2025年3月8日
労働一般
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2025/11/08
不当解雇


コンサルとして働いているもののクビを言い渡されてしまいどうすればいいか悩んでいませんか?
クビを言い渡されてしまうと、これからの生活やキャリアに不安を感じてしまいますよね。
コンサルは、実力主義の世界になっていますので、会社から退職勧告されることがよくあります。
もっとも、解雇が厳格に規制されていることは、コンサル以外の仕事と同じです。
コンサルとして働いている場合には、クビを言い渡される前に様々な前兆があります。
万が一、会社からクビを言い渡されてしまった場合には、あなた自身の生活やキャリアを守るためにも、安易な発言や行動は控えるようにしましょう。
コンサルをクビになってしまった場合でも、それで人生が終了してしまうわけではなく、多くの方は無事に転職することができています。
実際、コンサルとして働いているとパフォーマンス不足を指摘されることも多いですが、その指摘が抽象的であったり、主観的であったりすることが非常に多くなっています。
専門職であり、決まったやり方や答えがあるわけではないため、本来、コンサルの実力を客観的な指標で測ることは難しいのです。
今回は、コンサルをクビになったらどうすればいいのかについて、退職勧告や不当解雇への簡単な対処法4つを解説してきます。
具体的には、以下の流れで説明していきます。

この記事を読めば、コンサルをクビになったらどうすればいいのかがよくわかるはずです。
目次
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コンサルは、他の業種と比べてクビを言い渡されることが多いといえます。
それは、成果や貢献度が重視される「実力主義」が徹底されているからです。
コンサルの仕事では、営業のように数字で成果が見えるわけではなく、成果の判断が評価者の主観に左右されやすい特徴があります。
さらに、プロジェクトごとの体制やクライアントとの相性、上司との関係など、自分ではコントロールできない要素が多いため、不安定な立場に置かれやすくなります。
成果が出ていないと評価されれば、本人の実力や努力にかかわらず、将来の配置転換やキャリア見直しを迫られることもあります。
例えば、明確な評価基準がないまま「期待されたほどではなかった」「チームにフィットしていなかった」などと曖昧に言われ、次のチャンスが与えられずに終わるケースもあります。
その結果として、他の社員よりも早く退職を促されることもあるのです。
ただし、このような傾向があるからといって、すべての退職が本人の責任とは限りません。
クビにされやすい業界であるからこそ、労働者として正しく状況を理解し、自分を守る知識を持っておくことが大切です。
コンサルであっても、クビが法律的に不当と判断されることはあります。
どんなに実力主義の業界であっても、解雇には法的なルールがあるからです。
日本の法律では、労働者を解雇するためには「客観的に合理的な理由」と「社会通念上の相当性」が求められます。
これは業種を問わず共通で、コンサルだから特別に緩くなるわけではありません。曖昧な理由や一方的な判断だけでは、法的に有効な解雇とは認められないのです。
例えば、「期待値に届いていない」「会社の方針に合わない」といった抽象的な説明だけで解雇された場合には、不当解雇と判断される可能性があります。
また、実際には十分な成果を上げていたにもかかわらず、評価者との相性や社内の事情で辞めさせられたようなケースでも、不当とされることがあります。
コンサルは結果を出すことが求められる職種ですが、それでも法律を無視した解雇は許されません。
解雇が不当とされた場合には解雇は無効となりますので、解雇日以降の賃金を遡って請求できる可能性があります。
2025年12月31日に解雇された場合、2027年12月31日に不当解雇と認められた場合には、2年分の賃金が遡って払われることもあるのです。
コンサルがクビを言い渡される前には、いくつかの典型的な前兆があります。
解雇は最終手段とされており、会社にとってもリスクが大きいため、いくつかのプロセスを踏むのです。
こうした前兆を見逃してしまうと、知らないうちに不利な立場に追い込まれ、気づいたときには選択肢が限られてしまっていることがあります。
例えば、コンサルがクビになる前兆を4つ挙げると以下のとおりです。
それでは、これらの前兆について順番に見ていきましょう。
プロジェクトの終了後に悪い評価を受けた場合、クビの前兆である可能性があります。
コンサルでは、プロジェクトごとの評価が非常に重要で、今後のアサインや昇進に直結するからです。
評価が悪いと、次のプロジェクトに配属されにくくなり、社内での立場も不安定になります。
その結果、「戦力外」とされてしまい、退職を勧められることもあります。
