【男女トラブル】ギャラ飲みで性的な被害に遭った事案
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事案の概要
記憶のない中での被害と、証拠収集の難航
ギャラ飲みとして参加した会で、ゲームによる過度な飲酒を強いられ、歩行困難なほどの酩酊状態から記憶を失ってしまったAさん。目を覚ました際、参加者の男性Bさんから不本意な行為を受けていることに気づきましたが、身体を動かすことができず、そのまま再度意識を失いました。
Aさんは警察署へ出向いて事情を説明し、被害届を提出。しかし、事件から時間が経過していたこともあり、警察の捜査では入室時の防犯カメラ等の客観的な証拠収集が難航している状況でした。Bさん側にはすでに弁護人がついており、Aさん個人での対応は困難であるため、当事務所が交渉を引き取りました。
弁護士の対応
事件の見通しを注視し、最も有利なタイミングでの交渉を行う
当初、Aさんは強い憤りから非常に高額な示談金を希望されていました。しかし、相手方弁護人は「同意があった」と主張し、交渉は難航が予想されました。当事務所はAさんに対し、刑事手続きのゆくえが示談交渉に与えるリスクを慎重に説明しました。
① 刑事手続きの進捗を確認
事件が検察庁に送致された後、担当検事は「客観的証拠が乏しく、起訴(刑事裁判への移行)は難しいかもしれない」という心証を持っていることが判明しました。
② 方針の転換と適切な和解ラインの模索
もしこのまま「不起訴処分」が確定してしまうと、Bさん側が態度を変え、示談交渉の拒否や大幅な減額を求めてくる民事上のリスクが生じます。そこでAさんと協議を重ね、不起訴処分が出る前の「今が最も有利に交渉できるタイミング」であると判断し、早期示談への舵切りを行いました。
■ 解決結果:処分決定前の示談と金銭的賠償の確保
和解内容:不起訴処分が出る前に、適切な【示談金の支払い】で合意
実生活への影響:周囲に知られることなく、精神的負担を最小限に抑えて終件
改めて民事訴訟を起こす場合の証拠不足のリスクや、さらなる長期間の心理的負担を考慮し、現実的に最善の条件での示談が成立しました。
弁護士のコメント
性被害に遭われた場合、ショックや不安から警察への相談を躊躇してしまう方は非常に多いです。しかし、時間が経過すると防犯カメラ映像が消去されたり、記憶の風化が進み、証拠の収集が困難になってしまいます。速やかに警察へ相談することが、後の被害回復において極めて重要です。
また、相手方に弁護士がついた場合、彼らは刑事事件の処分見通し(起訴か不起訴か)を冷静に観察しながら交渉を進めてきます。証拠が十分でない局面だからこそ、こちらも法的な見通しを正確に見極め、どの段階で納得のいく示談を成立させるかという判断が必要になります。
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