インタビュー|若井亮弁護士 弁護士法人若井綜合法律事務所

「後悔しないよう、最善を尽くす」
―声を上げられない人のために動く若井亮弁護士―
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文学部卒業後、人材紹介会社での営業、司法試験への挑戦、事務所勤務を経て、登録1年で独立した若井亮弁護士。話しにくい問題も先入観を持たずに耳を傾け、「後悔しないよう最善を尽くす」ことを大切にしています。本インタビューでは、日々の歩み、不当要求や緊急案件への対応、相談姿勢について、お話をお伺いしました。

「自分の名前で勝負したい」―営業職から弁護士へ

——まず、これまでのご経歴と、現在の事務所で担っている役割を教えてください。

大学は文学部を卒業しました。法律とは異なる分野からのスタートです。卒業後は、大手の人材紹介会社に入り、企業側の営業を担当しました。その後、旧司法試験の勉強を始め、途中で法科大学院へ方向転換し、慶應義塾大学法科大学院を修了して弁護士になりました。
現在は代表弁護士として、事件処理にも携わりながら、事務所の経営やマネジメントもしています。

——人材紹介会社では、具体的にどのような仕事をしていたのでしょうか。

企業の中途採用ニーズを聞き取り、自社のデータベースに登録されている転職希望者と結びつける仕事です。企業側の担当者として、どのような人材を求めているのかを確認し、社内でマッチングにつなげていました。

——営業職での経験は、現在の弁護士業務に生きていますか。

当時は2001年頃で、今のように営業代行会社へ任せたり、メールを一斉に送ったりする時代ではありませんでした。新規営業はひたすら電話です。その経験があるので、今でも電話対応に抵抗がありません。

——会社員時代に「この仕事は自分でなくてもできるのではないか」と感じたそうですね。

入社して現場に出てから、比較的早い段階でそう感じました。会社の名前は知られており、仕組みも完成しています。営業で案件を取っても、社内のデータベースでマッチングが進むので、自分は案件を右から左へ動かすオペレーターのように感じることがありました。
もちろん会社の仕組みとしては優れているのですが、私はもっと自分自身を前に出し、自分の名前で勝負できる仕事がしたいと思うようになりました。

——司法試験に合格するまで、最も苦しかったことは何ですか。

一番は、お金がなかったことです。十分に貯金をしてから退職したわけではなく、かなり見切り発車でした。アルバイトをしたり、借り入れをしたりしながら勉強を続け、その間に子どもも生まれました。当時の司法試験は年に一度ですから、落ちれば次は一年後です。「来年まで、どうやって生活するのか」という不安は常にありました。
それでも続けられたのは、純粋に勉強が楽しかったからです。私は付属高校から大学へ進み、長い間ほとんど受験勉強をしてきませんでした。初めて本気で法律を学び、知識がつながっていく感覚が新鮮でした。

——司法試験の勉強中にボクシングを始め、プロテストにも挑戦したのはなぜですか。

もともと格闘技が好きで、16歳頃にボクシングジムへ行ったことがあります。ただ、未成年だったので親の承諾が必要で、父から「頭を打たれるから危ない」と反対され、始められませんでした。それがずっと心残りでした。
司法試験の勉強ばかりで体力も落ちていたので、できなかったことにもう一度挑戦しようと思いました。練習中は無心になれますし、若い練習生からも刺激を受けました。相手と戦うだけでなく、自分との戦いを続ける感覚は、今の仕事にもつながっていると思います。

不安しかなかった独立と、社会から見えにくいトラブル
不安しかなかった独立と、社会から見えにくいトラブル

——弁護士になった当初、大規模な法律事務所へ入所したことで、何を学びましたか。

弁護士業務の基本を全般的に学べたことが大きかったです。事件の進め方や書面の作り方など、基礎となる部分を身につけることができました。
もう一つ印象に残っているのが、集客に非常に力を入れていたことです。メディアを積極的に活用し、相談につながる仕組みをつくっていました。「弁護士になれば自然に相談が来る」ということではなく、困っている方に見つけてもらう努力が必要なのだと学びました。

