田阪裕章弁護士
田阪法律事務所
| 弁護士 | 田阪裕章 |
|---|---|
| 弁護士登録番号 | 39088 |
| 所属弁護士会 | 大阪弁護士会 |
| 事務所 | 田阪法律事務所 |
| 住所 | 大阪府大阪市北区堂島1-1-5 関電不動産梅田新道ビル4階 |
| 最寄り駅 | 大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅 徒歩4分 京阪中之島線「大江橋」駅 徒歩3分 JR東西線「北新地」駅 徒歩7分 JR「大阪」駅 徒歩9分 |
| 対応エリア | 全国(全都道府県) |
| 初回相談料 | 初回相談料 11,000円(税込) / 90分まで 当事務所では、難易度の高い案件に対応できるよう、1回当たりの相談時間を90分までとさせていただいております。 電話相談・WEB相談は、相談料5,500円(税込)/30分の前払いとなります。 |
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- 相続・遺産トラブル
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相続問題について、弁護士に賢く相談するポイントとは
相続問題は、親族間の問題ではあるものの、どうしても紛糾しがちです。法律問題の専門家である弁護士に相談しながら進める場合、どのようなポイントに注意する必要があるのでしょうか。
相続問題を弁護士に相談するメリットとは
相続の問題はまず、戸籍の収集から始まります。戸籍の収集に慣れていない方は、どの範囲で戸籍を収集したらよいかが分からず、この段階で困り果てるという場合もあるでしょう。中でも、相続人が甥姪など多数に及ぶ場合などには、相続人を確定するまでにかなりの日数を要する場合もあり、代襲相続や数次相続をきちんと把握していかなければ、相続人を正しく確定できません。
次に、故人の財産がどのようなものであったのか、不動産の登記簿謄本、通帳、保険証券、有価証券の取引報告書、車検証、故人宛の郵便物など財産に関する資料を収集します。生前からある程度財産を把握できていたという場合には、財産に関する資料の収集もある程度スムーズに進むでしょう。しかしながら、長年音信不通であったような場合には、一から調べていかなければならず、大変に骨の折れる作業になりますし、そもそも何から調べていいのか分からないという場合もあるでしょう。
このような相続問題の入り口から、遺産分割、遺留分侵害額請求などの法的手続や、不動産売却を含めた遺産の処分に至るまで、弁護士であれば、調停・審判・訴訟にまで発展した場合の結果を見すえながら、適切な方針を打ち立てて、実際にそれを遂行することが可能です。自分で交渉してみて、毎回会うたびに喧嘩になってしまい、もうどうしようもなくなってしまってから相談に来られる方も多いのですが、実は、最初から弁護士に任せていた方がよかったということは、よくあることなのです。
弁護士に相談しない理由は世間体?
相続問題が発生しながらも、弁護士に相談されないケースというのがあります。弁護士に相談されないケースとしては、次のようなケースが多いように思われます。
身内のことを他人に晒すのが恥ずかしい
お金の要求がはしたない
大ごとになる
世間体が悪い
ここで重要なことは、身内の問題であっても、お金に関することはきっちりとしなければならない、ということです。いわゆる富裕層と言われる方々を見ていますと、身内の問題であるからといって、手続を人に任せっきりにしたり、お金の処理が大雑把になるということは、ほとんどありません。お金に関することをきっちりしておかなければ、何かの弾みで身内で紛争になってしまい、お金を失うとともに、親族間の信頼関係、ひいては社会的信用も損なわれ、トータルで考えると大きな損害になってしまいかねません。
遺産のつかい込みは、紛争のトリガー
日本は超高齢化社会を迎えていますが、平均寿命と健康寿命とには差があり、その間、誰しも、日常生活に制限のある「不健康な期間」を過ごさざるをえないという現実があります。
このとき、財産の管理はどのようにすればいいのでしょうか。多くの方は、同居している親族に、通帳、銀行印、キャッシュカードや実印の管理を委ねているようですが、管理を任された親族が、預貯金を使い込んだり、生命保険を無断で契約・解約したり、不動産を無断で売却したり、というような相談を受けるケースが非常に多くなっています。
相続問題が揉め始めるポイントとなるのは、不信感の芽生えなのですが、財産を管理している側と関与していない側、情報のある側とない側、親を介護している側と関与していない側、このように親族が分断してしまうと、遺産がどれくらいあるのか、遺産をつかい込んでいるのではないか、どんどん疑心暗鬼になってしまいます。
一旦疑い始めるとなかなか気持ちを収めることは難しいと思います。相続問題も情報戦ですので、できる限りの手段を尽くして遺産に関する情報を収集することになりますが、できるだけ経験の豊富な弁護士に情報収集を依頼することが重要です。
情報収集の結果、遺産のつかい込みが発覚した場合には、まずこの点を解決しなければ、残された遺産をどのように分配するのかという遺産分割の解決の目途が立たなくなってしまいます。
遺産のつかい込みは、情報収集の面でも、その後の、交渉・訴訟の局面でも様々な困難な局面があるのですが、相続問題に区切りを付けるという意味で、キチンと取り組む必要があると考えています。
―膨大な資料の調査・整理を得意とする田阪裕章弁護士の相続実務―

