
2025年5月2日
法律一般
法律の条・項・号の読み方や書き方、見分け方|条文に1項は書かない?
法律については、条を細分化したものが項、更に項を細分化したものが号となります。読み方は、「じょう、こう、ごう」です。今回は、法律の条・項・号の読み方や書き方、見分け方を解説していきます。
2026/03/24
法律相談

弁護士は、たとえ加害者や悪人であっても、弁護しなければならないことがあります。
これは日本が法治国家であり、加害者や悪人といえども、裁判を受ける権利があり、適正な手続が保障されているためです。

この記事の要点
・弁護士が加害者や悪人の味方をするのは、冤罪防止や適正手続の保障、過大な罰や義務を防ぐと言った理由があります。
・加害者側弁護士の気持ちは、弁護士ごとに異なりますが、どの弁護士も代理人となったら依頼者の利益となるように行動します。
この記事を読めば、弁護士がたとえ加害者や悪人であっても、弁護する理由がよくわかるはずです。
目次

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弁護士が加害者とされる人の味方をするのは、誰もが公平な判断を受けられる社会を守るためです。
なぜなら、印象だけで「悪い人だ」と決めつけてしまうと、本当は無実の人が罰を受けたり、必要以上に重い責任を負わされたりする危険があるからです。
例えば、弁護士が例え加害者でも弁護する理由としては、以下の3つがあります。

それでは、これらの理由について順番に説明していきます。
弁護士が疑いをかけられている人の味方をする大きな理由は、その人が「本当に加害者であるとは限らない」からです。
裁判で正式に有罪と決まるまでは「無罪として扱う」という「無罪推定の原則」という大切なルールがあるためです。
例えば、仕事場でのトラブルで「Aさんが備品を壊した」と疑われているケースでも、実は機械の故障だったり、別の人が原因だったりする可能性があります。
もし弁護士がいなければ、Aさんは自分の無実をうまく証明できず、間違って犯人にされてしまうかもしれません。
このように、罪のない人が間違って罰せられる「冤罪」を防ぐために、弁護士は疑われている人の言葉をしっかりと代弁するのです。
たとえ実際にミスをしてしまった加害者であっても、法律に基づいた「正しい手順」で判断を受ける権利が保障されています。
なぜなら、どんなに悪いことをしたとされる人でも、感情に任せた勝手なルールで裁いてしまうと、法治国家としての平等が崩れてしまうからです。
例えば、警察に逮捕された人が、自分の身を守るための「弁護人」をつける権利を奪われたり、無理やり自白を強要されたりすることは、憲法で固く禁じられています。
裁判官は、検察官が出した証拠だけでなく、弁護士が提出した反論や証拠も平等に調べた上で、最終的な判決を下します。
このように、どんなに厳しい状況であっても、法律のルールに則って「言い分を聞く機会」を保障することが、国による強引な処罰を防ぎ、私たちの社会の自由を守ることにつながるのです。
弁護士は、加害者が負うべき責任が、法律の基準を超えて「重くなりすぎない」ように活動します。
なぜなら、被害を受けた側の怒りや悲しみが強い場合、本来の責任よりもずっと大きな罰や、支払いきれないほどの賠償金を求められてしまうことがあるからです。
例えば、犯行に至ったやむを得ない事情があったり、本人が深く反省して被害者への謝罪を進めていたりする場合、それらの事情は刑の重さを決める際に考慮されるべき要素となります。
また、不注意で相手に怪我をさせてしまったとき、治療費だけでなく、相場を大きく超える慰謝料を請求されたり、厳しい処分を迫られたりするケースもあります。
弁護士は、過去の裁判の例などと照らし合わせながら、その事案に見合った「適切な責任の範囲」を明らかにします。
過大な罰を防ぐことは、加害者の更生を助け、社会全体のバランスを保つためにとても重要なことなのです。