——弁護士登録から約1年で独立したのは、なぜでしょうか。

根本には、会社員時代と同じ思いがありました。大きな組織の中では、私でなくてもできる仕事が多くあります。せっかく独立できる資格を取ったのだから、自分の名前で勝負したいと思いました。
ただ、実際の独立は不安しかありませんでした。手元のお金はわずかで、子どももいました。弁護士経験は約1年、知名度もなく、会議室も事務職員もいません。シェアオフィスの一角から、本当に一人で始めました。

——ほかの弁護士があまり扱わない案件を受け始めたのは、経営上の戦略だったのでしょうか。

開業直後は、まず仕事を軌道に乗せなければならなかったので、戦略的な面が大きかったです。ほかの弁護士が積極的に扱っていない分野にも目を向けました。
ところが、実際に事件を扱うと、新宿を中心に、ホストや性風俗店をめぐるトラブルなど、社会から見えにくい場所で深刻な争いが数多く起きていることを知りました。弁護士へ相談すると警察へ行くように言われ、警察へ行くと弁護士へ相談するように言われ、長く放置されている方もいました。その間に事態が悪化していく様子を見て、衝撃を受けました。

——取り扱ってきた事件の中には、弁護士への相談をためらってしまう方も多いのでしょうか。

多いと思います。トラブルの内容を恥ずかしいと感じていたり、「自分にも落ち度がある」「弁護士に話したら怒られるのではないか」と心配していたりして、誰にも相談できずに抱え込んでしまう方がいます。
相談が遅れると、相手とのやり取りを重ねる中で、お金を支払ったり、不利な約束をしたりして、問題がさらに深刻になることがあります。そうなる前に、「こんなことを話しても大丈夫だ」と安心して相談していただける入口をつくりたいと思っています。

先入観を持たず、まずは話を遮らずに聞く
先入観を持たず、まずは話を遮らずに聞く

——ご相談者様が後ろめたさを抱えている問題について、先入観を持たずに話を聞くために意識していることはありますか。

最初は、できるだけ話を遮らずに全部聞くようにしています。弁護士が早い段階から質問をすると、弁護士自身の先入観に沿って話を誘導してしまうことがあります。効率よく事件を進めるために質問は必要ですが、最初から効率を優先すると、ご相談者様が本当に苦しんでいる事実や、望んでいることを見落としかねません。
まず自由に話してもらい、その後で必要な事実や証拠を確認する。順番を大切にしています。

——緊急性の高い相談では、最初に何を確認しますか。

まず「どうしたいのか」を確認します。請求を止めたいのか、相手との連絡を断ちたいのか、今日中にその場から離れたいのか。ご要望が分からなければ、取るべき方法も決まりません。
そのうえで、ご要望を実現するために必要な事実、法的な根拠、証拠があるかを確認していきます。法律の分析から始めるのではなく、最初に目的地を共有するようにしています。

——若井先生が考える「不当要求」とは、どのようなものですか。

根拠のない請求や、根拠があっても著しく過大な請求です。それを暴力、脅し、執拗な連絡などによって実現しようとする場合も、不当要求に当たります。
ご相談者様にも一定の落ち度があるからといって、相手の言い値をすべて受け入れなければならないわけではありません。何らかの義務があるのか、あるとしてどの範囲なのかを切り分け、応じる必要のない部分は明確に断ちます。

——弁護士へ相談する前に、してはいけないことはありますか。

怖くなってその場で約束をしたり、書面に署名したり、証拠を消したりしないでください。相手から送られてきたメッセージや録音、支払いの記録などは、そのまま残しておいてほしいです。
内容が恥ずかしいと感じても、消さずに全部持ってきてください。事実が分からなければ、守るための方法も考えにくくなります。

——証拠が乏しい事案では、どのように突破口を探しますか。

早い段階で相談していただければ、これから証拠を残す方法を一緒に考えられます。相手とのやり取りを録音する、メッセージで確認を取る、支払いの経緯を記録するなどです。
事案によっては、安全性と適法性を確認したうえで、相手との接点を維持しながら証拠を集めることもあります。すでにすべて終わった後より、「おかしいかもしれない」と感じた段階のほうが、できることは多くあります。

不当要求には、強い言葉よりも冷静な遮断で向き合う
不当要求には、強い言葉よりも冷静な遮断で向き合う

——相手方へ強い警告を出す場面と、刺激を避ける場面はどのように見極めますか。

私の場合、基本的には相手を刺激しない方針です。弁護士になったばかりの頃は、感情的になって強い言葉を返したこともありました。しかし、強く言えば、その分だけ強い反発が返ってくることが多く、解決につながった経験はほとんどありません。
今は、テープレコーダーのように、こちらの立場を冷静に繰り返します。相手に取り付く隙を与えず、必要のないやり取りを遮断する。そのほうが、結果として効くことが多いと感じています。

