2年前の浮気慰謝料はいくら?相場や3つの注意点【弁護士解説】

2年前の浮気慰謝料はいくら?相場や3つの注意点【弁護士解説】

著者情報

籾山 善臣

籾山 善臣 弁護士

リバティ・ベル法律事務所

神奈川県弁護士会所属
取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・取材】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこっと弁護士Q&A、東京新聞、毎日新聞、週刊女性他

2年前の浮気慰謝料でも請求することができます

慰謝料の相場は2年前でも変わりませんが、いくつか注意点があります。

ホウペン

この記事の要点

・2年前の浮気慰謝料の相場は50万円~300万円です。別居や離婚に至っていない場合は50万円~100万円、別居に至っている場合は100万円~150万円、離婚に至っている場合は150万円~300万円です。

・2年前の浮気慰謝料請求をする際には、時効に注意して、証拠を早めに確保しておきましょう。また慰謝料を免除するような発言をしないことも大切です。

この記事を読めば、2年前の浮気慰謝料を請求するにはどうすればいいのかがよくわかるはずです。

1章 2年前の浮気でも慰謝料を請求できる

2年前の浮気でも慰謝料を請求する

2年前の浮気でも、慰謝料を請求することができます

浮気慰謝料の時効は「浮気の事実と相手を知った時」から3年間です。2年であれば時効は完成していません。

2年が経過していたとしても、浮気により被った精神的苦痛はなくなりません。

時間が経ってしまうと「今さら言っても遅いのではないか」と諦めてしまう方もいらっしゃいますが、2年であればまだ法律上の期限内であり、手遅れではありません。

例えば、夫のスマホを見ていたら2年前の浮気相手とのやり取りや写真を見つけてしまったということがよくあります。

他にも、浮気した当初は大事にはしたくないと感じていて何もしなかったが、後からやはり許せないという感情が高まるということがあります

このような場合でも慰謝料を請求できる余地があるということになります。

2章 2年前の浮気の慰謝料相場はいくら|50万円~300万円

2年前の浮気であっても、慰謝料の相場は変わりません

慰謝料の金額は、その浮気によって夫婦の関係がどのような影響を受けたかという結果によって判断されるためです。

具体的には、浮気慰謝料相場を整理すると以下のとおりです。

・別居や離婚に至っていない場合|50万円~100万円
・別居に至っている場合|100万円~150万円
・離婚に至っている場合|150万円~300万円

浮気慰謝料相場は、「浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくら?判例368個を独自調査」で詳しく解説しています。

それでは、それぞれの状況に応じた慰謝料の相場について順番に見ていきましょう。

2-1 別居や離婚に至っていない場合|50万円~100万円

浮気の後も夫婦として同居を続けている場合の相場は、おおよそ50万円から100万円程度となります。

離婚や別居という事態は免れても、浮気によって受けた精神的な苦痛は存在していると評価されます

たとえ元の生活に戻ろうと努力していても、傷ついた心がすぐに癒えるわけではないという点は法律上も考慮されます。

例えば、相手を許そうと歩み寄ったり、子供のために今の家庭を壊さないよう耐えたりしていても、受けたダメージに対して適正な金額を請求することは可能です。

2-2 別居に至っている場合|100万円~150万円

浮気が原因で夫婦が別々に暮らすことになった場合、相場は100万円から150万円程度に上がります。

同居が困難になるほどの不信感が生まれた事実は、精神的な苦痛がより深刻と評価されます

生活拠点を別に移したり、婚姻関係が壊れかけていたりと、夫婦としての実態が失われつつある状況であれば、同居を続けている場合よりも高い金額が認められやすくなります。

2-3 離婚に至っている場合|150万円~300万円

浮気が原因で最終的に離婚することになった場合、慰謝料の相場は150万円から300万円程度と最も高くなります。

離婚という形で一つの家庭が壊れてしまったということは、裁判所も重大な事情として評価します

離婚に至った場合には200万円前後となることが多いですが、これに加えて妊娠等の悪質な事情が加わっていくと300万円程度になることもあります。

3章 2年前の浮気で慰謝料請求をする際の注意点

2年前の浮気について慰謝料を請求するなら、時間の経過に合わせた注意点があります

後悔しない形で解決するためには、今すぐ確認しておくべき事柄を知っておくことが欠かせません。

例えば、2年前の浮気で慰謝料請求をする際の注意点としては、以下の3つがあります。

注意点1:時効にかからないように早めに請求する
注意点2:証拠がなくならないうちに確保しておく
注意点3:慰謝料を免除するような発言をしない

2年前の浮気で慰謝料請求をする際の注意点

それでは、2年前の浮気請求で気をつけるべき点について順番に見ていきましょう。

3-1 注意点1:時効にかからないように早めに請求する

2年前の浮気であれば、できるだけ早く具体的な請求のアクションを起こすことが不可欠です

不倫の慰謝料には「3年」という時効があり、2年が経過している現在はその期限が目前に迫っているといえるからです。

のんびり構えていると、あと一歩というところで権利が消えてしまう恐れもあります。

例えば、相手に内容証明郵便を送ったり、裁判所の手続きを利用したりすることで、時効の流れを一時的に止めることができます。

まずは残された時間がどれくらいあるかを確認しましょう。

不倫の時効については、以下の記事で詳しく解説しています。

3-2 注意点2:証拠がなくならないうちに確保しておく

請求を検討し始めた段階で、手元にある不倫の証拠をすべて安全な場所に保管してください

時間が経つにつれて、スマートフォンの買い替えでデータが消えたり、ホテルの利用履歴などの保管期間が過ぎたりして、証拠集めが難しくなるためです。

2年前の出来事を証明するには、客観的な記録が何よりも心強い味方になります。

例えば、当時のメールやSNSのやり取りをスクリーンショットで保存したり、相手が不倫を認めた録音データをバックアップしたりしておくことが、納得のいく解決への近道となります。