総務省や特定非営利活動法人での勤務を経て、現在は相続を中心に多くの案件を手がける田阪裕章弁護士。
高齢化社会の進展とともに増え続ける相続トラブルに対し、「初動のスピード」と「徹底した調査」を重視した実務対応を行ってきました。感情が絡みやすい相続問題を、いかに現実的、かつ、適切な解決へと向かわせるのか。
本インタビューでは、相続分野に注力する理由や具体的な手法、後悔しないための相談タイミングなどについてお話を伺いました。
――総務省や特定非営利活動法人でのキャリアが目を引きますが、弁護士を目指したきっかけを教えてください。
1990年代初頭のバブル崩壊に対応するため、「事前指導型から事後監視・紛争解決型」の社会への移行を目指して、規制緩和や「司法制度改革」が行われました。
私がいた総務省でも認可制から届出制への規制緩和がなされましたが、日本の社会全体で行政から司法への大きな流れがありましたので、その大きな流れに乗るべく一念発起して、総務省を辞職し、弁護士を目指すこととしました。

――数ある法律分野の中で、特に相続に力を入れているのはなぜでしょうか。
一番大きいのは、高齢化社会の急速な進展です。それに伴って、相続に関する問題やトラブルも急増しています。日本の社会全体でみたときに、高齢者層に富が偏在していることもその要因だと思われます。
相続は、誰にでも起こり得る問題である一方、感情的な対立が生じやすく、いったん揉めると長期化しやすい分野でもあります。そうした現実を目の当たりにする中で、相続分野にしっかり向き合う必要性を強く感じています。
――相続の相談では、法律の話以上に「気持ちの部分」で悩まれている方が多い印象があります。実際の相談現場では、どのような感情を抱えた方が多いのでしょうか。
典型的なところでは、親の気持ち子知らずとも言うように、兄弟間で不平等な取り扱いがなされた、といった不満を抱えている方は非常に多いのですが、法律を適用することによって、その不満を解消することは非常に困難です。
こじれてしまって本人同士の話し合いが全く進まなくなったような場合では、代理人が就任して適切な解決へと導くことによって、ストレス過多な交渉ごとから距離を置くことができますし、きちんとした結論が出ます。

――相続を多く扱ってきた弁護士として、ご自身の強みはどこにあるとお考えですか。
相続案件は非常に複雑なものが多く、まずはきちんと整理する必要があります。
最初に、戸籍を収集して、相続関係図を作成し、相続人を確定させます。ここにミスがあると、あとあと大変なことになりますので、正確な作業が要求されます。
次に、不動産登記簿謄本、預金通帳(取引履歴)、保険証券、有価証券報告書、車検証などの資料を収集して、遺産目録を作成し、遺産を確定させます。ここでは、預金口座などをどこまでの範囲で調べるのかが一つの重要な問題になります。
また、以前に医療関係訴訟を取り扱っていた経験があり、その経験を活かして、認知症などによる意思能力の有無が問題になるケース(遺言無効、養子縁組無効、使途不明金問題など)において、病院からカルテを取り寄せて、認知症などの進行状況を一覧表にまとめます。
これらの過程において、膨大な資料を収集して迅速的確に整理することで、事案ごとの最適な方針を立てることができるようになります。
このほか、不動産案件も多く扱っており、共有不動産の問題や、遺産分割後の不動産の売却まで含めた対応もワンストップで行っています。
――これまで多くの遺産相続案件を扱われてきた中で、「相続はここを押さえておかないと必ずこじれる」と感じる共通点はありますか。
まずは、どのような財産があるのか家族みんなで共有することが第一歩です。子供には財産を知られたくないという意見を聞くことがありますが、財産が分からなければ、家族のうちで相互に不信感が増大します。この点が、相続がもめる発火点になることが多いように思います。
次に、できるだけ早期に遺言書を作成し、家族みんなに意向をきちんと伝えておくことが非常に重要です。もめる事件の共通点として、「なんとかなるだろう」と思っていたので、特に何の準備もしなかったということがあります。相続には周到な準備が必要です。
そして、実際のところ、一番重要なことは、実は、円滑なコミュニケーションが可能な人間関係にあるのではないかと思います。

