2025年12月29日
不倫の考え方
浮気・不倫(不貞行為)の慰謝料相場はいくら?判例368個を独自調査
一般的には、既婚者と交際関係になったら不倫と考える方が多いでしょう。肉体関係を伴う交際となれば不貞、既婚者でない場合には浮気と呼ばれます。今回は、不倫はどこからかを説明したうえで、意味や定義と不貞や浮気との違いを解説します。
2026/01/12
不倫の考え方


どこから不倫になるのか知りたいと悩んでいませんか?
一般的には、既婚者と交際関係になったら不倫と考える方が多いでしょう。
肉体関係を伴う交際に発展すると不貞と呼ばれ、一方で既婚者ではなく恋人がいるのに他の人と交際しただけであれば浮気と呼ばれます。
実は、不倫や浮気と言った言葉は、人によってもその範囲が異なることがあり、法的に大事なのは不貞に至っているか否かです。
今回は、不倫はどこからかを説明したうえで、意味や定義と不貞や浮気との違いを解説します。
具体的には、以下の流れで説明していきます。

この記事を読めば、どこから不倫になるかがよくわかるはずです。
目次
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不倫とは、既婚者が配偶者以外の人と交際関係になることを指す言葉です。
まず押さえておきたいのは、不倫という言葉自体は、法律で定義された正式な用語ではないという点です。
そのため、「不倫はどこからか」という問いに対する答えは、人によって異なることがあります。
例えば、二人きりで食事をしたり、親密な連絡を取り合ったりするだけでも不倫だと感じる人もいれば、肉体関係がなければ不倫ではないと考える人もいます。
一方で、法律上で特に重要視されるのは「不貞」にあたるかどうかです。
不貞とは、既婚者が配偶者以外の人と性交渉やそれに近い行為を行うことを指し、これに該当すると、不法行為として慰謝料が認められやすくなります。
例えば、既婚者が配偶者以外の人と性交渉をしたり、性交類似行為を継続的に行ったりするケースでは、不貞と判断される可能性が高くなります。
このような場合、単なる感情の問題ではなく、法的な責任が問題となります。
ただし、肉体関係がないからといって、必ずしも慰謝料が認められないわけではありません。
行動の内容や頻度、夫婦関係への影響などを総合的に見て、例外的に責任が認められることもあります。
このように、不倫は日常的な言葉であり、人それぞれの受け止め方がありますが、法律の世界では「不貞に至っているかどうか」が判断の軸になります。
不倫はどこから問題になるのかを理解するためには、感覚的なイメージだけでなく、法的な考え方を知っておくことが大切です。
「不倫はどこから問題になるのか」を考えるとき、最も重要なのは「浮気」と「不貞」の違いを正しく理解することです。
不貞と不倫と浮気の違いを表にすると以下のとおりです。

これらの関係を図にすると以下のとおりです。

それでは、不貞と浮気について、それぞれ不倫との違いを比較しながら説明していきます。
浮気とは、配偶者や恋人がいるにもかかわらず、他の人に好意を向けたり、親密な行動を取ったりすることを指す、日常的な言葉です。
既婚者にとどまらず、恋人などのパートナーがいる場合も含む点で、不倫よりも広い概念です。
浮気も法律用語ではないため、どこから浮気と感じるかは人によって異なります。
また浮気をしたからと言って、直ちに法的な問題になるとは限りません。
不貞とは、既婚者が他の人と肉体関係を持つことを言います。
性交渉や性交類似行為などの肉体関係がある場合に限定されている点で、不倫よりも狭い概念です。
不貞に該当するかどうかは、法的に「違法かどうか」を判断するための基準になります。
この段階に至ると、不倫の中でも法的責任が現実的に生じる領域に入ってきます。
不倫はどこから違法になるのかを判断するうえでは、どの行為が不貞に当たるのか、逆に当たりにくいのかを具体的に知ることが大切です。
不倫という言葉の印象だけで判断すると、実際の法律判断とズレてしまうことがあるからです。
違法な不倫に該当するケースと該当しにくいケースを整理すると以下のとおりです。

