2025年12月29日
不倫の考え方
浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくら?判例368個を独自調査
不倫慰謝料の相場は、50万~300万円程度です。別居や離婚の有無等の個別事情により金額は変わってきます。今回は、浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくらかについて、判例368個を独自に調査、分析したうえで解説します。
2026/02/19
不倫ケース別

トリプル不倫とは、三つの夫婦関係が問題となる不倫のことです。
通常の不倫やダブル不倫よりも、更に利害関係が複雑になります。
実は、不倫トラブルでは、複数の不倫が問題になるというのはよくあることであり、事案の特徴を理解したうえで解決していく必要があります。
今回は、トリプル不倫とは何かについて、意味や2つのケースを説明したうえで、特徴と注意点を簡単に解説していきます。

この記事の要点
トリプル不倫の注意点は以下の通りです
注意点1:事実関係や関係者を整理する
注意点2:紛争が再発しやすい
注意点3:特殊性を踏まえて減額交渉する
トリプル不倫の慰謝料請求についての対処法は以下の通りです
手順1:弁護士に相談する
手順2:交渉をする
手順3:示談書を締結する
この記事を読めば、トリプル不倫についてよくわかるはずです。
目次
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トリプル不倫とは、三つの夫婦関係が同時に問題となる不倫のことです。
法律用語ではありませんが、実務や解説の場面では、関係者が非常に多く、利害が複雑に絡み合う不倫関係を整理するために使われることがあります。
通常の不倫は、既婚者と第三者の不倫なので、問題となる夫婦関係は一つです

ダブル不倫は、既婚者同士の不倫で、二つの夫婦関係が影響を受けます。

これに対して、トリプル不倫では、さらにもう一つ別の夫婦関係が関与し、結果として三組の夫婦が不倫問題に巻き込まれることになります。
このように不倫により問題となる夫婦関係が増えると、当然トラブルも拡大していくことになります。
トリプル不倫は、特別な人だけに起こるものではなく、不倫関係が重なったり、連鎖したりすることで成立するケースが多いです。
例えば、トリプル不倫となる代表的なケースとしては、以下の2つがあります。
それでは、トリプル不倫となる具体的なケースについて順番に見ていきましょう。
トリプル不倫の典型例の一つが、既婚者同士の不倫に加えて、その配偶者の一方も別の不倫をしているケースです。

配偶者が不倫していることに気が付いて、自分も不倫をやり返すとこのような事態になります。
この場合、B夫とB妻は、被害者でありながら、加害者の地位をにもあることになります。
トリプル不倫の典型例の二つ目は、一人の既婚者を中心に、既婚者同士の不倫が二つ重なっていることで、三つの夫婦関係が同時に問題となるケースです。