——反社会的勢力や、理屈が通じにくい相手とも話し合いは成立するのでしょうか。

法律の理屈だけで話がかみ合うことは、ほとんどありません。こちらは法的な理屈を伝え、相手は相手の世界の理屈を話します。双方の理屈が交わらないまま進むこともあります。
それでも、こちらが相手のフィールドへ出ないことには意味があります。「その要求には応じない」「本人には連絡しないでほしい」と一貫して伝え、接触を遮断します。弁護士が間に入ることで距離が生まれ、相手が冷静になったり、身を引いたりすることもあります。

——ストーカーやリベンジポルノでは、警告が相手を刺激するおそれもあります。どのように対応しますか。

原則として、ご依頼者様への連絡を止め、相手の要求には応じない形をつくります。ただ、一方的に通知を送りつけるだけでは、かえって相手が感情的になることがあります。
そのため、可能な範囲で一度は相手の話を聞きます。相手の主張を認めるわけではありません。「あなたはそう考えているのですね」と受け止めるだけでも、何も伝わらないという焦りが弱まり、態度が変わることがあります。安全を優先しながら、必要なガス抜きをする感覚です。

警察・探偵・現場対応―法律論だけで動かない状況を動かす

——警察に相談しても「民事の問題です」と言われた場合、弁護士には何ができますか。

事実と証拠を、警察が判断しやすい形にまとめることができます。ご本人は混乱し、出来事を時系列で説明できないこともあります。警察が案件を把握しやすいように、何が起き、どの証拠があり、何を求めているのかをまとめます。
必要に応じて同行することもありますが、弁護士が来ることを警察が歓迎するとは限りません。監視されているように感じたり、無理な要求をされるのではないかと警戒されたりすることもあります。そのため、前面に出るより、資料作成や説明の準備など、後方支援に回るほうがよい場合もあります。

——暴力的な相手が関わる事件では、ご依頼者様の安全をどのように確保しますか。

警察の組織犯罪対策部門などと連携できる場合は、できる限り連携します。ただ、警察も24時間365日、個人のそばで守ってくれるボディーガードではありません。
弁護士や警察ができる支援には限界があることも率直に伝えます。そのうえで、相手と接触しない、行動パターンを変える、家族や周囲と情報を共有するなど、ご本人にも危機意識を持っていただきます。

——夜間に現場へ直接出向くのは、どのような場合ですか。

電話で助言しても、ご本人だけではその場を切り上げられず、「怖くて帰れない」「今すぐ来てほしい」と言われる場合です。以前は、歌舞伎町の交番から連絡を受け、そのまま対応したこともありました。
現場では口頭のやり取りが速いので、録音や録画の準備をします。後から言った、言わないにならないように、証拠を残しながら進めることが欠かせません。

——法律論だけでは動かなかった状況を、発想や行動で動かした経験はありますか。

女性を狙った詐欺事件で、探偵や警察と連携したことがあります。安全性や適法性を確認しながら、女性の探偵に被害者役となってもらい、相手との接点をつくりました。相手を呼び出す日を警察とも共有し、現場で対応してもらい、最終的には被害金の回収につながりました。
弁護士だけで解決できない事件では、誰と連携すれば状況を動かせるかを考えます。法律の知識だけでなく、証拠をつくる発想と、実際に動く力の両方が必要だと思います。

——若井先生にとって、本当の「解決」とは何でしょうか。

金銭を回収したり、請求額をゼロにしたりすることだけが解決ではありません。私が扱う男女トラブルなどでは、「お金を払ってでも今日、明日に終わらせたい」という方もいます。
弁護士から見れば、支払わずに争う方法があったとしても、ご本人が最優先しているのは、苦しい状態を終わらせることかもしれません。ご依頼者様が何をもって前へ進めるのかを確認し、その希望に合う終わり方をつくることが解決だと考えています。