それでは、順番に見ていきましょう。
既婚者と性交渉を行った場合は、不貞に該当します。
平穏な夫婦生活を送る権利を侵害しているためです。
例えば、既婚者と一時的に関係を持ったり、秘密裏に関係を続けたりしたケースでは、不貞と評価されます。
このように、性交渉がある場合は、不倫はどこからという疑問に対して、明確に一線を越えていると判断されやすいです。
性交そのものがなくても、性交に近い身体的接触がある場合には、不貞に該当する可能性があります。
性交類似行為とは、性交と同視できる程度に性的な意味合いが強い行為を指します。
単なるスキンシップとは異なり、性的関係と評価されるかどうかがポイントになります。
例えば、口淫や手淫、肛門性交、裸での抱き合いなど、性交を模倣した行為がこれに含まれることになります。
このように、性交がないから大丈夫と考えるのは危険であり、行為の内容次第では不貞と評価され得る点を理解しておく必要があります。
既婚者と二人きりで食事をしただけでは、不貞に該当しにくいと考えられます。
食事自体は日常的な行為であり、直ちに肉体関係を推認できないからです。
仕事上の付き合いや友人関係として食事をする場面も多く、それだけで不貞と評価されることは通常ありません。
回数が多い場合でも、他の事情と合わせて慎重に判断されます。
例えば、職場の同僚と定期的に食事をしたり、相談目的で会ったりしているケースでは、不貞に該当しにくいと考えられます。
このように、食事だけでは、不倫はどこから問題になるのかという点で、決定的な要素にはなりにくいといえます。
抱き合ったり、キスをしたりする行為は、不快感や裏切りを強く感じやすい行動ですが、それだけで不貞に該当するとは限りません。
肉体関係に至っているかどうかが、より重視されるからです。
ただし、行為の態様や頻度によっては、評価が変わる可能性もあります。
一時的なものか、継続的な関係かといった点も考慮されます。
例えば、感情的になって一度抱き合ったり、軽いキスをしたりしたケースでは、不貞に該当しにくいと考えられます。
これに対して、これらの行為が積み重なると、他の事情と合わせて問題視されることもあります。
手を繋いで歩く行為も、親密さは感じられるものの、不貞に直結しにくい行為です。
肉体関係を直接示す行動とはいえないためです。
例えば、恋人のように振る舞っていたり、長時間一緒に過ごしたりしていたとしても、手を繋いだだけでは不貞に該当しにくいでしょう。
ただし、他の行為と組み合わさると、評価が変わる余地はあります。
既婚者と親密な内容のメッセージを送り合っていたとしても、それだけで不貞と判断されることは通常ありません。
文章のやり取りだけでは、肉体関係の存在を直接示すとはいえないからです。
例えば、好意を示すメッセージを送り合ったり、毎日のように連絡を取ったりしているケースでも、不貞に該当しにくいと考えられます。
ただし、内容や頻度によっては、関係性の深さを示す事情として考慮されることがあります。
出会い系サイトへの登録は、行動として問題視されることはありますが、不貞に直結しにくいといえます。
登録しただけでは、実際に肉体関係があったとはいえないからです。
そのため、登録の事実のみで、不貞と判断される可能性は低くなります。
例えば、サイトに登録したものの、実際には誰とも会っていなかったり、やり取りが途中で終わっていたりするケースでは、不貞に該当しにくいでしょう。
ただし、出会い系サイトで会った相手と実際に肉体関係を持てば、不貞に該当することになります。
恋愛感情を抱くこと自体は、心の中の問題であり、不貞には当たりません。
法律は、感情そのものではなく、行為を評価の対象とするからです。
そのため、「好きになった」「気持ちが傾いた」というだけでは、不貞とはいえません。
実際にどのような行動に出たかが重要になります。
例えば、好意を持っていただけで、具体的な行動に出ていなかったケースでは、不貞に該当しにくいと考えられます。
このように、感情と行為は分けて考える必要があります。

