財産分与と慰謝料請求を見据えて対応した事案
- 請求する側
- 請求された側
相談前
ご依頼者様は、夫との離婚を検討していましたが、相手方が財産を隠している可能性があり、公正な財産分与を受けられるか不安を抱えていました。
相手方は、財産がないかのような主張をすることが予想される状況でしたが、ご依頼者様は事前に資産隠しの可能性を考え、確定申告書などの重要な資料を保管していました。
また、相手方に不貞行為がある可能性もあったため、財産分与だけでなく、慰謝料請求も視野に入れて対応を検討する必要がありました。
相談後
ご依頼者様が保管していた確定申告書などの資料をもとに、相手方の財産状況を確認しました。
その結果、相手方の「資産はない」という主張に対して、資料に基づいて反論することができ、公正な財産分与を求めるための土台を整えることができました。
また、不貞行為がある場合には、財産分与とは別に慰謝料請求も検討できるため、不貞の証拠の有無や今後の進め方についても整理しました。
離婚を急いで進めるのではなく、婚姻費用の確保や証拠の収集状況も踏まえながら、できる限りご依頼者様にとって有利な形で交渉を進める方針を検討しました。
弁護士のコメント
離婚事件では、早く離婚したいというお気持ちが先に立つこともあります。
しかし、相手方が財産を隠している可能性がある場合や、不貞行為が問題となる場合には、離婚を急ぐ前に資料や証拠をしっかり確保しておくことが重要です。
本件では、ご依頼者様が事前に確定申告書などの重要資料を保管していたことで、相手方の主張をそのまま受け入れず、財産分与について適切に主張することができました。
また、不倫がある場合には、慰謝料請求も併せて検討することができます。
不倫の証拠を押さえておくことで、慰謝料請求だけでなく、離婚条件の交渉においても有利に進められる可能性があります。
不倫や離婚の問題では、問い詰める前、別居する前、離婚を切り出す前の準備が結果を大きく左右することがあります。
ご自身で証拠を集めるだけでなく、必要に応じて探偵事務所などの専門機関を利用することも選択肢となります。
冷静に準備を進めていくことが、ご依頼者様にとってより利益のある解決につながる場合がありますので、早い段階でご相談いただくことをおすすめします。
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