――遺産相続のご相談では、実際にどのような内容の相談が多いですか。
最初の入口のところで、財産が隠されているのではないか、あるいは使い込みを疑われているなど「使途不明金」で揉めているケースが多いです。そこから遺産分割や遺留分の問題へと発展していきます。
そのほか、遺言書の有効性や養子縁組の有効性が争点になるケースもあります。
また、遺産の中に共有不動産が含まれるケースは、長期化する典型的なケースになりますが、相談を受けることが多く、最初の方針の立て方が重要だと思います。
――遺産の使い込みや、財産の全体像が見えないケースなど、難しい相続問題ではどのような点を意識して対応されていますか。
まず、徹底的に調査すること、調査の結果得られた膨大な資料を迅速的確に整理すること、ここまでやってようやく、事案ごとの最適な方針を立てることができるようになります。相談に来られてすぐに、事件の見通しを聞かれることも多いのですが、事件の見通しが分かるようになるまである程度の期間を要する案件も多数あります。
――遺産相続について、どの段階で弁護士に相談するのが一番良いとお考えですか。
できるだけ早期に相談していただきたいと思います。極端な話、結婚して、マイホームを購入する、これから資産形成をはじめるというタイミングでも、将来の相続のことも考慮に入れていただきたいくらいです。
家族だから何とかなる、あるいは、相続税を節税したいから正直に言いにくい、など弁護士に相談せずに、自己判断で財産を移動、処分などされる方が多く、後々の紛争の種をあたり一面にばらまいてしまうケースもあります。
相続を意識した財産の移動、処分などについては、考慮しなければならない事項が多くあり、その中には一般の方にはなじみのないこともあります。
思い立ったら、すぐに相談していただくことが肝要かと思います。
――遺産相続で、もう少し早く相談していただきたかったと感じるのはどのような場合ですか。
よくあるのが、遺産分割協議書を作成することなく、相続人全員が金融機関に提出する書面に実印を押印し、相続人の代表者が預金を引き出してしまうケースです。相続人の代表者がちゃんとしてくれると思っていたのだろうと思いますが、一度引き出されたお金を、後から取り戻すのは簡単ではありません。
また、脳梗塞や認知症などによって判断能力を失った後、長期間にわたって親族が財産管理を行ってしまうと、結果として「使い込み」を疑われるケースも多いです。この場合、早めに成年後見人の申立てをしていれば、紛争になるのを防げたはずです。
――遺産相続で弁護士が入る最大のメリットは、どこにあるとお考えですか。
紛争が確実に終わるという点が最大のメリットです。
親族間でこじれてしまい、どうしていいか分からなくなってしまった状態を整理し、調停や訴訟などの法的手続きを通じて、適切に解決をします。紛争に一区切りをつけることによって、過去に囚われず、未来を展望することができるようになるのではないでしょうか。
――先生の事務所は、どのような方針で相続案件に向き合っていますか。
「初動のスピード」と「徹底した調査」を重視しています。
迅速な調査・整理を経て、早めに方針を立てることで、依頼者が長く悩み続ける状態を減らしたいと考えています。
方針を立てることができれば、その方針に沿って、法的手続きなどを進めていきます。

――お忙しい日々の中で、仕事と気持ちを切り替えるために意識していることはありますか。
現在、多数のご依頼をいただいておりますので、多忙になりがちで、土日・お盆・年末年始も仕事をしていることが多いのですが、息抜きのために、サッカーを観戦したり(J1リーグ・京都サンガF.C.のオフィシャルスポンサーに就任しました)、友人とテニスをしたり、茶道の稽古に行くなど、少しでも仕事以外の時間を作るように意識しています。
――最後に、このインタビューを見ている方へメッセージをお願いします。
現在、悩んでいることがあれば、一人で悩むことなく、弁護士に相談してください。自分であれこれ悩むのは本当にしんどいことです。
中には、丸ごと任せっきりにしたいという意向の方もいらっしゃいます。難しい交渉から解放されて、精神的に楽になることのメリットは絶大だと思います。