複数人と不倫関係を持っているということも珍しくありません。
B夫は、A夫、B妻、C夫の3人から慰謝料を請求される立場にあります。
トリプル不倫には、通常の不倫やダブル不倫とは異なる難しさや特徴があります。
例えば、トリプル不倫の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
それでは、トリプル不倫ならではの特徴について順番に見ていきましょう。
トリプル不倫の最大の特徴は、関係者が多く、利害関係が非常に複雑になる点です。
三つの夫婦関係が同時に影響を受けるため、誰が被害者で、誰が加害者なのかが一目では分かりにくくなります。
その理由は、不倫関係が一方向ではなく、複数重なっているためです。
ある立場では被害を受けている人が、別の関係では加害者になっていることもあり、感情が整理しづらくなります。
例えば、不倫をされた側である一方で、自分自身も別の不倫に関与しているというケースもあります。
このような場合、怒りを感じたり、責任を追及されたりと、立場が入り混じった状態になります。
このように、トリプル不倫では、感情面と法的な立場が一致しないことが多いため、利害関係の整理が欠かせません。
トリプル不倫では、慰謝料の考え方や金額にも影響が出やすいという特徴があります。
不倫が複数存在してくることから、各不倫が夫婦関係に与えた影響がわかりにくくなります。
また、夫婦のいずれも不倫をしているような場合に、元々夫婦関係が冷え切っていたのではないかなども問題となってきます。
すべての慰謝料金額が同じとは限らず、請求ごとに慰謝料の金額も変わってくるでしょう。
不倫慰謝料の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
トリプル不倫では、一つの不倫が発覚したことをきっかけに、他の不倫関係も次々と明らかになりやすいという特徴があります。
いわゆる芋づる式に発覚しやすい点は、トリプル不倫ならではといえます。
関係者同士がつながっているため、話し合いや調査の過程で別の関係が浮かび上がりやすいからです。
説明に矛盾が出たり、連絡先や行動が重なったりすることで、新たな不倫が判明することもあります。
一つの不倫について説明をしている中で、別の人物との関係が問題になったり、過去の行動を確認する中で別の不倫が疑われたりするケースもあります。
不倫がバレる原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
トリプル不倫では、通常の不倫よりも慎重な対応が求められる注意点があります。
関係者が多く、感情や利害が複雑に絡むため、対応を誤ると紛争が長期化したり、新たなトラブルが生じたりしやすいからです。
例えば、トリプル不倫でとくに意識したい注意点としては、以下の3つがあります。
それでは、トリプル不倫における注意点を順番に見ていきましょう。
トリプル不倫では、まず事実関係と関係者を丁寧に整理していきましょう。
誰と誰が、いつ頃から、どのような関係にあったのかを整理しないと、話し合いが混乱しやすくなります。
例えば、不倫の時期が重なっていたのか、別々だったのかを曖昧なままにしたり、関係者の範囲を広く捉えすぎたりすると、責任の所在が不明確になります。
複雑な事案ほど、時系列や関係図などの作成をしたうえで分析していくことが重要です。
トリプル不倫では、一度話し合いをしても、紛争が再発しやすい点に注意が必要です。
問題が完全に解消されないまま残りやすいためです。
一つの慰謝料請求がについて解決されても、その後にも、慰謝料請求の可能性が複数残されていることになります。
これに加えて求償権の問題も加わってきます。
トリプル不倫では、このような紛争の再発のリスクを意識したうえで、解決を図っていく必要があります。
トリプル不倫では、事情の特殊性を踏まえた減額交渉が必要になることが多いです。
慰謝料を請求する側は、複数の不倫が存在すること、自分も不倫をしていることなどには触れず、慰謝料を請求してくることがあります。
このような場合には、請求された側において、適切に慰謝料の減額事由を指摘していく必要があります。
ただし、立場によって、指摘していくべき事情や何が有利となり、何が不利となるのかと言ったことも変わってきます。
そのため、自分の立場に応じて、複数の法律関係を分析したうえで、これを踏まえつつ、適切な交渉をしていくことになります。
通常の不倫と同じ考え方で進めると、話し合いがまとまらないことがあります。
トリプル不倫で慰謝料請求が関係するときは、通常の不倫以上に慎重な対処が必要です。
あらかじめ適切な対処の流れを知っておくことで、不安を減らし、冷静に行動しやすくなります。
例えば、トリプル不倫の慰謝料請求への対処法としては、以下の3つの手順が考えられます。
それでは、トリプル不倫における慰謝料請求の対処法を順番に見ていきましょう。
トリプル不倫の慰謝料問題では、早い段階で弁護士に相談することが重要です。
関係が複雑なため、自分だけで整理しようとすると、判断を誤りやすくなります。
被害を受けている側である一方で、別の関係では責任を問われる立場になっていることもあります。
どの範囲まで話し合いの対象にすべきか迷ったりするケースもあります。
まずは弁護士に相談したうえで、法的な権利関係を整理し、方針を明確にしたうえで進めていきましょう。
次に、解決に向けて交渉をしていきましょう。
適正な慰謝料金額について自身に有利な事情も指摘したうえで、慰謝料以外の条項についても協議していきます。
交渉の中では、トリプル不倫と言う特殊性を踏まえて協議を行うべき場合も出てきます。
話し合いがまとまったら、示談書を作成することになります。
2者間での示談とせず、3人での示談、4人での示談など、複数人間での示談として、紛争の再燃を可能な限り予防することもあります。
不倫慰謝料に強い弁護士を探したい場合には、是非、不倫慰謝料弁護士コンパスを活用ください。
不倫慰謝料は交渉力の格差が金額に影響を与えやすく、弁護士の経験や知識次第で結果も変わってきますので、弁護士であれば誰でもいいというわけではありません。
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以上のとおり、今回は、トリプル不倫とは何かについて、意味や2つのケースを説明したうえで、特徴と注意点を簡単に解説しました。
この記事がトリプル不倫について悩んでいる方の助けになれば幸いです。
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籾山善臣
リバティ・ベル法律事務所
神奈川県横浜市中区尾上町1丁目4番地1関内STビル11F
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