慰謝料請求で後悔する理由6つ!しない方がいいことと後悔した体験談

慰謝料請求で後悔する理由6つ!しない方がいいことと後悔した体験談

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・取材】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこっと弁護士Q&A、東京新聞、毎日新聞、週刊女性他

不倫された側であるにもかかわらず、請求したことで後悔してしまうことがあります

慰謝料請求では、相場や証拠状況などから思ったような結果にならず、かえって負担が増えてしまうことがあるのです。

ホウペン

この記事の要点

・慰謝料請求で後悔する理由には、「夫婦関係の再構築が難しくなった」「相場より安い金額で合意した」「慰謝料が安く費用倒れ」「相手方に支払能力がなかった」「相手方とのやり取りで疲弊」「離婚交渉が難航した」ということが挙げられます。

・不倫された場合でもしない方がいいことがあり、家族や職場に密告すれば名誉棄損で慰謝料を請求される恐れがある他、口約束だけで解決すると慰謝料を支払ってもらえず法的手続きが必要になることもあります。

・不倫慰謝料請求で後悔しないためには、事前に相場や証拠状況を確認し、弁護士に相談すると納得のいく解決につながりやすくなります。

この記事を読めば、慰謝料請求で後悔しないためにできることがよくわかるはずです。

目次

1章 慰謝料請求で後悔する理由6つ

慰謝料請求では、様々な理由から後悔してしまうことがあります

例えば、慰謝料請求で後悔する理由としては、以下の6つがあります。

理由1:夫婦関係の再構築が難しくなった
理由2:相場より安い金額で合意した
理由3:慰謝料が安く費用倒れ
理由4:相手方に支払能力がなかった
理由5:相手方とのやり取りで疲弊
理由6:離婚交渉が難航した