例えば、クライアントとの関係性が悪化した、納期が守れなかった、上司とのやり取りがぎこちない、などが理由で「チーム評価」が低くつけられることがあります。
評価結果は口頭だけで済まされることもあり、改善点が明確にされないまま放置されることもあります。
このような状況では、自分の立場を客観的に把握する努力が必要です。
配属されていたプロジェクトから外された場合も、クビの前触れであることがあります。
これは「チームに必要とされていない」、「クライアントへの迷惑になってしまう」と判断されている可能性があるためです。
コンサル業界では、適材適所が重視される反面、戦力と見なされなければ容赦なく外されることがあります。
例えば、クライアントとのやり取りでトラブルが起き、「説明がわかりにくい」「進め方が不透明」などのクレームが入り、その結果として急にプロジェクトから外されてしまうケースもあります。
プロジェクトからリリースされること自体は誰にでも起こり得ますが、繰り返されるようであれば、自分に対する会社の評価を一度冷静に見直してみるべきです。
アベイラブル(待機)期間が長く続いているときも、退職を促される前兆といえます。
コンサルでは、プロジェクトにアサインされていない状態が続くと、会社側から「活躍の場がない」と判断されることがあるからです。
長期間プロジェクトが決まらないと、周囲からの信頼も失われやすくなり、キャリアにも悪影響を及ぼします。
例えば、2週間以上アサインが決まらず、「声がかからない」「情報共有が少なくなった」といった状況にある場合、何らかの懸念が社内に存在する可能性があります。
アベイラブルの期間が長引いているときには、上司やリソース担当者に自分の評価を確認するなど、早めの対策を取ることが重要です。
PIP(パフォーマンス・インプルーブメント・プラン)を課された場合は、注意すべきサインです。
本来、PIPは業務改善を目的とした制度ですが、実際には解雇前に一定の猶予を与える手段として使われることもあるからです。
法律上、会社が労働者を解雇するには、事前に「改善の機会」を設けていたかが重要になります。
そのため、PIPは「パフォーマンス改善のチャンス」とされつつも、改善が見られなければ退職を促される前段階となるケースもあります。
さらに、「本人の希望で辞めた」という建前を作るために、自主退職の方向へ誘導される場合もあるため注意が必要です。
例えば、「〇か月以内に〇〇の成果を達成すること」といった高い目標を課されたうえで、毎週の面談やマイクロマネジメントが続き、精神的な負担が増すことで、自主退職を選ばざるを得なくなるケースもあります。
PIPを受けた場合には、それが正当に運用されているか、過度な圧力がかかっていないかを客観的に見極め、必要に応じて専門家に相談するなど冷静な対応が求められます。
PIPについては、以下の記事で詳しく解説しています。
コンサルとしてクビを言い渡された場合でも、安易な発言や態様はしないようにしましょう。
あなた自身のキャリアや生活を守る必要があり、どのように対応するかによって結論が大きく変わる可能性があるためです。
具体的には、コンサルがクビになった場合の対処法としては、以下のとおりです。
それでは、順番に見ていきましょう。
退職合意書を渡されたとしても、その場でサインせずに一度持ち帰ることが大切です。
なぜなら、一度署名してしまうと、後から内容を争うことが難しくなるからです。
退職合意書には、退職日や最終出勤日、特別退職金、守秘義務、競業避止などさまざまな条件が書かれており、内容によっては労働者にとって不利なものもあります。
そのため、冷静に内容を確認し、必要であれば第三者の意見をもらう時間が必要です。
退職の意思がある場合でも、即断即決せず、「一度持ち帰り弁護士と相談します」と伝えることが、後悔を防ぐ第一歩です。
退職合意書の拒否については、以下の記事で詳しく解説しています。
コンサルとしてクビを言い渡された場合には、早めに労働問題に強い弁護士へ相談することが重要です。
法的な見通しやリスクを分析してもらい、あなたの意向に応じて適切な方針を助言してもらうといいでしょう。
一度、会社側に回答をしてしまうと、後から撤回や変更をすることが容易ではないため、まずは方針を立てたうえで、一貫した対応をしていくことが重要です。
早期に弁護士に相談することで、状況に応じたアドバイスを受けたり、会社との交渉を任せたりすることができ、自分の権利を守りやすくなります。
退職条件や退職理由については、会社と交渉できる余地があります。
一方的に言われたまま受け入れる必要はありません。
たとえ退職そのものが避けられなかったとしても、特別退職金の支払い、ガーデンリーブ、退職理由の取り扱いなど、労働者にとって重要な点は多く存在します。
あなた自身の生活やキャリアを守るために適切な補償を獲得するようにしましょう。
退職条件の交渉については、以下の記事で詳しく解説しています。