幅広いトラブルに、立場ごとの最適な解決を

——性風俗店をめぐるトラブルでは、現在、利用客側の相談に限っているそうですね。

現在は、利用客側のご相談に限っています。過去には店舗側の案件を扱ったこともありますが、同じ分野で双方の立場を受けると、利益相反の問題が生じやすくなります。
利用客側の事件を多く扱う中で、どこに問題が起きやすいのか、どのような証拠を残すべきかという知見も蓄積しました。知られたくない事情につけ込まれ、過大な請求を受けている方を支えることに力を入れたいと考えています。

——マッチングアプリやSNSのトラブルで、相手の本名や住所が分からない場合はどうしますか。

身元が分からない段階では、弁護士が直接介入しても、通知の送り先がなく、できることが限られます。そのため、相談の中で、相手の身元につながる情報をどのように確認し、どのやり取りを残すべきかを一緒に考えます。
最後まで身元が分からない場合でも、ご本人が希望されることはあります。その場合は、弁護士から連絡しても反応を得られない可能性など、限界とリスクを説明したうえで対応します。

——詐欺被害では、「詐欺かもしれない」と感じた段階と、被害後とで、弁護士にできることは変わりますか。

大きく変わります。「おかしいかもしれない」という段階であれば、相手との接点が残っているため、やり取りを続けながら証拠を集めたり、相手を特定する手がかりを得たりできる可能性があります。
被害後に時間がたつと、特に常習的な詐欺をする相手は連絡先を変え、所在を隠してしまいます。早い段階ほど選択肢が多いので、確信がなくても相談してほしいと思います。

——家族間の脅迫や金銭要求では、法的な対応と将来の関係をどのように両立させますか。

金銭を支払う義務があるのか、あるとしてどの範囲なのかを確認し、不当な要求や直接の連絡は弁護士が遮断します。ただ、家族の場合は、事件が終わっても関係が完全に切れないことがあります。
将来の関係改善まで弁護士が一人で担おうとすると、ご依頼者様を守る役割と、相手方へ配慮する役割がぶつかります。そこで、必要に応じてカウンセラーに協力を依頼し、相手方の自立や感情面の支援を別の立場から担ってもらうことがあります。役割を分けることで、法的な防御と将来の関係を両立させます。

——被害者側を守る一方で、刑事事件では被疑者・被告人の弁護もされます。立場が変わると、向き合い方も変わりますか。

私の中では、基本的に変わりません。その時に依頼してくださった方の立場に立ち、その方に必要な弁護を考えます。
被害者側の事件を多く扱っているからといって、刑事事件のご依頼者様を先入観で見ることはありません。どの立場であっても、まず話を聞き、事実とご本人の希望を確認するところから始めます。

一人で抱え込ませない、事務所の体制と相談へのこだわり

——現在の事務所の体制と、チームで対応する強みを教えてください。

現在は二つの拠点があり、それぞれに現場責任者を置いています。複数の弁護士が情報や経験を共有しながら、チームで事件に対応しています。
一人の弁護士が経験できる事件には限界があります。ほかの弁護士が過去に扱った事案や、交渉で得た知見を共有できることは大きな強みです。また、当事務所が扱う事件では、相手方から強い言葉を受け、担当弁護士が精神的に削られることもあります。仲間に相談し、ときには愚痴も言い、翌日に切り替えられることも、チームで働く意味だと思います。

——365日24時間、電話・メール・LINEで相談を受け付ける理由は何ですか。

思い立ったときに、すぐ相談してほしいからです。男女問題や夜のトラブルは、深夜に急に状況が動くことがあります。翌朝まで待つ間に支払いを約束したり、相手の要求を受け入れたりして、事態が悪化することもあります。
事務所では、問い合わせ内容を弁護士が共有できる仕組みにしています。緊急性が高く、自分が対応できると思った弁護士が手を挙げる形です。結果として、必要な事件へ早くつながる体制になっています。

——無料相談を受けた方には、相談を終える時点で、どのようなことを得て帰っていただきたいと考えていますか。

目指しているのは、無料相談の中で解決することです。相談だけで必要な答えが得られ、その後の依頼が不要になるなら、それが一番よいと思っています。
ご相談者様が最初に質問したことだけでなく、話しにくくて言葉にできていない不安や、本人も気づいていない希望が隠れていることがあります。そこまで見つけて、「相談してよかった」と思って帰ってもらえる相談にしたいです。