1章 慰謝料請求で後悔する理由6つ

それでは、慰謝料請求で後悔する理由について順番に説明していきます。

1-1 理由1:夫婦関係の再構築が難しくなった

慰謝料請求をしたことで、夫婦関係の再構築が難しくなることがあります

慰謝料請求は金銭的賠償を求めるものであり、対立が深まることがあるためです。

特に、配偶者が不倫相手との関係を続けたいと考えている場合、慰謝料請求をきっかけに話し合いがこじれることがあります。

不倫相手への請求であっても、配偶者が不倫相手をかばい、夫婦間の対立を深めてしまうのです。

また、請求の過程で不倫の内容を詳しく確認することになり、不倫された側の精神的負担が増すこともあります。

例えば、メッセージの内容やホテルに入る写真を見返す中で、夫婦関係を続ける気持ちが揺らいでしまうこともあります。

慰謝料請求により夫婦の溝が深まり、結婚生活を続けることが難しくなってしまうのです

浮気相手に慰謝料を請求した場合の旦那の反応は以下の記事で詳しく解説しています。

1-2 理由2:相場より安い金額で合意した

慰謝料請求では、相場より安い金額で合意してしまい後から後悔することがあります

不倫慰謝料は、個別の事情によって変動するため、相場と認識していた金額が実は適正金額より低かったということもあるためです。

また、慰謝料請求のやり取りに負担を感じ、早期に合意したいという気持ちが先行することもあります。

例えば、相手方から「これ以上は払えない」と言われ、早く終わらせたい気持ちから低い金額で合意してしまうことがあります。

示談書を作成し、清算条項まで入れてしまうと、後から追加請求することが難しくなってしまいます。

追加請求の難しさや「もっともらえたはず」ということに気付き、後悔してしまうのです

1-3 理由3:慰謝料が安く費用倒れ

慰謝料請求では、受け取れる慰謝料よりも、弁護士費用や調査費用の負担が大きくなり、費用倒れになることがあります

不倫慰謝料は、相場通りの金額になるものではなく、事案によっては低い金額での解決になることもあるためです。

弁護士費用や探偵費用は、請求額にかかわらず発生することがあります。

慰謝料金額が少ない場合、弁護士費用などの割合が大きくなり、手元に残る金額が少ないことに気付き後悔してしまうのです。

1-4 理由4:相手方に支払能力がなかった

相手方に支払能力がない場合、慰謝料請求をしても思うように回収できず、後悔することがあります

慰謝料を請求できることと、実際に支払ってもらえることは別の問題であるためです。

相手方に収入や財産がない場合、合意や判決で慰謝料が確定しても、すぐに支払ってもらえないことがあります。

例えば、相手方に貯金がない場合、将来の給料からの支払となることもあります。

分割払いにしても、途中で支払いが止まれば、再度連絡や法的手続きを検討しなければいけません。

相手方に支払能力がない場合、回収の手間が増えるだけでなく、長期にわたって関係が固定化されることに気付き後悔してしまうのです

慰謝料を払えない場合については、以下の記事で詳しく解説しています。

1-5 理由5:相手方とのやり取りで疲弊

慰謝料請求では、相手方とのやり取りで疲弊し、後悔してしまうことがあります

不倫慰謝料の交渉では、相手方が反論し不倫の事実や金額を争うことがあるためです。

例えば、相手方から「不倫ではない」「夫婦関係はすでに壊れていた」「請求額が高すぎる」と主張されることがあります。

また、自分で交渉を進める場合、相手方からの連絡に対応しなければならず、日常生活や仕事にも影響が出ることがあります。

請求したこと自体よりも、交渉の長さや相手方の対応に疲れてしまう方もいます

1-6 理由6:離婚交渉が難航した

慰謝料請求したことで、離婚交渉が難航することがあります

慰謝料請求が、離婚条件にも影響することがあるためです。

例えば「不倫相手に請求するなら財産分与で譲歩しない」「親権や面会交流でも争う」と反発することもあります。

また、不倫相手への請求と配偶者との離婚交渉が同時に進むと、話し合う内容が増え、解決まで時間がかかることがあります。

特に、早く離婚して生活を立て直したい場合、慰謝料請求に時間がとられ、離婚条件の調整が進みにくくなることもあります。

慰謝料請求も相俟って離婚交渉が上手く進められず、請求したことを後悔してしまうのです

2章 慰謝料請求で後悔しやすいNG行動3つ|しない方がいいこと