話し合いで解決することができず、会社から解雇されてしまった場合には、裁判所を用いた解決を検討しましょう。
労働審判は、訴訟よりも迅速に解決することを期待できる手続きで、原則3回以内の期日で解決を目指します。平均審理期間は3か月程度です。
労働審判については、以下の記事で詳しく解説しています。
労働審判とは何かについては、以下の動画で詳しく解説しています。
一方、訴訟は時間がかかりますが、より正式な判断を得たいときに利用されます。解決まで1年以上を要することもあります。
不当解雇の訴訟については、以下の記事で詳しく解説しています。
不当解雇の裁判については、以下の動画で詳しく解説しています。
コンサルをクビになったとしても、その後のキャリアを立て直すことは十分に可能です。
むしろ、経験を活かして新しい環境で活躍している人も多くいます。
コンサル業界では、たとえ退職に至ったとしても「業務内容のレベルが高い」「問題解決能力がある」と評価される傾向があり、再就職市場での評価は決して低くありません。
また、プロジェクトごとに動く働き方に慣れているため、フリーランスやベンチャー転職への適応力がある点も強みになります。
他業種へスムーズにキャリアチェンジしたり、起業へ踏み出したりすることも可能でしょう。
例えば、クライアント業界への転職やコンサル経験を活かして人事や経営企画職に就くことも、勿論あり得ます。
このように、コンサルとしてのスキルはさまざまな場面で活用できるのです。
クビになった事実に落ち込むのではなく、自分の強みを客観的に見つめ直し、次のステップに進む意識を持つことが大切です。
必要があれば転職エージェントやキャリアカウンセラーに相談し、前向きな再スタートを切りましょう。
コンサルのクビについてよくある疑問としては以下の3つがあります。
これらの疑問を順番に解消していきましょう。
A.試用期間中であっても、簡単にクビにすることはできません。
法律上、試用期間中の解雇でも、既に入社した後である以上は客観的に合理的な理由と社会年上相当であることが必要とされているためです。
例えば、具体的な根拠はないけど期待したほどの実力ではなかったというだけでは、試用期間中であっても解雇はできません。
試用期間でのクビについては、以下の記事で詳しく解説しています。
A.外資コンサルでも、解雇が不当になることがあるのは日系企業と同様です。
外資系の企業でも、日本国内で雇用されている限り、日本の労働法が適用されるためです。
外資系企業で働いていても、日本の法律に基づいて自分の立場を守ることができますので、あきらめずに対応を検討しましょう。
外資系のクビについては、以下の記事で詳しく解説しています。
A.レイオフとは、業績不振による退職勧奨や整理解雇のことです。
厳密には海外では一時解雇のことを指してこのように言うことがあります。
しかし、日本では一時解雇と言う制度はありませんので、退職勧奨や整理解雇のニュアンスを和らげるためレイオフと言う言葉使われることが多いです。
また外国本社がレイオフと言う言葉使った際、その言葉をそのまま用いている場合もあります。
解雇に強い弁護士を探したい場合には、是非、労働弁護士コンパスを活用ください。
労働問題は非常に専門的な分野であり、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。
労働弁護士コンパスでは、労働問題に注力している弁護士を探すことは勿論、地域や個別の相談内容から、あなたにマッチする最高の弁護士を探すことができます。
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以上のとおり、今回は、コンサルをクビになったらどうすればいいのかについて、退職勧告や不当解雇への簡単な対処法4つを解説しました。
この記事の内容を簡単に整理すると以下のとおりです。

まとめ
・コンサルは、他の業種と比べてクビを言い渡されることが多いといえます。
・コンサルであっても、クビが法律的に不当と判断されることはあります。
・コンサルがクビになる前兆を4つ挙げると以下のとおりです。
前兆1:プロジェクト後の評価が悪い
前兆2:プロジェクトからリリースされた
前兆3:アベイラブル期間が長い
前兆4:PIPを課される
・コンサルがクビになった場合の対処法としては、以下のとおりです。
対処法1:退職合意書は一度持ち帰る
対処法2:弁護士に相談する
対処法3:交渉する
対処法4:労働審判・訴訟を提起する
・コンサルをクビになったとしても、その後のキャリアを立て直すことは十分に可能です。
この記事がコンサルとして働いているもののクビを言い渡されてしまいどうすればいいか悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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