浮気の証拠については、以下の記事で詳しく解説しています。

3-3 注意点3:慰謝料を免除するような発言をしない

相手と話し合う際に、「お金はいらないから謝ってほしい」といった安易な約束をしないように気をつけましょう

「慰謝料はいらない」と言ってしまうと、浮気については許されて慰謝料は請求しないとの話になっていたと反論されることもあります。

2年前のことであっても、あなたが受けた心の傷に対する対価を受け取る権利は守られるべきものです

例えば、安易に「今後接触しないのであれば慰謝料を請求するつもりはない」などとの発言はしないようにしましょう。

毅然とした態度を保つことが、あなたの権利を守ることにつながります。

4章 2年前の浮気の慰謝料請求は早めに弁護士に相談すべき

2年前の浮気について慰謝料を請求したいと考えたら、できるだけ早い段階で弁護士に相談することをおすすめします

2年という月日が流れているケースでは、時効の完成が間近に迫っていたり、証拠の集め方が複雑になったりと、専門的な判断が必要な場面が多いからです。

一人で悩んで時間を浪費してしまうと、本来受け取れるはずの慰謝料が受け取れなくなる恐れもあります。

例えば、相手が「もう時効だ」と嘘をついて逃げようとしたり、連絡を無視して話し合いが進まなかったりする場合でも、弁護士が介入することでスムーズに交渉を進められます。

過去の辛い出来事と向き合うのは大きなエネルギーが必要ですが、法律の専門家を味方につけることで、精神的な負担を減らしながら確実な解決を目指すことができるのです。

5章 2年前の浮気の慰謝料請求についてよくある疑問

2年前の浮気の慰謝料請求についてよくある疑問としては、以下の3つがあります。

Q1:証拠がなくなってしまっている場合は?
Q2:相手の住所が分からなくなっている場合は?
Q3:配偶者のことは許したけど相手に慰謝料請求できる?

これらの疑問を順番に解消していきましょう。

5-1 Q1:証拠がなくなってしまっている場合は?

A.手元に決定的な証拠が見当たらない場合でも、すぐに諦める必要はありません

断片的な情報の積み重ねや、これから相手に認めさせる方法によって、浮気の事実を証明できる可能性があるからです。

当時の日記やカードの利用明細、SNSの投稿などが残っていないか、もう一度隅々まで探してみる価値はあります。

例えば、相手に当時のことを問い詰めてその会話を録音したり、誓約書を書かせたりすることで、それが新たな証拠となるケースもあります。

浮気の誓約書については、以下の記事で詳しく解説しています。

5-2 Q2:相手の住所が分からなくなっている場合は?

A.浮気相手の今の住所が分からなくても、慰謝料の請求を諦める必要はありません

弁護士などの専門家に依頼すれば、電話番号や過去の住所といった手がかりから、現在の住まいを法律に基づいた方法で調査できるからです。

2年の間に相手が引っ越していたり、連絡先を変えていたりしても、逃げ切ることは難しいといえます。

例えば、相手の携帯電話番号が判明していれば、通信会社を通じて住所を特定できる仕組みもあります。

まずは相手に関する情報を、覚えている範囲で書き出しておくことから始めてください。

5-3 Q3:配偶者のことは許したけど相手に慰謝料請求できる?

A.不倫をした配偶者(夫や妻)との関係を修復したとしても、浮気相手だけに絞って慰謝料を請求することは可能です

不倫は配偶者と浮気相手の2人で行った共同の責任ですが、どちらにいくら請求するかは、被害を受けた側が自由に決められるからです。

夫婦でやり直す道を選んだからといって、浮気相手の責任まで免除してあげる義務はありません。

例えば、夫との間には子供がいたり生活があったりするので離婚はしないけれど、家庭を壊そうとした相手の女性にだけはしっかり責任を取らせたい、という考えは法律的に正当なものです。

ご自身の気持ちを一番に考えて、納得のいく選択をしてください。

離婚しないでも不倫慰謝料を請求できることについては、以下の記事で詳しく解説しています。

6章 不倫慰謝料に強い弁護士を探すなら弁護士コンパス

不倫慰謝料に強い弁護士を探したい場合には、是非、不倫慰謝料弁護士コンパスを活用ください

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7章 まとめ

以上のとおり、今回は、2年前の浮気慰謝料はいくらかについて、相場や3つの注意点を解説しました。

この記事が2年前の浮気慰謝料がいくらになるか悩んでいる方の助けになれば幸いです。

以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。

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籾山 善臣

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取扱分野は、浮気・不倫問題、離婚問題、労働問題等。
【連載・執筆等】幻冬舎ゴールドオンライン、ちょこ弁|ちょこっと弁護士Q&A他
【取材実績】東京新聞2022年6月5日朝刊、毎日新聞 2023年8月1日朝刊、週刊女性2024年9月10日号、区民ニュース2023年8月21日

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