2025年5月2日
法律一般
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2025/12/07
法律相談


弁護士への手紙の書き方が分からずに悩んでいませんか?
あまり日常生活で弁護士に手紙を書く機会もありませんから、どのように書けばいいのか分からないですよね。
弁護士への手紙の書き方については、とくに特別なことはなく、目的に応じて記載するようにしましょう。
宛名は「●●法律事務所 弁護士●●●●先生」とすることが多いです。
書き出しは、お礼の手紙では時候の挨拶などを入れることもありますが、それ以外であれば端的に要件を記載していいでしょう。
なぜ弁護士へ手紙を出すのかにより、書き方は異なってきますので、目的に応じて例文を抑えておさえておくといいでしょう。
弁護士への手紙を書く際のポイントは、丁寧な言葉遣いをしたうえで、簡潔に記載することです。
実際のところ、弁護士としてお礼の手紙などをもらうことも多いですが、正直、形式面などは気にしません。
単純にお礼の手紙を書いていただくことができたということが、とても嬉しいです。その人の言葉で感謝の気持ちを書いていただいていると、本当に喜んでくれているのだなと感じることができます。
とはいえ、どのように手紙を書くか悩んでいる方も多いでしょうから、この記事をとおして、弁護士への手紙について分かりやすくお伝えしていくことができれば幸いです。
今回は、弁護士への手紙の書き方を説明したうえで、書き出しや例文3つと簡単なポイントを解説していきます。
具体的には、以下の流れで説明していきます。

この記事を読めば、弁護士への手紙の書き方がよくわかるはずです。
目次
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弁護士への手紙の書き方について、とくに決まった書き方はありません。
手紙を出す目的に応じて、書き方も異なってきます。
形式にこだわりすぎると、書く側が緊張してしまったり、必要な情報を書けなかったりすることがあります。
難しい言葉を使う必要はなく、普段の言葉に近い表現でも問題ありません。内容を整理して書く意識があるだけで、手紙は読みやすくなります。
細かな作法を気にしすぎなくても、必要な情報や気持ちはしっかり伝わります。
まずは、自分の伝えたいことを落ち着いて整理して書けば大丈夫です。
弁護士への手紙の宛名は、「●●法律事務所 弁護士●●●●先生」と書くのが一般的です。
これはどの目的で手紙を出す場合でも共通している部分ですので、とくに悩む必要はありません。
弁護士への手紙の書き出しについては、手紙を出す目的に応じて変わってきます。
例えば、お礼の手紙を出す場合であれば、「拝啓 (時候の挨拶)」などから、書きだす方が多いです。
次に、弁護士への依頼の手紙であれば、「先日の法律相談ではお世話になりました。」などから、書き出す方と弁護士にも伝わりやすいでしょう。
最後に、相手方代理人への手紙であれば、「冠省 ●●の件について、以下のとおりご連絡いたします。」などから書き出します。
弁護士への宛名については、以下の記事で詳しく解説しています。
弁護士への手紙を書くときは、目的に合わせた文章の流れを知っておくと、安心して書けるようになります。
相談したい内容なのか、お礼を伝えたいのか、相手側の弁護士へ伝える用件なのかで、必要となる情報が異なるためです。
目的ごとの形を知っていると、伝えるべきことを整理しやすくなり、読み手にも分かりやすく届きます。
例えば、弁護士への手紙の例文として、代表的なものを3つ挙げると以下のとおりです。
それでは、これらの例文について順番に見ていきましょう。

弁護士へのお礼の手紙|例文

弁護士へのお礼の手紙を書くときは、感謝の気持ちを素直にまとめることが大切です。
弁護士は、依頼者が置かれていた状況や気持ちを理解しているため、形式よりも気持ちが伝わる文章の方が自然に受け取れるからです。
必要以上に堅苦しい表現にこだわってしまうと、文章が重くなってしまったり、自分の言いたいことが伝わりにくくなってしまったりすることがあります。
例えば、相談中に支えてもらえた点や、安心できた場面に触れながら気持ちを伝えるケースがあります。
長い文章を書く必要はなく、落ち着いて感謝を示すだけで十分読み手に届きます。
とくに、依頼が無事に終わったタイミングでは、一区切りついた気持ちを自然な言葉で書くと、より温かい印象になります。
このように、お礼の手紙では、相手に敬意を示しつつ、自分の言葉で気持ちを整理して書くといいでしょう。

弁護士への依頼の手紙|例文

弁護士へ依頼の手紙を書くときは、相談後に依頼したい気持ちを落ち着いて伝えることが大切です。
相談した後で気持ちが整理され、依頼の必要性が明確になることはよくあるため、簡潔に意向を伝えれば十分だからです。
例えば、「相談後に考え直した結果、正式にお願いしたいと思いました。」と伝えたり、「必要な資料があれば教えてください。」とお願いしたりする方法があります。
このように、依頼の手紙では、相談のお礼と依頼の意思を簡潔に示すことが重要です。
気持ちを整理して短くまとめるだけで、弁護士にも意向が伝わりやすくなります。
ただし、依頼の際には、手紙より、メールなどで伝えた方がスムーズなことが多いです。