慰謝料請求ではかえってトラブルが大きくなりがちな、しない方がいいことがあります

例えば、慰謝料請求で後悔しやすいNG行動3つは以下の通りです。

NG行動1:証拠が不十分なまま請求
NG行動2:家族や職場に密告
NG行動3:口約束だけで解決

2章 慰謝料請求で後悔しやすいNG行動3つ|しない方がいいこと

それでは、慰謝料請求で後悔しやすいNG行動について順番に説明していきます。

2-1 NG行動1:証拠が不十分なまま請求

証拠が不十分なまま慰謝料請求をすることはやめましょう

慰謝料請求するには、証拠などから不倫の事実の説明が必要となるためです。

証拠が不十分なまま請求すると、話し合いが進まなくなってしまうのです。

また、早期に請求したことで、不倫に気付いていることが明らかとなり調査が難航するおそれもあります。

慰謝料請求をする前には、証拠状況から説得的な説明ができるか確認しておきましょう

2-2 NG行動2:家族や職場に密告

不倫相手の家族や職場に密告することはやめましょう

不倫された側であっても、家族や職場への密告は、逆に慰謝料を請求されるおそれがあるためです。

職場に不倫の事実を伝える行為は、相手方の社会的評価を下げるものとして、名誉毀損の問題になります。

また、家族に伝える場合でも、人に知られたくない私生活上の情報を広めると、プライバシー権を侵害するおそれがあります。

さらに、密告されたことを持ち出され、交渉が長引く原因になることもあります。

円滑に手続きを進めるためにも、家族や職場に不倫を密告するのはやめましょう

2-3 NG行動3:口約束だけで解決

慰謝料の支払いを口約束だけで終わらせることはやめましょう

口約束だけでは、後から合意内容を証明しにくくなるためです。

不倫トラブルは、後から争いになりやすい部分です。

例えば、相手方が「慰謝料は〇〇万円のはずだ」「連絡しないとは約束していない」と主張されることもあります。

また、支払いが止まった場合、書面がなければどのような合意をしていたのかも説明が難しくなります。

慰謝料請求で合意した場合には、示談書などの書面を作成しておきましょう

3章 慰謝料請求で後悔しないためにできること|請求のポイント3つ

慰謝料請求で後悔しないためには、事前の準備が大切となります

例えば、慰謝料請求で後悔しないためのポイントとしては、以下の3つがあります。

ポイント1:慰謝料の相場を確認する
ポイント2:請求のリスクを確認する
ポイント3:弁護士に相談する

3章 慰謝料請求で後悔しないためにできること|請求のポイント3つ

それでは、慰謝料請求で後悔しないためにできることについて順番に説明していきます。

3-1 ポイント1:慰謝料の相場を確認する

慰謝料請求をする前に、慰謝料の相場を確認しましょう

相場を知らないまま状況での請求は、円滑に交渉を進めるのが困難になるためです。

不倫慰謝料の相場は、50万~300万円とされており変動幅が大きいです。

不倫慰謝料の金額は、以下のような事情を考慮して判断されることが多いためです。

・離婚・別居・同居したか
・不倫期間
・婚姻期間
・行為態様
・謝罪の有無
・未成熟子の有無
・元々の夫婦関係
・妊娠の有無

例えば、同じ不倫でも、離婚に至った場合と夫婦関係を続ける場合では、慰謝料額の見通しが変わることがあります。

また、請求額を高く設定しすぎると、相手から減額を求められ交渉が長引くことがあります。

他方で、早く終わらせたいという理由だけで低い金額で応じると、後から納得できなくなることがあります。

請求前には、自分の状況に近い慰謝料相場を把握しておくことが大切です

不倫慰謝料の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

3-2 ポイント2:請求のリスクを確認する

慰謝料請求をする前に、請求によるリスクを確認しておきましょう

慰謝料請求は、金銭賠償を求める手続きですが、請求すれば納得できる結果になるとは限らないためです。

例えば、相手から不倫を否定され、証拠の内容や請求金額を争われることがあります。

また、相手とのやり取りが長引けば、精神的な負担が増えることもあります。

夫婦関係を続けたい場合には、慰謝料請求をきっかけに関係が悪化することもあります。

慰謝料請求をする際は、請求できるかどうかだけでなく、請求した後に自分の生活や夫婦関係へどのような影響があるのかも確認しておきましょう