コラム:風俗通いは不倫(不貞)に該当する?
風俗店の利用については、一律に不貞に該当するとは言い切れません。
相手との関係性や行為の内容によって評価が分かれるからです。
例えば、不特定多数を相手とするサービスであり、個人的な関係性がない場合には、不貞に該当しにくいと考えられることがあります。
一方で、特定の相手と継続的に関係を持ったり、恋愛関係に近い状態になったりしている場合には、問題視される可能性もあります。
このように、風俗通いについても、形式だけでなく実態を見て判断される点に注意が必要です。
不貞行為が行われたかどうかについては、証拠から判断されるのが通常です。
不貞行為は多くの場合、第三者の目が届かない密室で行われるため、行為そのものを直接証明することが難しいからです。
裁判では、不貞の有無が争いになった場合には、当日の行動ややり取りなどの周辺事情から不貞があったかを判断することになります。
例えば、不貞をした証拠とされやすいケースとしては、以下の4つがあります。
それでは、順番に見ていきましょう。
既婚者とラブホテルに一緒に入った事実が確認できる場合は、不貞の証拠として評価されやすいと考えられます。
ラブホテルは性交渉を目的とする施設であり、他の目的が想定しにくいからです。
不貞行為そのものを直接示す証拠がなくても、場所の性質から肉体関係があったと推認されやすい点が重視されます。
「何もしていない」と説明しても、客観的な状況と合わない場合があります。
例えば、二人で入退室する様子が確認できたり、一定時間以上滞在していたりするケースでは、不貞を裏付ける間接証拠として扱われやすくなります。
メールやLINEの内容が、性交渉を前提とした具体的な表現になっている場合も、不貞の証拠として評価されやすくなります。
密室での行為を直接確認できない以上、事前や事後のやり取りが重要な判断材料になるからです。
とくに、日時や場所を特定する内容や、行為を前提とした表現が含まれている場合には、証拠価値が高まります。
抽象的な好意表現とは区別されます。
例えば、「次は泊まりで会おう」「昨日の続きがしたい」といったやり取りが継続しているケースでは、不貞を強く推認させる事情として扱われることがあります。
既婚者が配偶者以外の人と宿泊を伴う外泊をしていた場合も、不貞の証拠とされやすくなります。
夜間から翌朝にかけて同じ場所で過ごしていること自体が、密室での行為を推認させるからです。
とくに、宿泊先がホテルや相手方の自宅である場合には、評価が高まりやすくなります。
短時間の滞在とは異なります。
例えば、終電後に相手方の自宅に泊まったり、旅行先で同じ宿に宿泊したりするケースでは、不貞を裏付ける状況証拠となることがあります。
既婚者が特定の相手の自宅を頻繁に訪問している場合も、不貞を疑わせる事情として評価されることがあります。
自宅は外部から行為の内容が確認できない、典型的な密室だからです。
一度の訪問だけでは決定的にならなくても、回数や滞在時間、訪問の時間帯などが重なると、判断が変わることがあります。継続性が重要になります。
例えば、深夜帯に何度も相手方の自宅を訪れていたケースでは、不貞があったと推認されることがあります。
配偶者の行動を見て「不倫ではないか」と感じた場合は、感情的に動くのではなく、落ち着いて段階的に対応していきましょう。
早合点した行動は関係を悪化させたり、後の話し合いで不利になったりすることがあるからです。
例えば、配偶者の行為が不倫ではないかと感じた場合の対処法としては、以下のとおりです。
それでは、順番に見ていきましょう。
配偶者の行為が不倫ではないかと感じたときは、事実と自分の感情を切り分けて整理しましょう。
「怪しい」「裏切られた気がする」といった感情と、「いつ・どこで・何をしていたのか」という事実は、別々に考える必要があります。
例えば、帰宅時間が遅くなったり、スマートフォンを気にする様子が増えたりした場合でも、それだけで不貞とは限りません。
まずは、何が事実で、何が自分の推測なのかを書き出して整理すると、状況を客観的に見やすくなります。
次に重要なのは、配偶者の行動を冷静に確認することです。
無理に証拠を集めるというより、日常の行動を落ち着いて把握するといいでしょう。
行動の変化が一時的なものか、継続的なものかを見極めるのがポイントです。
一度の出来事だけで結論を出すのは避けた方がよいでしょう。
例えば、外出が増えたり、連絡が取りにくくなったりする状態が続いているかどうかを、時間をかけて確認することが考えられます。
この段階では、決めつけずによく観察をします。
不安が高まると、すぐに配偶者を問い詰めたくなるかもしれません。
しかし、十分な整理ができていない段階で問い詰めるのは注意が必要です。