——相談中に一度は笑いが生まれるように意識しているそうですね。

できれば相談の冒頭で、少し緊張をほぐしたいと思っています。ただ、事件の内容によっては、最初から冗談を言える雰囲気ではありません。
もう一つのタイミングは、ご相談者様が準備してきた文章を読む状態から離れ、自分の言葉で話し始めたときです。表情や声が少し変わり、「今なら大丈夫そうだ」と感じたときに、軽い笑いを入れることがあります。笑わせること自体が目的ではなく、本音を話せる空気をつくるためです。

「義を見て為ざるは勇無きなり」―後悔しないよう最善を尽くす

——弁護士として最も大切にしている信念を教えてください。

後悔しないように、最善を尽くすことです。人間ですから、気持ちが沈んでいる日も、体調が悪い日もあります。「今日は面倒だ」と感じることもあります。
しかし、そのままにして後から「あれをやっておけばよかった」と思うのが一番つらい。どのような状況でも、その時点でできることをやり切るようにしています。

——好きな言葉として「義を見て為ざるは勇無きなり」を挙げています。どのような価値観と結びついていますか。

開業したばかりの頃は、生活のためにも売上をつくらなければならず、まずはお金をいただくことを強く意識していました。ただ、長く仕事を続ける中で、お金だけではないと思うようになりました。
自分の心が動く事件かどうかは大きいです。引き受けた以上は、できるときに、できることをやり切る。その姿勢が、この言葉につながっているのだと思います。

無心になる時間と、実際に見て確かめる姿勢

——現在もボクシングやトレーニングを続けていますか。

続けています。私はかなり朝型で、午前4時前に起きることがあります。24時間営業のジムへ行き、仕事前に一時間ほど体を動かします。
仕事では常に考え続けるので、何も考えずに体を動かす時間が必要です。帰宅後は、YouTubeでゲーム動画を見ながら、だらっと過ごすこともあります。

——海外放浪や貧乏旅行で、特に印象に残っている経験を教えてください。

1999年から2000年頃に行ったロシアは強烈でした。当時は街の状況が荒れていて、歩いているだけでお金を要求されたり、賄賂を求められたりし、落ち着いて旅行できない場面がありました。
一方、中東では、メディアから受けていた「怖い地域」という印象と、実際に会った人たちの姿が大きく違いました。紛争の危険は別として、現地の方は信仰を大切にする真面目な人たちで、人の温かさも感じました。情報だけで決めつけず、自分で見なければ分からないことがある。その経験は、ご相談者様の話を先入観なく聞く姿勢にもつながっています。

——現在、最もよく楽しんでいる趣味は何ですか。

散歩です。以前は一日三万歩、約二十キロ歩くこともあり、山手線を一周してみたこともあります。
歩いていると、頭の中が空っぽになります。ボクシングと同じで、無心になる時間が好きなのだと思います。

まだ相談できると知られていない方へ、弁護の手を広げたい
まだ相談できると知られていない方へ、弁護の手を広げたい

——今後、どのような方へ弁護の手を広げていきたいですか。

現在扱っている風俗店や男女関係のトラブルについて、社会的な立場が高い方や、経営者などにも相談の入口を広げたいと考えています。
そのような方は顧問弁護士がいても、私生活のトラブルを話しにくいことがあります。お金で早く終わらせようとして、かえって問題を深刻にしてしまうこともあります。普段の顧問弁護士とは別に、言いにくい問題だけを相談できる「セカンド顧問」のような立場で支援できればと思っています。

——最後に、「自分にも落ち度がある」「恥ずかしくて話せない」と相談をためらっている方へ、メッセージをお願いします。

心配しないでください。私は十年以上、さまざまなトラブルを見てきましたし、私自身も人間ですから、失敗したことがあります。あなただけではありません。
弁護士に怒られるのではないかと不安に思う必要もありません。まずは、消したり隠したりせず、そのままの状況を話してください。何をすれば終わらせられるのか、一緒に考えます。

インタビューを受けた弁護士

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若井亮弁護士

弁護士法人若井綜合法律事務所

24時間相談受付。風俗・男女トラブルに迅速対応
風俗トラブルや男女トラブル、それに伴う刑事事件まで一貫して対応。累計相談件数は男女トラブル約23,000件、風俗トラブル約8,000件。全国からの相談を24時間受け付け、迅速な対応を心がけています。

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