相手方弁護士への手紙|例文

相手方の弁護士へ手紙を書くときは、丁寧な挨拶などは不要であり、用件のみを端的に記載するといいでしょう。
相手方の弁護士も、あくまでも対立当事者の代理人に過ぎませんので、事務的な対応となることが多いです。
感情的な表現なども避けた方が良いでしょう。
弁護士への手紙をより伝わりやすくするためには、ポイントがあります。
どのような内容の手紙であっても、基本的なポイントを知っておくと落ち着いて書けるようになります。
例えば、弁護士への手紙のポイントとしては以下の3つがあります。
それでは、これらのポイントについて順番に見ていきましょう。
弁護士への手紙では、落ち着いた丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。
丁寧な表現といっても、難しい言い回しを使う必要はありません。
例えば、「お世話になっております」「ありがとうございます」など、普段使われる言葉を丁寧に整えるだけでも十分です。
無理に堅苦しい文章にしようとすると、かえって読みにくくなったり、自分の言いたいことが伝わりにくくなったりするおそれがあります。
このように、特別な表現を使わなくても、丁寧な姿勢が伝わる言葉遣いを意識すれば問題ありません。
自然な敬意をもって書くことが、読み手にとって最も分かりやすい形になります。
弁護士への手紙では、伝える内容を簡潔にまとめることが重要です。
長すぎる文章よりも、要点がまとまった文章の方が理解しやすいからです。
状況を細かく説明しようとするあまり、同じ内容を繰り返してしまったり、話が前後してしまったりすることがあります。
簡潔に書くことで、読み手にも負担をかけずにスムーズに伝えることができます。
弁護士への手紙を書く際は、手紙の目的を明確に意識することが大切です。
目的がはっきりしていると、必要な情報が自然と絞られ、分かりやすい文章に仕上がるからです。
例えば、お礼を伝える手紙であれば感謝の気持ちを中心に書いたり、依頼の手紙であれば委任したい旨を明確に示したり、相手方弁護士への連絡であれば用件を端的に書いたりする方法があります。
自分が何を伝えたいのかを最初に確認し、その目的に沿って文章を組み立てることが重要です。
弁護士への手紙についてよくある疑問としては、以下の5つがあります。
それでは、これらの疑問を順番に解消していきましょう。
A.弁護士に書類を送るときは、簡単な添え状をつけておくと分かりやすくなります。
弁護士は複数の案件を同時に扱うことが多く、どの書類が何の目的で送られてきたのかを確認しやすいからです。
添え状といっても、長い文章にする必要はありません。
例えば、「ご依頼いただいた書類を送付いたします」「ご確認のほどよろしくお願いいたします」といった一言を添えるだけで十分です。
このように、添え状は必須ではありませんが、つけておくと相手にとって親切な連絡となります。
迷ったときは、短くまとめた添え状を同封することをおすすめします。
A.弁護士へ書類を送るときは、白色の長形3号や角形2号、レターパックなど、一般的なビジネス封筒を使えば問題ありません。
特別な封筒を用意する必要はなく、清潔な印象のものを使用すれば十分だからです。
書類を折らずに送りたい場合は角形封筒が向いていますし、数枚程度であれば長形封筒を使うケースもあります。
資料も送りたい場合や配達されたか追跡したいような場合にはレターパックを使うこともあります。
差出人欄には自分の住所と氏名を記載し、宛名には「〇〇法律事務所 弁護士〇〇〇〇先生」と書くだけで十分です。
シンプルな封筒でも丁寧に記載することで、失礼のない郵送ができます。
A.弁護士への手紙は、A4サイズでも便箋サイズでも問題ありません。
どのサイズであっても、内容が読みやすいことが何より大切だからです。
便箋に手書きで書く方もいれば、ワープロでA4用紙にまとめる方もいます。
どちらでも読み手にとって不便はなく、自分が書きやすい方法を選べば十分です。
形式よりも、内容が整理されていることが重視されます。
迷ったときは、手元にある書きやすい用紙を使って問題ありません。
ただし、相手方弁護士へ送る手紙については、交渉経緯として証拠に残ることもあるため、A4の書類で送っておいた方が穏当でしょう。
A.手紙の折り方については、特別な決まりはありません。
長形封筒を使う場合は三つ折りにすることが多く、角形封筒を使う場合は折らずに入れるケースがあります。
どちらも一般的な方法であり、気にしすぎる必要はありません。
大切なのは、手紙が読みにくくならないよう丁寧に折ることです。
必要な情報がしっかり伝われば、折り方は自由で問題ありません。
A.弁護士への手紙については、お礼の手紙は手書のものが多くなっています。
もっとも、印刷したものでも、お礼の気持ちが伝われば手書きにこだわる必要はないでしょう。
相手方弁護士への手紙は、気持ちを伝えるような目的で送るわけではなく、読みやすさを重視し、手書きではなく印刷したもので送ることが多いでしょう。
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以上のとおり、今回は、弁護士への手紙の書き方を説明したうえで、書き出しや例文3つと簡単なポイントを解説しました。
この記事の内容を簡単にまとめると以下のとおりです。

まとめ
・弁護士への手紙の書き方について、とくに決まった書き方はありません。
・弁護士への手紙の宛名は、「●●法律事務所 弁護士●●●●先生」と書くのが一般的です。弁護士への手紙の書き出しについては、手紙を出す目的に応じて変わってきます。
・弁護士への手紙の例文として、代表的なものを3つ挙げると以下のとおりです。
例文1:弁護士へのお礼の手紙
例文2:弁護士への依頼の手紙
例文3:相手の弁護士への手紙
・弁護士への手紙のポイントとしては以下の3つがあります。
ポイント1:丁寧な言葉遣い
ポイント2:簡潔な内容
ポイント3:手紙の目的を意識する
この記事が弁護士への手紙の書き方が分からずに悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。
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