加害者側の弁護士の気持ちは、その弁護士ごとに異なりますので、一概に言えるものではありません。
当然、弁護士も人なので、被害者の感情に共感することもありますし、同情したり、かわいそうであると感じたりすることもあります。
しかし、このように感じる場合があったとしても、依頼者の利益となるように行動していきます。それが職業上の義務だからです。
このような立場に葛藤することもありますが、ここは弁護士それぞれに自分なりの考え方や信念がある部分です。
加害者側に弁護士が就くことで、法律に基づいた話し合いが可能となり、被害弁償や示談交渉が進む結果、被害者の利益にも繋がる側面もあります。
また加害者側の弁護士であっても、自白事案などでは、加害者に反省を促して、再発を防止して、再起を支援することが多いです。
弁護士には、法律を学んできた経験から、適正手続きを守ることへの使命感から、加害者側であっても弁護を行っていることがあります。

世間一般で言われる「正義の味方」というイメージと、実際の弁護士が担っている役割には、実は少し大きな隔たりがある場合もあるかもしれません。
世の中には、被害者にとっての正義と、加害者にとっての正義がそれぞれ存在しており、それらが真っ向からぶつかり合うことは珍しくありません。
一人の人間として「何が正しいか」を悩むことはありますが、弁護士という職務においては、主観的な正義感で依頼者を裁いたり、活動を制限したりすることは許されません。
弁護士は、どのような批判を受ける立場の人であっても、法律の手順に則って正しく扱われるように全力を尽くします。
たとえ世間から「悪人」と呼ばれている人であっても、弁護士だけは最後までその人の言い分を聴き、不利な証拠を厳しくチェックしたり、有利な事情を粘り強く主張したりします。
もし弁護士が「この人は悪いことをしたから」という理由で手を抜いてしまえば、それは司法の公平性を自ら壊してしまうことに他なりません。
また、弁護士が一方の味方に振り切って活動することは、裁判という天秤を正しく保つためにどうしても欠かせないプロセスです。
訴える側と守る側がそれぞれ全力で主張をぶつけ合うことで、初めて客観的な真実が浮き彫りになり、法的に妥当な結論を導き出すことができます。
弁護士として活動する中で、「なぜ悪人の味方をするのか」という問いは、弁護士になった後も考え続けることが多いテーマです。
法律というルールを機械的に当てはめるだけでは救いきれない感情の機微があったり、自分の良心と職務の間で板挟みになったりする瞬間が、現場では数多く存在するからです。
弁護士は、依頼者の人生を左右するような重大な局面で、その人の理解者として振る舞うことが必要となります。
しかし、被害を受けた方の悲痛な叫びを耳にしたり、加害者の身勝手な振る舞いに直面したりしたとき、自分の中に生じる人間としての抵抗感や違和感を完全に消し去ることはできません。
弁護士は、そのような内面的な葛藤を抱えながらも、あえて「依頼者の味方」という役割に徹します。
それは、どれほど非難される立場の人であっても、法律の手続きを正しく受け、適正な責任の範囲に収めることこそが、結果として社会全体の平穏を守ることにつながると信じているからです。
もし弁護士が感情に流されて弁護を放棄してしまえば、それは司法というシステムの敗北であり、誰もが不当に裁かれるリスクを背負う暗い社会への第一歩になってしまいます。
また、弁護士が加害者の側に立って尽力することは、加害者が自分の犯した罪を「法的に正しく理解し、受け入れる」ための手助けにもなります。
一方的に断罪されるのではなく、法律に基づいた納得感のある手続きを経ることで、初めて本人が心から反省し、社会復帰への一歩を踏み出すきっかけが生まれます。
このように、弁護士は葛藤の中で「法の支配」という理想を追い求め、加害者の権利を守ることで、巡り巡って私たち市民全員の自由と安全を支えているのです。
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以上のとおり、今回は、弁護士が加害者や悪人の味方をするのはなぜか3つの理由を説明したうえで、加害者側弁護士の気持ちを解説しました。
この記事が弁護士はなぜ加害者や悪人の味方をするのか多くの人に知っていただく助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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