3-3 ポイント3:弁護士に相談する

慰謝料請求で後悔しないためには、弁護士に相談することも検討しましょう

不倫慰謝料では、請求書面の作成から示談書の作成に至るまで、法律知識が必要になる場面が多いためです。

また、相手方とのやり取りで心無い言葉に傷つき、やり取りを続けることを負担に感じてしまうこともあります。

弁護士に相談すれば、どのような行動であれば納得できる解決に繋げられるのか、事前に把握しやすくなります。

依頼する場合には、相手方とのやり取りを弁護士に任せられるため、精神的な負担も減らすことが出来ます。

慰謝料請求に不安がある場合、請求前の段階で一度相談し、状況に合った進め方を検討しましょう

4章 慰謝料請求で後悔しないために請求しない方がいいケース3つ

慰謝料請求にはリスクもあるため、後悔しないためには請求を断念した方がいい場合もあります

例えば、慰謝料請求で後悔しないために請求しない方がいいケースは、以下の3つがあります。

ケース1:夫婦関係を続ける場合
ケース2:費用倒れになる場合
ケース3:穏便に進めたい場合

4章 慰謝料請求で後悔しないために請求しない方がいいケース3つ

それでは、慰謝料請求で後悔しないために請求しない方がいいケースについて順番に説明していきます。

4-1 ケース1:夫婦関係を続ける場合

夫婦関係を続けたい場合には、慰謝料請求すべきか見極める必要があります

慰謝料請求をすると、配偶者との対立が深まり、夫婦関係の再構築が難しくなるためです。

また、同じ家計で生活を続けるのであれば、夫婦間で慰謝料をやり取りしても、家計全体のお金は大きく変わらないこともあります。

例えば、配偶者に慰謝料を請求しても、その支払いによって生活費や貯金が減れば、結果として夫婦の生活に影響が出ることがあります。

もっとも、不倫をした配偶者が自分の意思で慰謝料を支払う場合にまで、受取りを拒む必要はありません

夫婦関係を続けたい場合に慰謝料請求すべきかは、従前の夫婦関係や配偶者の意向を踏まえた判断が必要となります。

4-2 ケース2:費用倒れになる場合

費用倒れになる可能性が高い場合には、慰謝料請求をしない方がいい場合もあります

慰謝料を受け取れても、弁護士費用や探偵費用を差し引くと、手元にほとんど残らないことがあるためです。

特に、証拠が不十分であったり、肉体関係がない場合には請求しても十分に回収ができないことがあります。

また、慰謝料が少額な場合、交渉にかかる時間や精神的な負担の方が大きく感じられることもあります。

慰謝料請求をする前には、慰謝料の相場と必要な費用から、費用倒れにならないか確認しておきましょう

4-3 ケース3:穏便に進めたい場合

穏便に進めたい場合には、慰謝料請求しない方がいい場合もあります

慰謝料請求を進めるには、相手方の主張を聞き、金額や支払方法について話し合う必要があるためです。

交渉では、配偶者の裏切り行為や不倫相手との関係を何度も思い出すことになり、気持ち面でつらくなることがあります。

例えば、不倫相手とのメッセージや写真を見返したり、不倫の経緯について説明を求めたりする中で、さらに傷ついてしまうこともあります。

慰謝料を受け取ることよりも、穏便な解決を優先したい場合には、請求しない方がいい場面もあるのです

5章 慰謝料請求しない場合の対処法3つ

慰謝料請求しない場合でも、トラブルの再燃を防ぐために適切に対応していく必要があります

例えば、慰謝料請求しない場合の対処法として以下の3つがあります。

対処法1:証拠を集める
対処法2:時効期間を把握しておく
対処法3:再発防止のため誓約書を作る

5章 慰謝料請求しない場合の対処法3つ

それでは、慰謝料請求しない場合の対処法について順番に説明していきます。

5-1 対処法1:証拠を集める

慰謝料請求しない場合でも、証拠は集めておきましょう

現状は請求しないとしても、後から慰謝料請求や離婚交渉が必要になることもあるためです。

不倫発覚直後は夫婦関係を続けるつもりでも、相手方の対応や配偶者の態度によって考えが変わることがあります。

証拠が残っていなければ、不倫慰謝料を請求することが難しくなることがあります。

例えば、倫の証拠としては以下のものが挙げられます。

・写真・動画
・LINE(ライン)・メール
・手紙
・誓約書(自白)
・探偵の報告書
・ボイスレコーダー
・GPS・カーナビ
・領収書や明細
・SNSの投稿
・スケジュール帳
・日記
・第三者の証言

