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2025/08/13
不当解雇
無期雇用派遣として働いていたのに派遣先から切られてしまい悩んでいませんか?
無期雇用として入社した以上は、ずっと同じ派遣先で働き続けることができると考えていた方もいるかもしれません。
結論からいうと、無期雇用派遣でも、派遣先から切られることはあります。
派遣契約自体は、派遣元と派遣先との間で締結されるものだからです。
無期雇用派遣で派遣先から切られる人には一定の特徴がありますので、今の派遣先で働き続けたいと考えている場合には身に覚えがないか確認してみましょう。
派遣先から切られてしまった後も、派遣元との雇用契約は続くことになりますが、派遣先が決まらない場合には、いくつかの法的なリスクがあります。
もし、無期雇用派遣として働いていて派遣先から切られてしまった場合にも、自分の権利を守るために焦らず冷静に行動していくようにしましょう。
実は、無期雇用派遣として働いていた方が派遣先から切られてしまった後、会社によっては、労働者の無知に付け込んで、給料を十分に払わなかったり、退職させたりする事例が見受けられます。
この記事をとおして、無期雇用派遣として働いている方々に派遣先から切られた場合に是非知っておいていただきたいことをわかりやすく簡単に説明していくことができれば幸いです。
今回は、無期雇用派遣で派遣先から切られた場合について、派遣先が決まらない際の対処法4つを解説していきます。
具体的には、以下の流れで説明していきます。
この記事を読めば、無期雇用派遣として働いている方が派遣先から切られた場合にどうすればいいのかがよくわかるはずです。
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目次
無期雇用派遣でも、派遣先から切られることはあります。
無期雇用と言うのは、あくまでも派遣元との雇用契約の期間が定められていないという意味に過ぎず、同じ派遣先で働き続けることが保障されるわけではないためです。
例えば、何らかの理由で派遣元と派遣先との契約が終了すれば、あなたの派遣先での業務も終了することになります。
無期雇用であることに安心しきってしまうと、派遣契約終了による突然の変化に戸惑う可能性もあるため、派遣労働者としては、契約の仕組みを正しく理解し、自身の権利を把握しておくことが重要です。
無期雇用派遣が派遣先から切られる理由は、いくつか存在します。
派遣契約は派遣元と派遣先の合意によって成り立っているため、派遣社員の意思とは無関係に終了してしまうケースもあります。
例えば、無期雇用派遣が派遣先から切られる理由としては、以下の3つです。
それでは、これらの理由について順番に説明していきます。
無期雇用派遣でも、派遣契約期間の満了によって現場を離れることがあります。
なぜなら、派遣社員は派遣元との雇用関係にある一方で、実際の業務は派遣先との契約に基づいて行われており、その契約には期間があるからです。
例えば、一時的なプロジェクトのために増員されていたケースでは、プロジェクトが完了すれば人手が不要になり、契約が更新されないことがあります。
このような場合、たとえ無期雇用であっても、派遣先での就業が継続されるとは限らないため、派遣契約の満了が派遣終了の主な理由のひとつとなっています。
派遣社員の能力や業務への取り組み方が原因で契約が更新されないこともあります。
派遣先は、職場に適応でき、業務をスムーズにこなせる人材を求めており、継続的に問題行動が見られれば、契約終了の判断材料になるからです。
例えば、無断欠勤が続いたり、報連相が不十分でミスが頻発したり、上司の指示に従わない態度などが挙げられます。
こうした場合、派遣先としては信頼関係を維持するのが困難となり、契約の更新を見送る判断をすることがあります。
派遣先の経営状況や組織の変化によって、契約が終了されることもあります。
というのも、業績が悪化して経費削減が必要になったり、内部の体制変更で派遣社員のポジションがなくなったりするケースがあるためです。
例えば、新しいシステムの導入により業務の自動化が進み、マンパワーが不要になったというような状況が該当します。
このように、派遣社員本人の責任とは関係なく、外的要因で契約が終了することもあるため、派遣社員自身では防ぎようのないケースといえます。
無期雇用派遣で派遣先から切られる人には一定の特徴があります。
今の派遣先で働き続けたいと考えている場合には、身に覚えがないか確認してみましょう。
例えば、無期雇用で派遣先から切られる人の特徴としては以下の5つがあります。
それでは、これらの特徴について順番に説明していきます。
報連相ができないと、派遣先から信頼を失ってしまうことがあります。
なぜなら、報連相は職場での基本的なコミュニケーション手段であり、業務を円滑に進めるために欠かせないからです。
例えば、進捗状況を報告しない、問題が起きても相談せず自己判断で行動するなどの態度は、トラブルの原因になります。
結果として、「業務に支障をきたす存在」と見なされ、契約の更新を断られる可能性が高くなります。
積極性が見られないと、やる気がないと判断されてしまいます。
派遣先は自律的に働ける人材を求める傾向があり、指示待ちや無関心な態度はマイナス評価につながるからです。
例えば、指示されないと動かない、提案や改善意識がまったく見られないといった行動は、職場での評価を下げる要因になります。
結果として、「この人材には期待できない」とされ、契約終了に至ることがあります。
人間関係のトラブルが多いと、派遣先から敬遠されやすくなります。
なぜなら、職場はチームで動くことが多く、協調性がないと職場全体の雰囲気や業務に悪影響を及ぼすからです。
例えば、意見の違いをすぐに対立ととらえて口論になる、同僚や上司に反抗的な態度を取るといった行為は、派遣先にとって大きなリスクです。
その結果、トラブルの芽を摘むために契約更新が見送られることになります。
勤務態度に問題があると、契約更新をしてもらえない可能性が高まります。
勤務態度は企業が最も重視するポイントの一つであり、日常的な遅刻・早退・無断欠勤があれば、信頼を損なうからです。
