書かれており、希望と絶望が交互に訪れる様子が伝わってきます。

相手を信じたい気持ちと現実とのずれに苦しむ姿が、率直な言葉で表現されています。

【見どころ】
見どころは、再構築に固執していた状態から目が覚め、決断へと向かう転換点です。

自分の気持ちを後回しにし続けた結果、どのような心境に至ったのかが淡々と描かれており、感情の重さが伝わってきます。

再構築を目指す人にとっても、離婚を選んだ人にとっても、自分の立場を見つめ直すきっかけになりやすい内容です。

不倫サレ夫の苦悶blog

8-3 ブログ3:サレ夫のブログ ~離婚までの記録・日記~

【概要】
このブログは、妻の不倫が発覚したサレ夫が、離婚に向かうまでの経緯や日々の心境を記録しているものです

会社員の夫、パート勤務の妻、中学生の子ども2人という、周囲から見ればごく普通の家庭で起きた出来事が描かれています。

妻がスマホゲームをきっかけに外出の機会を増やし、やがて特定の男性と会うようになり、不倫に至った流れが時系列で綴られています。

【特徴】
特徴は、疑うことなく妻を信じ、送り出していた日常が、一瞬で崩れ落ちる過程が詳細に書かれている点です。

オフ会や外出、旅行の話を受け入れていた背景や、不倫に気づいた瞬間の身体的・精神的な反応が率直に表現されています。

日記として感情を吐き出すことで、自分自身を保とうとする姿勢が全体を通して伝わってきます。

【見どころ】
見どころは、不倫発覚の決定的な瞬間と、その後に押し寄せる混乱した感情の描写です。

怒りや嫉妬、悲しみが一気にあふれ出る様子が飾らない言葉で綴られており、読み手に強い臨場感を与えます。

これからどのように行動し、何を考えていくのかを記録していく姿勢は、同じ立場のサレ夫が気持ちを整理する際の参考になりやすい内容です。

サレ夫のブログ ~離婚までの記録・日記~

9章 サレ夫によくある疑問6つ

サレ夫によくある疑問としては、以下の6つがあります。

Q1:サレ夫は気持ち悪い?
Q2:サレ夫の読み方は?
Q3:サレ夫の漫画やドラマはある?
Q4:サレ夫が復讐したその後は?
Q5:サレ夫は親権をとれる?
Q6:フラッシュバックが辛いときは?

これらの疑問を順番に解消していきましょう。

9-1 Q1:サレ夫は気持ち悪い?

A.決してそのようなことはありません

あなたは妻を信じて誠実に家庭を守ってきたのであり、非難されるべきは裏切った側だからです。

自分を卑下したり、恥じたりする必要は全くありません。

9-2 Q2:サレ夫の読み方は?

A.「されお」と読みます

「不倫をされた夫」を略した言葉です。

例えば、SNSやインターネット掲示板などで、同じ悩みを持つ仲間を探したり、情報を交換したりする際に便利な言葉として定着しました。

法律用語ではありませんが、自分の状況を客観的に指し示す言葉として広く使われています。

9-3 Q3:サレ夫の漫画やドラマはある?

A.最近はサレ夫を主人公にした作品が増えています

例えば、ドラマ化された漫画の「余命3ヶ月のサレ夫」や「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」などが有名です。

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土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』|テレビ朝日

9-4 Q4:サレ夫が復讐したその後は?

A.法的な手続きで決着をつけた後は、多くの方が新しい人生を歩み始めています

慰謝料を新しい生活の準備に使ったり、趣味や旅行を楽しんだりして、心機一転して過ごすケースが少なくありません。

きちんと責任を追及して区切りをつけることで、止まっていた時間を動かしたり、前向きな気持ちを取り戻したりできるようになります。

9-5 Q5:サレ夫は親権をとれる?

A.サレ夫でも、親権をとれるとは限りません

親権は子の福祉の観点から判断されるためです。

妻側の不倫について、妻側が親権を獲得した場合に子の福祉に悪影響を与える具体的な事情がある場合には、親権を夫側にするべき事情の一つとなります。

妻の不倫が子どもに与える影響や、父親として不倫発覚後に取るべき対応については、以下の記事で詳しく解説しています。

9-6 Q6:フラッシュバックが辛いときは?

A.フラッシュバックは、深い心の傷による自然な反応です

心療内科やクリニックを受診するなど無理しすぎないようにしましょう。

別居や離婚など妻と距離を置く方法もあります。

10章 不倫慰謝料に強い弁護士を探すなら弁護士コンパス

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11章 まとめ

以上のとおり、今回は、サレ夫とは何かを説明したうえで、9つの特徴や法的な制裁・NGな復讐と再構築成功のコツを解説しました。

この記事がサレ夫になってしまい辛いと感じている方の助けになれば幸いです。

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質問 1 / 9

基本情報

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質問1 不倫によって夫婦関係はどうなりましたか?
質問2 婚姻期間はどのくらいですか?
質問5 夫婦の間に未成年の子どもはいますか?

不倫の状況

質問3 不倫関係はどのくらい続いていましたか?
質問4 肉体関係を持った回数はどのくらいですか?
質問6 不倫が発覚した後、2人の関係はどうなりましたか?
質問7 不倫をした2人の間に妊娠・出産はありましたか?

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著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属。
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・執筆等】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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