不倫の証拠については、以下の記事で詳しく解説しています。

5-2 対処法2:時効期間を把握しておく

慰謝料請求しない場合には、時効期間を把握しておきましょう

慰謝料請求には期間制限があり、時間経過によって請求できなくなる場合があるためです。

不倫慰謝料の時効期間は以下のとおりです。

・不倫の事実、不倫相手を知った時点から3年
・不倫の時から20年

不倫相手を知った時というのは、慰謝料請求に必要な不倫相手の氏名や住所を知った時になります。

例えば、不倫の事実と相手の顔だけを知っている場合は、請求が難しいため時効は進行していないと判断されることがあるのです。

慰謝料請求を今はしない場合でも期間制限があるため、いつまで請求できるのか確認しておきましょう

不倫慰謝料の時効については、以下の記事で詳しく解説しています。

5-3 対処法3:再発防止のため誓約書を作る

慰謝料請求しない場合でも、再発防止のため誓約書を作る方法があります

慰謝料請求しないまま口約束で終わらせると、約束の内容が曖昧になり、不倫が再発するおそれがあるためです。

誓約書には、以下の事項を記載することが多いです。

・不倫の事実
・不倫関係の解消
・接触禁止
・違約金

ただし、制約内容が曖昧だと、後からトラブルになることもあります

例えば、「不倫が再発したら違約金を支払う」「一切連絡しない」との記載は、いくら違約金を支払うのか、偶然会った場合どうするのかといった点が不明確です。

また、制約が大きすぎる場合には、無効になってしまうことがあります。

例えば、「不倫が再発した場合には5000万円の賠償義務を負う」「共通の友人との接触禁止」など、現実的でない制約は無効となる可能性があります。

誓約書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

6章 慰謝料請求で後悔した方の体験談3つ

慰謝料請求で後悔した方の体験談としては、以下の3つがあります。

体験談1:証拠が弱く交渉が長引いて後悔した体験談
体験談2:慰謝料請求できずに後悔した体験談
体験談3:弁護士を比較せずに選んで後悔した体験談

それでは、慰謝料請求で後悔した方の体験談について順番に紹介していきます。

6-1 体験談1:証拠が弱く交渉が長引いて後悔した体験談

証拠が弱いまま動いたことで交渉が長引き、後悔したという体験談になります

投稿者は、LINEのやり取りや写真、自白の録音などを見返すたびに、不倫の現実と向き合わなければならなかったと振り返っています。

弁護士相談では、婚姻期間、不倫期間、子どもの有無、証拠の内容などを一つずつ聞かれ、感情面での負担が重なっていったようです。

探偵の見積もりを取らなかったことについても、証拠写真の強さが交渉に影響すると知り、後から迷いが残ったとされています。

交渉はすぐに終わると思っていたものの、解決までに約1年かかり、長い期間にわたり不倫問題と向き合うことになりました。

最終的に慰謝料を受け取ったものの、証拠集めや進め方について、もっと早く考えておけばよかったと語っています。

※出典:不倫慰謝料で後悔した4つの判断。知らないと数十万単位で損します|てて

6-2 体験談2:慰謝料請求できずに後悔した体験談

配偶者の不倫を疑いながらも、証拠がなかったことで慰謝料請求できずに後悔した体験談になります

投稿者は、単身赴任中の配偶者と連絡がつきにくい日が続き、不倫を疑う出来事もあったものの、確かな証拠を残せないまま時間が過ぎていたようです。

離婚を考えた場面でも、相手の反応や子どものことを考え、すぐに動けなかった様子が語られています。

その後、調停の場面で証拠がないため慰謝料請求できないと分かり、傷ついた気持ちだけが残ったとされています。

慰謝料があれば、離婚後の生活費や子どもの教育費に使えたかもしれないという思いも述べられています。

※出典:【保存版】慰謝料ゼロで後悔した私が教える|不倫・浮気の証拠集めとNG行動のすべて|はな🌸アラフィフうつ病シングルマザー | 在宅ワーク・給付型奨学金

6-3 体験談3:弁護士を比較せずに選んで後悔した体験談

慰謝料請求を進める中で、弁護士を比較せずに選んだことを後悔した体験談です

投稿者は、探偵から弁護士への相談を勧められ、紹介された弁護士のうち、早く相談できた弁護士にそのまま依頼したと書いています。

当時は早くどうにかしたいという気持ちが強く、複数の事務所を回る余裕がなかったようです。

その後、慰謝料請求に対する相手方の回答に納得できず、弁護士の判断と自分の気持ちの間で折り合いをつけにくい時間が続いたとされています。

弁護士の説明が法的には妥当でも、気持ちの面では「他の先生だったら」と考える場面があったようです。

1年半以上にわたり関わることになったからこそ、依頼前に複数の弁護士へ相談してから決めてもよかったという後悔が語られています。

※出典:少し後悔している弁護士の選び方 | 離婚しました ムックのブログ

7章 慰謝料請求における後悔に関連する疑問3つ

慰謝料請求における後悔に関連する疑問として、慰謝料請求を取り下げることはできますか、不倫相手にだけ慰謝料請求することはできますか、慰謝料請求をしないと相手を許したことになりますか、という3つがあります。

請求する前にこれらを知っておくと、後から「先に確認しておけばよかった」と感じることを減らしやすくなります。

Q1:慰謝料請求を取り下げることはできますか?
Q2:不倫相手にだけ慰謝料請求することはできますか?
Q3:慰謝料請求をしないと相手を許したことになりますか?

7章 慰謝料請求における後悔に関連する疑問3つ

それでは、慰謝料請求における後悔に関連する疑問について順番に説明していきます。

7-1 Q1:慰謝料請求を取り下げることはできますか?

A.慰謝料請求は、取り下げることができます

慰謝料請求を続けるかは請求側の自由であるためです。

交渉中であれば、取り下げる旨を伝えれば足ります。

ただし、示談書を作成した後はその内容に拘束されるため、一方的に撤回することは難しくなります。

訴訟を提起した後は、判決の確定までは訴えを取り下げることができ、相手方が準備書面を提出していた場合等には相手方の同意が必要となります。

また、弁護士に依頼している場合、弁護士費用が返ってくるかは契約内容によります。

必ず帰ってくるわけではないため、依頼した弁護士に確認してみるといいでしょう。

7-2 Q2:不倫相手にだけ慰謝料請求することはできますか?

A.不倫相手にだけ慰謝料請求することは可能です

不倫は、配偶者と不倫相手が共同してする行為ですが、誰に請求するかは自由であるためです。

ただし、不倫相手に請求した場合でも、後から求償権が問題になることがあります。

求償権は、慰謝料を支払った後にもう一方の負担分を請求することができる権利です。

この場合、求償権が行使されると、生計を同じくする配偶者から支出されることとなります。

求償権を行使されないよう、慰謝料を減額して求償権を放棄させることもあります。

7-3 Q3:慰謝料請求をしないと相手を許したことになりますか?

A.慰謝料請求をしないからといって、相手を許したことになるわけではありません

相手の不倫を許すという感情面の問題と、法的な責任追及手段にすぎない慰謝料請求は別で考える必要があるためです。

ただし、何もしないまま時間が経つと、相手方に軽く受け止められ不倫が再発することもあります。

また、時効期間が過ぎると、後から慰謝料請求をすることが難しくなります。

慰謝料請求をしない場合でも、証拠は確保し、将来的な選択肢は増やしておくといいでしょう。

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9章 まとめ

以上の通り、今回は、慰謝料請求で後悔する理由を説明したうえで、しない方がいいNG行動や後悔しないためにできることについて解説しました。

この記事が、慰謝料請求で後悔しないためにできることについて知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。

以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。

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著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属。
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・執筆等】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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