感情的な言い方をすると、相手が警戒したり、事実を隠そうとしたりする可能性があります。
また、後から話し合いをする際に、不利になることもあります。
例えば、「不倫しているでしょう」と決めつけて聞くのではなく、生活の変化について確認する形で話す方が、冷静な対話につながります。
問い詰める前に、何を知りたいのか、どうしたいのかを自分の中で整理しておきましょう。
不倫かどうかの判断や、今後の対応に迷った場合は、早めに専門家へ相談することも選択肢の一つです。
第三者の視点を入れることで、感情に偏らない判断がしやすくなります。
とくに、証拠の考え方や、今後取り得る選択肢については、一般の方には分かりにくい部分があります。
例えば、「この行動は不貞に当たるのか」「今は何をすべきか」といった疑問を整理して相談することで、適切な行動をとりやすくなります。
自分の行為について「不倫ではないか」と心配になった場合、不倫に当たらなければ問題ないと考えるべきではありません。
法律上は不貞に当たらなくても、配偶者の信頼を大きく損ねたり、後々深刻なトラブルに発展したりすることもあります。
具体的には、自分の行為が不倫ではないか心配な場合の対処法としては、以下のとおりです。
それでは、順番に見ていきましょう。
自分の行為が不貞に当たらないと分かっても、それだけで問題がないと考えるのは注意が必要です。
法律は最低限の基準を示すものであり、夫婦関係の信頼まで判断してくれるわけではありません。
例えば、「肉体関係はないから大丈夫」と考えて行動を続けた結果、配偶者の不信感が強まることもあります。
そのため、不倫に当たるかどうかだけでなく、関係への影響も含めて考える姿勢が対処法として重要です。
対処の際には、自分の意図よりも、相手がどう受け止めるかを意識することが欠かせません。
「やましい気持ちはなかった」という説明と、相手の感じ方は一致しないことがあるからです。
例えば、秘密にしていた行動が後から知られると、それだけで不信を招くことがあります。
相手の立場に立って考えることで、トラブルを防ぐことができます。
自分の行為を見直す際は、配偶者に正直に説明できる行動かどうかを基準にしましょう。
説明しにくい行動は、それ自体がトラブルの原因になりやすいからです。
例えば、知られたくない行動が増えている場合は、線を引き直す必要があるでしょう。
不倫に当たるか以前に、説明できる範囲に行動を整えるべきです。
不安を感じた時点で、自分の行動にやましい点があるということですので、誠実な対応を心掛けるようにしましょう。
例えば、誤解を招きそうな関係であれば一線を引いたり、必要に応じて状況を共有したりすることが考えられます。
もし、あなたが不貞に当たるのかどうか不安に感じているのであれば、誠実に対応していくことで、不安な気持ちもなくなります。
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以上のとおり、今回は、不倫はどこからかを説明したうえで、意味や定義と不貞や浮気との違いを解説しました。
この記事の内容を簡単にまとめると以下のとおりです。

まとめ
・不倫とは、既婚者が配偶者以外の人と交際関係になることを指す言葉です。
・不貞と不倫の違うは肉体関係の有無であり、不倫と浮気の違いは既婚者かどうかです。
・違法な不倫に該当するケースと該当しにくいケースを整理すると以下のとおりです。

・不貞をした証拠とされやすいケースとしては、以下の4つがあります。
ケース1:ラブホテルに一緒に入った
ケース2:性交渉を前提とするメールやLINEを送った
ケース3:宿泊を伴う外泊をした
ケース4:頻繁に相手方の自宅に訪問する
・配偶者の行為が不倫ではないかと感じた場合の対処法としては、以下のとおりです。
対処法1:まずは事実と感情を分けて整理する
対処法2:配偶者の行動を冷静に確認する
対処法3:直接問い詰める前に注意する
対処法4:専門家への相談を検討する
・自分の行為が不倫ではないか心配な場合の対処法としては、以下のとおりです。
対処法1:法律だけで線引きしない意識を持つ
対処法2:相手の受け止め方を考える
対処法3:説明できる行動かを基準に見直す
対処法4:誠実な対応を心掛ける
この記事がどこから不倫になるのか知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
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籾山善臣
リバティ・ベル法律事務所
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