例えば、毎週のように遅刻を繰り返したり、事前連絡なしに欠勤したりする行為は、職場の信用に大きく影響します。
結果として、「今後も安定して働いてもらえない」と判断され、契約継続が難しくなります。
勤務態度を理由とする解雇については、以下の記事で詳しく解説しています。
柔軟性に欠ける人は、変化に対応できないと評価されやすいです。
派遣社員には突発的な業務変更や業務の幅を求められることも多いため、適応力が重要視されるからです。
例えば、「自分のやり方に固執して他人のアドバイスを受け入れない」「新しいツールや手順に対応しない」といった姿勢は、協働の妨げになります。
結果として、「この人には今後の変化に対応できない」と見なされ、契約終了の判断が下される可能性があります。
派遣先から切られてしまった後も、派遣元との雇用契約は続くことになりますが、派遣先が決まらない場合には、いくつかの法的なリスクがあります。
派遣先が決まらないと、派遣元はあなたを雇用し続けていても、コストに見合う利益が出ないことになりますので、何らかの措置を講じてくることがあるためです。
例えば、無期雇用派遣で派遣先が決まらない場合のリスクとしては、以下の3つがあります。
それでは、これらのリスクについて順番に説明していきます。
無期雇用派遣で派遣先が決まらない場合のリスクの1つ目は、給料が満額払われない可能性があることです。
会社は、あなたが業務をしていない以上、対価としての賃金も支払わないなどと言ってくることがあります。
ただし、法律上は、労働者は業務をできなかった原因が会社側にある場合には、休業補償として賃金の60%程度の支払いを義務付けています。
また、会社側の悪質性が高いようなケースでは、派遣先が決まらない期間についても、100%の賃金の支払いを請求できる可能性があります。
無期雇用派遣で派遣先が決まらない場合のリスクの2つ目は、退職勧奨です。
退職勧奨とは、労働者に対して自主的に退職するよう促すことを言います。
新しい派遣先が決まらないまま一定期間が経過すると、派遣元から退職を勧められることがあるのです。
これは会社側が人件費を削減したい意図によるものですが、労働者が退職勧奨には応じる義務はありません。
退職勧奨されたらどうすればいいのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
無期雇用派遣で派遣先が決まらない場合のリスクの3つ目は、解雇です。
派遣先が見つからないことを理由に、派遣元から解雇を通告されることがあります。
ただし、無期雇用契約の場合、客観的な合理性と社会通念上の相当性がなければ解雇は無効とされます。
単に「派遣先が決まらないから」という理由では解雇は成立しにくいため、正当性の有無を冷静に見極め、必要に応じて法的対応を取りましょう。
派遣社員の解雇について、以下の記事で詳しく解説しています。
もし、無期雇用派遣として働いていて派遣先から切られてしまった場合にも、自分の権利を守るために焦らず冷静に行動していくようにしましょう。
会社によっては、コストを減らすことばかり重視して、あなたの生活やキャリアについては守ってくれないことがあります。
このような場合に自分の権利を守るためには、あなた自身が適切な対応をしていく必要があるのです。
具体的には、無期雇用派遣で派遣先から切られた後の対処法としては以下の4つがあります。
それでは、これらについて順番に説明していきます。
無期雇用派遣で派遣先から切られた後の対処法の1つ目は、安易に退職に応じないことです。
派遣先での就業が終了しても、雇用主は派遣元企業であるため、雇用関係は継続しています。
一度、退職合意書にサインをしてしまうと、後から撤回することは容易ではなく、その後は退職条件の交渉等も難しくなります。
これは口頭で退職を認める発言等をする場合も同様です。
退職の意思がないのに促されるまま辞めてしまうと、生活やキャリアの補償などの面で不利益を受けるおそれがありますので注意しましょう。
退職合意書の拒否については、以下の記事で詳しく解説しています。
無期雇用派遣で派遣先から切られた後の対処法の2つ目は、派遣元からの業務命令には基本的に従うことです。
派遣先が決まるまでの間でも、派遣元は労働契約上の使用者であるため、業務命令を出す権限があります。
正当な理由なく業務を拒否すると、懲戒処分や解雇のリスクもあります。
不当な業務内容であれば、拒否の前に記録をとり、労働組合や弁護士などに相談するとよいでしょう。
無期雇用派遣で派遣先から切られた後の対処法の3つ目は、派遣元との面談内容を録音することです。
派遣先からの離脱後、派遣元との面談で退職を促されたり、不当な発言をされたりした場合に備えて、やり取りを証拠として残すことが重要です。
スマートフォン等で録音をしておけば、後日トラブルが生じた際にも交渉の材料になります。
退職勧奨の録音については、以下の記事で詳しく解説しています。
無期雇用派遣で派遣先から切られた後の対処法の4つ目は、トラブルがあった場合には弁護士に相談することです。
給与の未払い、退職強要、不当な解雇など、法律上の権利が侵害されていると感じたときには、労働問題に詳しい弁護士に早めに相談することが有効です。
専門的な知見から適切な対応方法をアドバイスしてもらえるため、不安な状況でも冷静に行動できます。
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労働問題は非常に専門的な分野であり、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。
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以上のとおり、今回は、無期雇用派遣で派遣先から切られた場合について、派遣先が決まらない際の対処法4つを解説しました。
この記事の内容を簡単にまとめると以下のとおりです。
この記事が無期雇用派遣として働いていたのに派遣先から切られてしまい悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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